早稲田大学図書館・慶應義塾大学メディアセンター 日本初となる図書館システム共同運用を開始
2019年9月3日
早稲田大学図書館・慶應義塾大学メディアセンター 日本初となる図書館システム共同運用を開始
2019年9月2日、早稲田大学図書館と慶應義塾大学メディアセンター(図書館)は、日本初となる図書館システム共同運用を開始しました。
このたび採用したシステムはイスラエルに本社を持つEx Libris社のクラウド型の図書館システムAlma(*1)および検索インターフェースPrimo VE(*2)で、ケンブリッジ大学やハーバード大学をはじめとする海外の名門大学図書館で運用の実績があり、国内では初の導入となります。
共同運用のメリットを活かすために、目録情報の効率的作成を実現する組織「早慶目録ユニット」を新たに立ち上げ、図書館システム上で国際標準形式の目録情報を共有することとしました。この結果、両大学に所属する研究者・学生は、早慶の資料合わせて1,070万冊を同時に検索できるようになりました。
また、新たな検索インターフェースでは、契約電子資料も、紙媒体の所蔵資料と横断的に検索できるようになったほか、これらの資料の中に収録されている論文や記事、さらにはWeb上に無償で提供されている世界中の学術情報も同時に発見できるようになります。両大学の図書館利用者にとって利便性が大幅に向上するほか、図書館にとっては、ジャーナル等の電子資料の契約・アクセス管理を一元的に行うことが可能となり、より安定的かつ国際標準に準拠した学術情報を提供できる環境が整うことが期待されます。
なお、2020年2月25日(火)には早稲田大学国際会議場井深大記念ホールにて、システム共同運用に関する合同シンポジウムの開催を予定しています。
共同運用によるメリット
(1)共同運用による利用者サービス・資料の充実
(2)システム共同運用による運用の安定化とコスト削減
(3)目録形式の標準化、目録作成のコスト削減
(4)早慶間での知識/経験の共有、人的交流の促進
(*1)Alma: 紙の図書、雑誌と電子ジャーナル等の購読契約のある電子情報を統合的に管理できるクラウド型図書館システム。2019年5月時点で38ヶ国1,617機関が採用している。
(*2)Primo VE:図書館利用者が、蔵書、契約電子情報に加え、論文データをまとめて横断的に検索することが可能なプラットフォーム。ディスカバリーと呼ばれている。
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 早稲田大学
- 所在地 東京都
- 業種 大学
- URL https://www.waseda.jp/top/
過去に配信したプレスリリース
早稲田古書店を360度VR化
10/10 15:00
ベンゼン環の一発変換で創薬加速
10/10 14:00
早稲田大学野球部 クラウドファンディングを実施
10/10 10:00
がんのサポート役を狙い撃ち-3Dミクロ腫瘍で見えた新たながん治療標的
10/9 14:00
英単語の練習、脳科学で最適なタイミングを探る
10/6 14:00
株式市場と貸株市場の相互連関
10/3 14:00
誘電正接0.001未満を実現―世界最高水準の低誘電材料を発見
10/2 14:00
見過ごせない学級閉鎖の影響、家庭の経済状況で学力に差
10/2 12:00
アメリカにおける非正規メキシコ移民と在外投票
10/1 11:00
地域と社会の交差点に:早稲田大学GCC Common Roomがオープン
9/30 15:20