高尿酸血症のリスクは痛風だけではなかった!中高年だけでなく、若い世代から気をつけたい尿酸値

2019年6月21日

一般社団法人 日本生活習慣病予防協会

「尿酸値が高め」と指摘されたら、生活習慣の改善を始めよう。

高尿酸血症のリスクは痛風だけではなかった!
中高年だけでなく、若い世代から気をつけたい尿酸値

一般社団法人 日本生活習慣病予防協会(理事長・宮崎 滋)では、生活習慣病の一次予防を中心に、その普及・啓発を行っています。

昨年12月に日本痛風・尿酸核酸学会より「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版」が出され、今月(2019年6月)にはダイジェスト・ポケット版が刊行されます。

高尿酸血症・痛風は生活習慣病のひとつ。今回、本ガイドラインの改訂委員としてご参画された当協会にご所属の専門家お二人に、尿酸値が高めの人はどんなリスクに注意して、どのような対策を取るとよいのかをお話し頂きました。

健康診断などで、尿酸値が高いと指摘された方、ご家族に尿酸値が高い方がいる方々のお役に立てることを願っております。

一般社団法人 日本生活習慣病予防協会

理事長 宮崎 滋

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高尿酸血症のリスクは痛風だけではなかった!
中高年だけでなく、若い世代から気をつけたい尿酸値

尿酸値が高いほど痛風になりやすいことは、よく知られている。最近の研究では、尿酸値が基準値を超える「高尿酸血症」を放置すると、痛風だけでなく、メタボリックシンドロームや尿路結石、腎障害、脳・心血管障害の危険因子となる可能性も指摘されている。

2018年12月に8年ぶりの改訂となる「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版」が出され、今月(2019年6月)にはそのダイジェスト・ポケット版が刊行される。尿酸値が高めの人はどんなリスクに注意して、どのような対策を取るとよいのか。本ガイドラインの改訂副委員長で、ダイジェスト版の監修を担当された市田公美先生(東京薬科 大学薬学部 教授)、同改訂委員でプリン体測定の第一人者である金子希代子先生(帝京大学 薬学部 教授)にお話を伺った。

尿酸値が高い高尿酸血症と推定される人は、1,000万人を超えるという。とくに頻度が高いのは30代以降の男性。高尿酸血症が増加している要因としては、食生活、とくにお酒の飲みすぎやプリン体の多い食物や果糖の過剰摂取、そして運動不足による肥満がベースにある。

尿酸のもとであるプリン体は、近年、悪者扱いされることが多いが、体内にもともと存在する重要な物質。血液中の尿酸は抗酸化物質として働いて、適量なら体に役立つ働きもしてくれている。尿酸値は低すぎても高すぎても問題。尿酸値を正常値の範囲内に保つことが大切である。

プリン体は、実はうまみのもと、おいしいものには多く含まれるため、ついつい摂りすぎてしまうこともある。どんな食物に含まれるかを知ることが大切。一番多いのはレバーや白子といった内臓。アルコールはそれ自体が尿酸値を上げる作用を持つので、種類やプリン体ゼロでも、飲む量にも注意が必要だという。

高尿酸血症の基準となる、尿酸値については、ガイドラインでは、7.0mg/dLを正常値の上限とし、これを超えるものを高尿酸血症と定義している。女性の場合は、女性ホルモンが尿酸の腎臓からの排出を促進するため、平均値が男性よりも1.5 mg/dLぐらい低くなる。閉経後は徐々に数値が上がる傾向にあるが、閉経前で、尿酸値が5.5mg/dLを超えたら、生活習慣病のリスクに注意が必要とする専門家もいる。

今回改訂されたガイドラインでは、高尿酸血症のリスクとしては、従来、痛風と尿路結石が知られているが、ほかにも様々な病気との関連性が明らかになってきた。明確なものは腎障害。そのほか、尿酸値が高い人では、肥満やメタボリックシンドロームを伴うことも多く、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病との関連も指摘されており、その結果、脳・心血管障害の促進因子になっている可能性も考えられる。

「尿酸値が高め」と指摘されたら、生活習慣の改善を始めよう。そのポイントは次の5つ。

●アルコールの過剰摂取に注意

●プリン体の多い食物を摂りすぎない

●腹八分目、食べすぎない、適正体重を心がける

●水分を十分に摂る

●運動、とくに有酸素運動を心がける

※詳細は添付PDFおよび当協会ニュースをご参照ください。

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プレスリリース添付画像

市田 公美先生

金子 希代子先生

高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版ダイジェスト・ポケット版

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