電通グループ、ユーラシア市場で企業間の事業連携を推進する「DEEP社」を設立
株式会社電通グループ(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746億981万円)は、ユーラシア市場において一般的なマーケティングサービスを超える事業機会を創出していくことを目的に、連結子会社「Dentsu Eurasian Entertainment Partners(以下、「DEEP社」)」を設立しました。DEEP社は当社とDentsu Aegis Network Russiaにも投資をしているOKS Group※との合弁会社で、現在のOKS GroupのパートナーであるMichael VoschinskyがCEOに就任しました。
電通グループの世界中に広がるネットワーク、およびOKS Groupの市場に特化した専門性とネットワークを背景に、DEEP社は日本とロシアの事業連携や文化交流を促進できる幅広いケイパビリティを有しています。
今後DEEP社は、ユーラシア市場で伝統的な産業やエコシステムに新しく導入されるソリューションやスマート技術を開発していきます。
2020年は初期フェーズとして、COVID-19による影響がある中で、ロシアで急成長しているコンテンツ、エンターテインメントおよびB2Bテクノロジー(主にSalesTech)分野に注力していきます。コンテンツ分野は、コンテンツの応用やマネタイゼーションのフローを対象とし、エンターテインメント分野では視聴者に新しい体験をもたらすテクノロジーを、B2BTech分野ではリテールやEコマースの市場において重要となるスマートソリューションやテクノロジーソリューションを対象にしていきます。
ロシアでは、プラットフォーマーからの多様かつ関連したコンテンツへの需要は今後も増加傾向が続くと予測されており、動画の隆盛によりメディアの視聴パターンも変化しています。そうした中、DEEP社は当社グループの強みである日本アニメ、アーティスト、映画などのノウハウ、またそれら優良な知的財産を持つコンテンツプロバイダーとの協力・信頼関係を活用することで、多くの事業機会の創出を目指します。
また、DEEP社は事業開発の一環として、業界のエコシステムを牽引する、または自社でそれを形成するリーディングカンパニーとのパートナーシップを進めていきます。
電通グループは、ロシアひいてはユーラシア市場において、あらゆる事業に適応できる多目的プラットフォームの構築をDEEP社と共に構築することで、一般的なマーケティングサービスの枠を超えた領域の事業を強化・拡充し、変わりゆく事業環境に対応した高度なソリューションで、人・企業・社会に対して新たな価値を提供し続けていきます。
DEEP社の概要はPDFをご参照ください。
※OKS Groupとは
OKS Groupは、特にロシアにおけるメディアやテクノロジ―分野に集中して投資する投資機関であり、最大の投資先はロシアでトップ3のコミュニケーショングループであるDentsu Aegis Network Russia(DAN Russia)です。OKS Groupはコンテンツ制作分野、OOH(屋外広告)分野、また、卓越した技術を有するスタートアップなど20社以上に投資しています。CEO兼マネージング・パートナーはMark Hannye氏です。
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