金沢工業大学とNTT西日本がSociety5.0社会に向けた次世代教育環境の構築に関して連携協定締結
2019年3月14日
金沢工業大学
西日本電信電話株式会社
金沢工業大学とNTT西日本
Society5.0社会に向けた次世代教育環境の
構築に関する連携協定締結について
金沢工業大学(学長:大澤 敏)と西日本電信電話株式会社金沢支店(支店長:小川 成子、以下、NTT西日本)は、Society5.0社会に向けた新たな次世代教育環境の構築に向け連携協定を締結致します。
1.協定締結に至った背景
金沢工業大学ではイノベーション創出を可能にする「世代・分野・文化を超えた共創教育」を進めています。Society5.0社会に向けた新たな次世代教育環境の構築・体制づくりにおいて、ICT環境整備が不可欠であり、重要課題と位置付けています。
これに対しNTT西日本では、これまで培ってきた教育分野での実績を活かし、ICT化への支援ができないかと検討を進めて参りました。
このような背景のもと、Society5.0社会に向けた新たな次世代教育環境の実現に向けた連携協力に双方が合意し、今回の連携協定の締結に至りました。
2.協定調印式
日時 2019年3月20日(水)15時~16時
場所 金沢工業大学 扇が丘キャンパス Challenge Lab
3.連携内容
主な内容は次のとおりです。なお、具体的な取り組み内容及び実施方法については、両者で協議のうえ決定します。
(1)Society5.0社会での新しい教育環境の構築と普及に関する事項
(2)ICTを活用したサービス等の検討や開発・実証研究に関する事項
(3)その他両者の協議により必要とされる事項
4.今後の展開
2019年3月27日(水)に開催するサイバー空間を活用したシンポジウム「Society5.0」をリードする教育システムの構築」において、遠隔講演、多層空中表示技術を活用した大学紹介等を実施し、新たな次世代教育環境の一端をご紹介します。
2019年3月20日(水)当日においては、任意背景被写体抽出技術を用いた3Dホログラフ制作の実演デモンストレーションを行います。
【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
〇金沢工業大学 広報課
担当:志鷹 TEL:076-246-4784
○西日本電信電話株式会社 北陸事業本部
総務部広報室
担当:山崎、池田 TEL:076-220-4444
【連携協定締結イメージ】
【金沢工業大学報道資料】
Society5.0をリードする人材育成に向けて次世代教育環境を構築
Society5.0社会では、多くの「モノ」「コト」「多様な人々の活動」がデジタルで表現され、その相互作用からビッグデータが生まれます。AI・IoT・ICTが融合した高度な情報技術社会が形成され、「現実」が「サイバー空間×フィジカル空間」で構成される社会となります。
Society5.0をリードする人材は、1つの専門分野だけではなく、高度な情報技術と複数の専門分野と実践的なスキルを身につけている必要があります。このような人材を育成するためには、時間と空間の制限を受けることなく大学間や大学と産業界がつながる次世代教育環境が必要となります。
金沢工業大学では、この様な環境を構築し、①全学的な情報技術教育の導入、②6年制メジャー・マイナー制度の導入、③社会実装を実現する深い産学連携から構成される教育改革を推進し、Society5.0に対応できる人材育成を目指しています。
①全学的な情報技術教育の導入
「AI基礎」、「IoT基礎」、「ICT基礎」の3つの情報基礎科目を全ての学科に導入し、Society5.0に必要となる基礎的な情報技術に関する知識とスキルを身につけます。さらに発展・応用系として「ICTと情報セキュリティ」科目群、「IoTとロボティクス」科目群、「AIとビッグデータ」科目群の3つの科目群を導入し、Society5.0で必要とされる高度な情報技術を身につけます。
②6年制メジャー・マイナー制度の導入
Society5.0で必要となる複数の専門分野の知識と社会で活用できるスキルを身につけるため、6年制(学部4年間+大学院2年間)のメジャー・マイナー制度を導入いたします。マイナー科目としては、本学のみならず他大学との連携により、多様な科目群から選択ことを可能としております。例えば、「工学×心理」、「工学×バイオ」、「工学×看護」等の複数の専門分野の知識とそれを活用する実践的なスキルを身につけることができます。
③社会実装を実現する深い産学連携
Society5.0をリードする人材は、技術中心の視点のみならず、実際の現場での様々な問題や社会が抱える課題等の人間中心の視点を深く理解している必要があります。このような視点やスキルを有する企業で活躍している人材を実務家教員として受入れ
アクティブラーニングをベースとした「世代・分野・文化を超えた共創教育」を実施します。
これらのSociety5.0をリードする教育システムを機能させるには、物理的に離れたキャンパス間や、実際の企業現場にいる社会人がリアルタイムに議論や体験を共有できるVR(Virtual Reality)、MR(Mixed Reality)等の先端の情報環境が必要です。NTT西日本とSociety5.0での新しい教育環境や先進のICTの利活用に関して、相互に連携協力していきます。
本連携協定締結後、第一段として「Society5.0をリードする教育システムの構築」と題したサイバー空間を活用したシンポジウムを平成31年3月27日(水)に開催します。 金沢工業大学が目指すSociety5.0に対応する教育環境の一端を先端のICT技術を用いた遠隔授業のデモを交えてご紹介します。
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 学校法人金沢工業大学
- 所在地 石川県
- 業種 大学
- URL https://www.kanazawa-it.ac.jp/
過去に配信したプレスリリース
第2回DXハイスクール応援プログラムを2月25日(火)に開催。申込受付2025年1月8日より
12/20 13:30
最大積載量50kgの大型試作ドローンの飛行実験を初めて実施。被災地での救援物資輸送等を念頭に開発
12/13 13:30
あめの俵屋「じろあめ」の米飴残渣に含まれる難消化性タンパク質を活用したグミ開発に産学連携で挑戦。
12/12 13:30
米麹から作る砂糖代替甘味料「オリゼソース」に難消化性タンパク質が高濃度に含有。
12/6 08:00
【金沢工業大学が未来のコンビニをロボット技術で実現する競技会で断トツ優勝】
11/19 13:30
しゃべる点字ブロック『コード化点字ブロック』を錦糸町の楽天地ビル1階に11月から約3ヶ月間、敷設
10/31 10:00
小学校1~4年生を対象に「未来の高峰譲吉博士は君だ!親子で実験教室!!」を開催
10/28 14:00
【AR(拡張現実)を使い訓練用マネキン上に心臓や血管、傷病者外観を再現】
10/21 13:30