プラダ財団が脳研究に特化した学際的なプロジェクト「Human Brains」を発表

プラダ財団

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【ミラノ2020年10月14日PR Newswire=共同通信JBN】「Human Brains(ヒトの脳)」は、2020年11月から2022年11月まで実施される脳研究に特化した学際的なプロジェクトである。このプロジェクトは、Giancarlo Comi氏が議長を務め、Jubin Abutalebi、Massimo Cacciari、Viviana Kasam、Udo Kittelmann、Andrea Moro、Daniela Peraniの各氏で構成される科学委員会と共同して、2018年にプラダ財団(Fondazione Prada)が開始した研究の結果である。

 

「Human Brains」の最初の部分(第1章)は、プラダ財団のウェブサイトにリンクされたインタラクティブなプラットフォーム上でのオンライン会議「Culture and Consciousness(文化と意識)」(2020年11月9-13日)を特集する。このイベントは、神経科学における意識の研究に焦点を当てた毎日2人の学者による計5回のディスカッションで構成される予定である。

 

最初の2つのディスカッションは、神経科医Giancarlo Comi氏が司会を務める神経科学者Mavi Sanchez-Vives氏と神経生物学者Jean-Pierre Changeux氏の討論と、神経科医で神経科学者のDaniela Perani氏が司会する神経生物学者Eve Marder氏と神経科学者Antonio Damasio氏による討論となる。彼らは、神経機能メカニズムから神経化学および分子的基盤に至る良心の生物学的基礎を探求するとともに、良心の状態(有様)の1つの脳基質としての接続性(コネクティビティ―)の詳細な分析とin vivo(生体)での脳の研究を可能にする革新的な技術を探求する。

 

神経言語学者Andrea Moro氏と認知心理学者Stanislas Dehaene氏によるディスカッションは認知神経学者のJubin Abutalebi氏が司会し、人類学者Ian Tattersall氏と神経科学者Idan Segev氏のディスカッションは神経科学者のKatrin Amuntsが司会する。この2つのディスカッションで、彼らは人類学に関連する意識の概念、言語の重要な役割、およびその感情的な領域との関係を検討し、研究の将来的な進化と思考機械を創出する試みについてじっくり考察する。

 

哲学者Michele Di Francesco氏と精神科医で神経科学者のGiulio Tonoli氏が、科学ジャーナリストのVivian Kasam氏の司会により、最終ディスカッションを行う。この討論は、意識の複雑な問題に対するさまざまな視点やアプローチを対決させる重要な場面となろう。Giancarlo Comi、Massimo Cacciariの両氏がこれまでのすべてのディスカッションの成果についてまとめの考察を行う。

 

2021年にミラノのFondazione Pradaの会場で予定されている「Human Brains」の第2章は、展示プロジェクトを伴う国際会議で構成される。これは、われわれの脳の正常な老化と病理学的な老化の観点での研究の進展について最も権威のある国際的な神経科学機関のいくつかを比較することを狙っている。2022年、プラダ財団のベネチア会場は、Udo Kittelmann氏が科学委員会との対話によりキュレートした展示会を主催する予定で、「Human Brain」の第3フェーズを記す脳研究に充てられる。

 

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ソース:Fondazione Prada

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