国内教育機関初の専門・認定薬剤師養成 履修証明プログラム 「Lehmannプログラム」を2020年4月開講

京都薬科大学

2019年11月20日

京都薬科大学

国内教育機関初の専門・認定薬剤師養成 履修証明プログラム

「Lehmannプログラム」を2020年4月開講

医療の高度化・多様化への対応と患者さん本位の医療を実現する薬剤師養成を目指す

 京都薬科大学(京都市山科区)は、将来の薬学領域におけるリーダーの養成を目指して、2020年4月から本学初のリカレント教育プログラムとして全国初の専門・認定薬剤師養成 履修証明プログラム「Lehmann(レーマン)プログラム」を開講します。

 医療の高度化・多様化や地域医療の推進などを背景に、薬剤師に求められる役割が変化しており、質の高い薬学管理や高度専門性の習得が求められています。

 各専門領域において質の高い業務に従事することが期待される、学会などが認定する「専門・認定薬剤師」を取得するためには、実務経験に加え、論文作成や症例報告書作成が課せられていますが、論文・症例報告書の作成指導を専門的に受けられる機会が限られているため、資格取得を断念する薬剤師も一定数存在するのが現状です。

 本プログラムは、このような課題の解決に向け、専門・認定薬剤師取得をサポートするため、科学を基盤とした学び直しの機会を提供し、円滑な医療推進、健康維持に貢献することを目指した社会人向けの年間カリキュラムとして展開します。募集開始は、2020年1月6日を予定しています。

【Lehmannプログラムの特徴】

(1)専門・認定薬剤師資格取得をサポートする3つのコースを開講

<症例報告書作成コース> 2020年度開講

薬学的視点に基づいた症例解析や症例報告書の作成技能を学ぶ。

<研究計画・実践コース> 2021年度開講予定

適切な研究計画を立て、実践する技能と、研究成果を学会等で発表する方法を学ぶ。

<論文作成コース> 2021年度開講予定

論文作成の基礎を理解し、『わかりやすい論文』を執筆できる技能を学ぶ。

(2)受講者・修了者の情報交換を目的としたコミュニティ構築やリーダースキルの習得

■少人数教育

  ・5人につき1人の指導教員

  ・演習によるきめ細やかな指導

■芸術・IT・リーダー育成科目

  ・専門科目だけでなくリーダーに求められる素養を身に付ける

■リーダーを目指す薬剤師コミュニティ

  ・受講生および修了生が参加する「SNSコミュニティ」の設置

  ・修了後2年間本学図書館およびデータベースが利用可能

【カリキュラム】

選択したコースの専門科目および全共通科目を履修し、修了課題を提出した方に履修証明書を交付します(下表ご参照)。

専門科目(1コース選択)

・症例報告書作成コース専門科目 

・研究計画・実践コース専門科目※ 

・論文作成コース専門科目※ 

各28.5時間

共通科目 

・薬学領域におけるリーダー養成基礎科目 20.5時間

・医療を支える基礎薬学 6時間

・医療を支える応用薬学 9時間

・統計学 3時間

・医療と芸術 3時間

・医療における AI・ICT活用 3時間

【募集概要】

対象: 専門・認定薬剤師資格取得を目指す薬剤師

履修期間: 1年間(2020年4月~2021年3月)

募集人数: 20人程度

学費等: 入学金10,000円、受講料150,000円

【京都薬科大学 専門・認定薬剤師養成 履修証明プログラム Lehmann※プログラム】

専門・認定薬剤師取得をサポートし、将来的に薬学領域におけるリーダーとして活躍する人材の育成を目標とする、社会人向けのリカレント教育プログラムです。

※Rudolph Lehmann(ルドルフ・レーマン):本学の礎石となった京都私立独逸学校の開設に貢献した門人を育成した京都府御雇ドイツ人教師

・リーダーシップ(Leadership)がとれる

・豊かな人間性(humanity)と

・管理能力(management)、

・先進性(advanced)を兼ね備え、

・後進の育成(nurture)にも長けた

・新時代薬剤師(new age pharmacist)を輩出するプログラム

■京都薬科大学について

京都薬科大学は、6年制薬学部を有する単科大学であり、135年の歴史を誇る日本で最も古い薬学教育研究機関の一つです。高度な専門能力と研究能力を有した薬剤師「ファーマシスト・サイエンティスト」を育成、こまでに輩出した22,000人を超える卒業生は、製薬企業、医療機関、学術界、行政機関などで活躍しています。2018年には「社会を動かす薬学へ。」を新たなブランド・ビジョンに掲げ、薬学の枠を超えて広く社会に貢献できる人材の育成を進めています。

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