「仕事センスに関する意識調査」を発表

産業能率大学

2019年1月29日

学校法人産業能率大学総合研究所

~マネジャー1000人調査で見えてきた“伸びる社員”の特徴~

仕事センスに関する意識調査

 企業・官公庁・自治体等の人材育成支援や経営指導を手がける産業能率大学総合研究所(東京都世田谷区)は、従業員数100人以上の企業に勤務するマネジャー1000人に、「仕事センスに関するアンケート」を実施しました。調査は2018年11月2日~12日までの11日間、インターネット調査会社を通じて行いました。

 本学では、正解のないビジネスの現場でビジネスパーソンが活躍するためには、知識・スキルに加えて“仕事センス”(顧客や組織の様々な期待に応えるために、周囲の状況を感じ取り、自分で判断してやり遂げる総合的な力)が重要であると考えています。今回の調査では、日々厳しい状況や判断に迷う場面において、判断や調整をしながら仕事をやり遂げている現場のマネジャーに「仕事センス」に関する認識を尋ね、「仕事で遭遇する壁を乗り越える」「自分で考えて判断する」ために必要な力を探りました。

注目データ

Qあなたの職場や関連部署には、知識やスキルがあるのに仕事をうまく進めるセンスがないと感じる人はいますか。

→マネジャーの約7割が「いる」と回答。他の階層に比べて高い結果に。

Qあなたの周りで“仕事センス”を感じる人の行動・エピソードがあれば教えてください。

・新人でも「勘所が良い」社員はセンスがあると思う。(55歳/男性/卸売・小売業)

・面倒事を他人に押し付けずに自ら率先して行う姿勢にセンスを感じる。(28歳/女性/その他)

・問題を単純化しポイントを明らかにして取り組む。(62歳/男性/卸売・小売業)

・いい意味で遠慮しない、即行動する。周囲への根回しができているから、周囲に「こっちの都合も考えろよ」的な雰囲気がない。(55歳/男性/卸売・小売業)

調査概要

調査対象:従業員数100人以上の企業に勤務するマネジャー

調査時期:2018年11月2日~11月12日

調査方法:Webアンケート方式

有効回答:1000 ※参考データとして、社会人経験3年未満1000サンプル、社会人経験7~12年目1000サンプルを回収。

調査結果

問1.あなたの職場や関連部署には、知識やスキルがあるのに仕事をうまく進めるセンスがないと感じる人はいますか。(SA)

問2.あなたの周りで“仕事センス”を感じた人のエピソードがあればお書きください。(FA)

・仕事に対する前向きな姿勢が他の職員の見本となり、職場内が活性化した。(65歳/男性/運輸業)

・新人でも「勘所が良い」とほめられている社員はセンスがあると思う。(50歳/男性/製造業)

・報告書やメールの内容に対する質問や補足説明を求めずとも、読むだけで必要な情報、ならびに当人が何をしたいのかが分かる人がいる。(53歳/男性/製造業)

・周囲を巻き込んでテンポ良く仕事を進める人がいる。(41歳/男性/製造業)

・相手の表情や言葉から真意を見抜くのに長けた人がいる。(59歳/男性/製造業)

・情報収集のための労をいとわない。(61歳/男性/情報通信業)

・相手の求めることを的確に把握し実現する。(43歳/男性/建設業)

・社内折衝が上手く、事前に同意を得てスムーズに仕事を進めている。(55歳/男性/製造業)

・タスクが丁寧にまとめられ、優先順位をつけながら片づけている。(46歳/男性/製造業)

・痒い所に手が届くように先回りした答えが返ってきた。(45歳/女性/卸売・小売業)

・面倒事を他人に押し付けずに自ら率先して行う姿勢にセンスを感じる。(28歳/女性/その他)

・問題を単純化しポイントを明らかにして取り組む。(62歳/男性/卸売・小売業)

・いい意味で遠慮しない、即行動する。周囲への根回しができているから、周囲に「こっちの都合も考えろよ」的な雰囲気がない。(55歳/男性/卸売・小売業)

問3.あなたには“仕事センス”があると思いますか。(SA)

問4.仕事をうまく進めるための“センス”についてどのような認識を持っていますか。(SA)

【A】 社会人になるまでに形成されており、入社後に磨くことは難しいと思う。

【B】 社会人になってからでも教育すれば磨くことができると思う。

問5.入社3年以内の若手社員について、以下の項目から特に磨いてほしいと思うものをお選びください。(MA/5つまで) 

*調査の詳細につきましては、添付のPDFをご覧ください。

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