ジョンソン・エンド・ジョンソン 医療従事者向けバーチャル・リアリティ研修プログラム開発の実証実験 開始
2018年12月4日
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー
ジョンソン・エンド・ジョンソン、NTTドコモおよびジョリーグッドと
2019年より5Gによる遠隔リアルタイム配信技術を利用した
医療従事者向けバーチャル・リアリティ研修プログラム開発の実証実験を開始へ
~医療従事者の学習ニーズによりきめ細かく対応し、「働き方」の向上をサポート~
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー(東京都千代田区、代表取締役プレジデント:玉井 孝直、以下 ジョンソン・エンド・ジョンソン)は、 株式会社NTTドコモ(代表取締役社長:吉澤 和弘、以下、NTTドコモ)、 および、株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)と共同で、2019年上期に、遠隔リアルタイム配信医療研修VRに関する実証実験を行う予定であることをお知らせします。実証実験は、当社の医療従事者向け研修プログラムと、ジョリーグッドが提供するバーチャル・リアリティ(以下、VR)、および、人工知能(以下、AI)による人材育成ソリューションを融合した新しい研修プログラムを、NTTドコモのYotsuyaオープンラボにて第5世代移動通信方式(以下、5G)のモバイルネットワークを利用して行います。また、2019年の5Gプレサービス開始後には、当社の医療従事者向けトレーニング施設、ジョンソン・エンド・ジョンソン インスティテュート(東京サイエンスセンター)を利用した実証実験を実施する予定です。なお、本実証実験について、2018年12月6日、7日に開催される「DOCOMO Open House 2018」にコンセプト展示いたします(参考:http://docomo-rd-openhouse.jp/)。
実証実験の対象となる新しい研修プログラムは、5GとVRという最新テクノロジーの融合により、遠く離れていても実際の現場にいるような、臨場感のある環境下での学習を可能とすることを目的としています。遠隔地から受講しても実地での研修と同等の高水準の学習効果をもたらす研修プログラムは、また、医療技術の向上のみならず、受講に関連するコストや時間的な負担の軽減も見込むことができ、医療従事者にとってより利便性の高い研修形態の提供につながるものと期待されます。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは130年以上にわたり、患者さんが高度な医療をより安全に受けられるよう、医療機器の安全使用・適正使用、ならびに、治療における安全な術式の普及を目的に、医療従事者向けの研修プログラムを提供してきました。今日、医療機器の高度化・複雑化が進み、患者さんの負担が少ない治療への社会的ニーズが高まる中、安全な医療を提供するため、医療従事者には常に医療機器の操作技術向上が求められています。一方で、医師の勤務実態は厳しく、週労働時間が60 時間以上の雇用者割合は全体で 11.6 %のところ、医師は 38.1%におよぶ (出典:「平成24年就業構造基本調査結果」、総務省統計局)という統計もあり、医師の「働き方」の改善が求められています。変化する医療従事者のニーズにきめ細かく対応するため、ジョンソン・エンド・ジョンソンでは、本年11月5日に発表した不整脈治療のカテーテル手術をVR化した研修プログラムをはじめとして、学習内容やその形態、受講場所やスケジュールなどを工夫した、さまざまな研修プログラムを医療従事者向けに提供しています。本実証実験もまた、医療技術に関する継続的な学習と医療従事者の「働き方」の向上の両立に貢献できる研修プログラムの開発を通じ、医療従事者の多様なニーズによりきめ細かく対応するための取り組みのひとつです。
本実証実験では、ジョリーグッドが開発した多視点VR同時配信システムを活用し、5Gの特徴である高速・大容量・低遅延の機能を使い、医療研修で実施する手技を複数の拠点へリアルタイムに配信します。ヘッドマウントディスプレイを装着した受講者は、カメラ内で配信された映像を複数の視点に切り替えて見ることによって、手技だけでなくオペレーションルーム内全体の動きを複数の視点から360度視聴することが可能です。また、医療機器の操作と同時に、様々な役割をもった複数のスタッフの動きも確認できるようになります。リアルタイム双方向通信の実現により、指導医と受講者、オペレーションルーム内のスタッフと受講者、受講者同士のコミュニケーションを可能とすることにより、より効果的な研修プログラムの構築を目指します。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは今後も、医療従事者の多様なニーズにきめ細かく対応する多彩な研修プログラムの提供を通して、医療機器の安全使用・適正使用と治療における安全な術式の普及を推進し、患者さんが高度な医療をより安全に受けられるように支援を続けていきます。
【ジョンソン・エンド・ジョンソンについて】
私たちジョンソン・エンド・ジョンソンは、健康こそが豊かな人生の基盤であり、地域社会の繁栄と、発展を促す原動力であると考えています。 この信念に基づき、130年を超える長きにわたり、私たちはすべての世代の、人生のあらゆる段階の人々の健康を支えてきました。今日、世界最大級で広範な拠点を有するヘルスケア企業としての強みを最大限に活かし、世界中の誰もが、どこにいても、心身の健康と健全な環境を享受することができるよう、私たちは適正な価格でヘルスケアにアクセスできる、より健全な社会の実現に向けて努力しています。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、私たちのこころと科学の力、画期的な発想力を融合させ、ヘルスケアを飛躍的に進化させるべく取り組んでいます。
【NTTドコモについて】
NTTドコモ(https://www.nttdocomo.co.jp/)は、2020年のさらにその先を見据え、ビジネスパートナーの皆さまと共にお客さまの期待を超えることにより、お客さまへの驚きと感動の提供、パートナーとの新しい価値の協創の実現をめざします。
お客さまには、お得や便利、そして、楽しさ・驚き、満足・安心といった価値や感動を、パートナーの皆さまとは、「+d」の取組みを通じて産業への貢献、社会課題の解決、そして商流拡大といった新しい価値の協創を、実現していきます。
【ジョリーグッドについて】
ジョリーグッド(https://jollygood.co.jp/)は、 高精度な“プロフェッショナルVRソリューション”と、VR空間のユーザー行動を解析するAI エンジンを開発するテクノロジーカンパニーです。一般の生活者や企業が活用できるプラットフォームをデザインし、多くの企業や自治体で活用されています。 人材育成ソリューション「Guru Job VR」(グルジョブ・ブイアール)では、独自に開発した“VR内行動解析AIエンジン”を通じて、“職場体験”や“VR研修”を提供しています。 (https://gurujobvr.com)
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「5Gと医療研修VRを活用した研修プログラム実証実験」概要
【実験内容】
・リアルタイム配信技術により臨場感のある手技を遠隔地でも確認できること
・複数の360度カメラの切り替えによって複数視点を実現することで、受講者がオペレーションルーム内の様々な役割をもったスタッフの動きを確認できること
・双方向通信により、その場で指導医との質疑応答や、複数の医療従事者による意見交換を実施できること
・VR映像リアルタイム配信と双方向通信を安定的に行うためのソフトウェア、ハードウェア開発
・検証データ収集
【実験実施場所(予定)】
・「ジョンソン・エンド・ジョンソン インスティテュート(東京サイエンスセンター)」
https://www.jnj.co.jp/group/Profed/index.html
・「ドコモ5GオープンラボTM Yotsuya」
【実証実験イメージ】
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 メディカル カンパニー
- 所在地 東京都
- 業種 医療サービス
- URL https://www.jnj.co.jp/jjmkk/
過去に配信したプレスリリース
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医療従事者専用の医療情報アプリ「J&J メドテック アプリ」をリリース
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