都民講座「思春期の心の発達を理解する -生きる力を引き出すために-」を2月12日(水)に開催いたします。

都民講座「思春期の心の発達を理解する -生きる力を引き出すために-」を2月12日(水)に開催いたします。

都医学研

 公益財団法人東京都医学総合研究所(所在地・東京都世田谷区、理事長・田中啓二(たなかけいじ))は、一般の方向け講演会として都民講座「思春期の心の発達を理解する -生きる力を引き出すために-」を、2020年2月12日(水曜日)に、東京都千代田区一ツ橋にある一橋講堂にて開催します。講師は東京大学医学部附属病院 精神神経科 教授の笠井 清登先生です。入場無料でご参加頂けます。皆様のご参加をお待ちしています。

 

1 日 時

2020年2月12日(水曜日)

午後2時30分~午後4時(開場は午後1時30分)

2 場 所

一橋講堂

東京都千代田区一ツ橋2-1-2学術総合センター内(東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線 神保町駅 徒歩4分)

3 演 題

「思春期の経験と環境がその後の人生に与える影響」

東京都医学総合研究所 心の健康プロジェクトリーダー 西田 淳志

講師プロフィール:

2008年に三重大学大学院医学系研究科を修了(医学博士)し、同年に東京都精神医学総合研究所(現:東京都医学総合研究所)に研究員として着任。ロンドン大学ライフコース疫学部門の客員研究員などを経て、2015年より現職。

講演内容:

 日本をはじめとする先進諸国では、平均寿命がのび、100歳を超えて生きる人たちもこれまで以上に多くなってきました。人間の生涯はとても長くなっています。近年の研究では、高齢期の健康や幸福感は、思春期の様々な環境や経験によって影響を受ける可能性が指摘されています。思春期には、脳が第二次性徴ホルモン等の影響を受け、喜怒哀楽といった感情の起伏も大きくなり、その時期に経験する様々な出来事が強い感情体験とともに鮮明に記憶されていきます。そうした経験や記憶は、人の価値形成に影響を与え、その後の人生に長期的な影響を与えるといわれています。この講演では思春期の経験や環境の大切さについて考えたいと思います。

「思春期:どう生きるかをなやみ、ためす時期」

東京大学医学部附属病院 精神神経科 教授 笠井 清登

講師プロフィール:

1995年に東京大学医学部を卒業され、東京大学医学部附属病院、国立精神神経センターなどで臨床の研鑽を積まれ、2008年より現職を務められています。

講演内容:

 これまで思春期は、子どもと大人の間の人生の時期と考えられてきました。しかし最近は、思春期は単に大人になる前の未成熟で衝動的な時期ではなく、社会のなかで長期的に人生を送るために必要な力を身につけ、引き出す、特別に大事な時期であることが分かってきました。東京ティーンコホートの研究結果を紹介しながら、その力の構成要素とは何かを皆様と考えたいと思います。児童・思春期という、本来学業等に専念したい時期に、身体や精神に障がいのある家族をケアする役割を担っているヤングケアラーについても触れたいと思います。また思春期は、こころの不調が始まりやすい時期でもあり、こうした不調を理解しケアするうえで、思春期がどういう時期であるかを踏まえることの重要性についてもお話しさせていただきます。

4 参 加

定員500名(事前申込、先着順)  入場無料

5 申 込

往復はがき又はメールでお申し込みください(1通につき2名まで)。

往復はがきは、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、2名希望の場合は同伴者氏名及び「第8回都民講座」と記入の上、お申し込みください。返信用はがき表面にも郵便番号・住所・氏名を必ず記入してください。

※2019年10月1日より、郵便料金が値上げされておりますので、お気をつけください。

(往復はがきは、126円)

メールは、件名を「第8回都民講座申込」とし、氏名、電話番号及び2名希望の場合は同伴者氏名を記入の上、申込専用アドレス(tomin@igakuken.or.jp)までお申し込みください。

締切は2月7日(金曜日)必着

【申込先】 〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6

               (公財)東京都医学総合研究所 普及広報係 宛

 

【この件に関するお問い合わせ先】

[会社名](公財)東京都医学総合研究所

[部署名]事務局 研究推進課 普及広報係 都民講座担当

[TEL]03-5316-3109(直通)

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