ベルメゾン生活スタイル研究所「女性の生活意識アンケート調査(第14回)」結果を発表

千趣会

2018年12月5日

株式会社 千趣会

<数字でみる女性の生活意識2018>

現状の自分が幸せだと思っている女性は、

過去調査開始以来、最も低い結果に

(前年調査より3.5ポイント減少の63.5%)

来年の経済状況は今よりマシになると思わない女性も大幅増加

(前年調査より+12.7ポイント増加の61.4%)

節約志向も生活スタイルとして定着

株式会社千趣会(本社:大阪市 代表取締役社長:梶原健司 以下千趣会)が運営するベルメゾン生活スタイル研究所では、2012年6月から半年に1回、女性を対象にした生活意識アンケート調査を実施しています。この調査は、女性の幸せ感や、消費、節約意識について聞いた結果を時系列データとしてまとめたものです。2018年10月に実施した調査結果からは、幸せの実感が持ちにくい中、節約志向もごく普通の生活スタイルとして定着してきているなどの女性の暮らしぶりがうかがえます。

●調査は2018年10月26日~11月5日にインターネットで実施。30~50代女性1272名の回答結果を集計しました。

【調査結果サマリー】

 

(1)生活全般について       

【1】自分は幸せ・・・63.5%(前回比-3.5ポイント)    

【2】今、自分は心豊かな暮らしをしていると思う・・・49.2%(前年比-0.4ポイント)

現状の自分が幸せだと思っている女性は、「とてもそう思う」12.9%、「わりとそう思う」50.6%を合わせた63.5%。前回調査から3.5ポイント減少しました。

前々回の調査結果が、それまでで最も低いものでしたが、今回、それを更に下回る、過去調査開始以来、最も低い結果となりました。       

今、自分は心豊かな暮らしをしていると思っている女性は、「とてもそう思う」7.2%、「わりとそう思う」42.0%を合わせた49.2%。       

前回調査と比べると、0.4ポイント減少し、2016年10月調査から連続して減少傾向にあります。

(2)収入・お金について        

【1】世帯収入 「増えた」・・・24.1%(前回比-0.1ポイント)、「減った」30.4%(前回比+2.0ポイント)         

【2】夫の収入 「満足している」・・・28.8%(前回比-4.2ポイント)、「満足していない」42.8%(前回比+5.7ポイント)        

【3】自分の自分の収入 「満足している」・・・18.1%(前回比+0.5ポイント)、「満足していない」57.6%(前回比+4.7ポイント)       

3)景況感について

        

【1】景気の印象「良くなっている」・・・5.0%(前回比-1.7ポイント)、「悪くなっている」・・・25.5%(前回比+7.1ポイント)      

【2】日頃の生活の中で景気 「悪くなっている」・・・39.3%(前回比+9.4ポイント)、「悪くなっていない」・・・13.3%(前回比-4.5ポイント)     

今年の景気の印象については、前回調査より1.7ポイントと微減ながら、前回、前々回に引き続き、減少が続いています。

日常生活に目を向けてみて、景気が悪くなっていると感じている女性は「とてもそう思う」9.4%、「わりとそう思う」29.9%を合わせた39.3%で前回調査より9.4ポイント大幅に増加しました。

一方で、景気が悪くなっていると感じていない女性は13.3%(「あまりそう思わない」12.0%、「全くそう思わない」1.3%の合計)で前回調査から4.5ポイント減少する結果となりました。      

(4)消費について

        

【1】一年前と比べて財布の紐 「緩んだ」23.5%(前回比-0.3ポイント)、「緩んでいない」76.5%(前回比+0.3ポイント)        

【2】ちょっと贅沢(プチ贅沢)しちゃったと思うことが「増えた」27.7%(前回比+0.5ポイント)、「減った」19.3%(前回比+0.2ポイント)      

前回調査に比べてこちらも大きな変化はなく、依然として8割近い女性は財布の紐が堅い状態が続いています。調査開始以来、プチ贅沢が「増えた」の割合は3割弱、「減った」の割合が2割前後の傾向が続いています。ただ30代女性は40代や50代に比べ、プチ贅沢の「増えた」が高い傾向が見られます。

(5)節約意識について

        

【1】一年前と比べて節約をより意識するように「なった」45.1%(前回比+2.1ポイント)、「なっていない」19.1%(前回比-2.8ポイント)      

【2】これ以上できないくらいに家計の節約をしていると「思う」17.9%(前回比+1.3ポイント)、「思わない」51.8%(前回比-2.2ポイント)      

一年前と比べて節約をより意識するようになった女性は、「とてもそう思う」11.6%と「わりとそう思う」33.6%を合わせると45.1%で、前回調査と比べると2.1ポイント増加。反対に「あまりそう思わない」16.4%と「そう思わない」2.8%を合せると19.1%で2.8ポイントの減少となりました。節約をより意識するようになった割合は、前々回2017年10月より増加傾向にあります。

(6)家計について        

【1】日々の生活で家計が逼迫していると「感じる」38.9%(前回比+1.8ポイント) 

【2】一年前に比べて家計に余裕がなくなっていると「感じる」38.4%(前回比+2.0ポイント)

日々の生活の中で家計が逼迫していると感じている女性は、2016年6月以降、減少傾向が続いていましたが、今回増加に転じました。一年前に比べて家計に余裕がなくなっていると感じている女性は、「とてもそう思う」13.0%、「わりとそう思う」25.4%を合わせた38.4%で、前回調査に比べて2.0ポイント増加。一方、「そう思わない」女性は27.1%(「あまりそう思わない」22.0%、「全くそう思わない」5.1%の合計)で、前回調査より3.4ポイント減少しました。「一年前に比べて家計に余裕がなくなっていると感じている」女性の割合は、2016年6月以降減少傾向にありましたが、今回増加に転じました。

(7)◆将来観について

        

【1】「地震などの自然災害に不安を感じる」・・・82.3%(前回比+5.8ポイント) 

【2】「自分の資産や貯蓄に対して不安に感じることがある」・・・77.9%(前回比+2.5ポイント)

【3】「老後の生活が心配である」・・・79.3%(前回比+2.0ポイント)  

【4】「日常生活を充実させるよりも、貯蓄などして将来に備えたい。」・・・55.6%(前回比+2.0ポイント)         

老後が視野に入り始めるのでしょうか、年代別では、調査開始以来、40代が老後の心配だと思う割合が最も高い状態が続いています。       

(8)2019年について

        

【1】来年の経済状況は今より「マシになると思う」・・・「そう思わない」61.4%(前回比+12.7ポイント)         

【2】これから一年後は生活しやすくなっていると思う・・・「そう思わない」54.3%(前回比+7.1ポイント増加)        

来年の経済状況は今よりマシになると思うかの問いに対し、そう思わない女性は、「あまりそう思わない」39.0%、「全くそう思わない」22.4%を合わせた61.4%で、前回調査よりも12.7ポイントと大幅な増加となり、2012年6月の調査開始以来、最も多い割合となりました。またこれから一年後には「生活しやすくなっている」かの問いに対し、そう思わない女性は、「あまりそう思わない」33.7%、「全くそう思わない」20.6%を合わせた54.3%で、前回調査より7.1ポイント増加、こちらも2012年6月の調査開始以来、最も多い割合です。          

なお、今回の調査結果について詳しくは、ベルメゾン生活スタイル研究所のホームページ内【アンケートレポート】内をご覧ください。

http://www.b-desse.jp/

※ここに掲載されている情報は、発表日時点の内容となります。

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