CStoneとEQRxが2つの免疫チェックポイント阻害剤、スゲマリマブ(抗PD-L1)とCS1003(抗PD-1)でグローバル戦略パートナーシップを締結

CStone Pharmaceuticals

AsiaNet 86293 (1971)

 

 

【蘇州(中国)2020年10月27日PR Newswire=共同通信JBN】

*CStoneは、2つの後期腫瘍免疫療法アセットの中華圏以外での開発と商業化の独占権をEQRxにライセンス供与する

 

*契約は、革新的ビジネスモデルと、CStoneのスゲマリマブ(抗PD-L1)とCS1003(抗PD-1)を確立された治療法と競合する形で商業化する独自の能力を有する企業と提携することで、これら2つのアセットを世界中の患者コミュニティーに届ける道筋をつける

 

*契約条項は、これら2つのアセットの世界的、商業的な潜在力の高さを示すもので、戦略的取り組みに投資する現金が直ちに手に入る

 

CStone Pharmaceuticals(「CStone」、HKEX:2616)は27日、2つの主要な後期腫瘍免疫療法アセットであるスゲマリマブ(抗PD-L1)とCS1003(抗PD-1)の中華圏以外での権利を、これら医薬品を、ターゲットとする症状の確立された治療法とグローバル市場で競合させられる革新的ビジネスモデルを持つバイオ医薬品企業、EQRxにライセンス供与する契約を結んだと発表した。

 

契約条項に基づき、CStoneは1億5000万米ドルの前払い金と最大11億5000万米ドルの目標達成報奨金を、薬剤およびそれとは別の段階的使用料として受け取る。EQRxは、中国本土、台湾、香港、マカオを除く全世界でグローバルな開発と商品化を主導する独占的権利を得る。CStoneは中華圏でのCS1003の権利は保持しており、単剤療法として、あるいはこの薬剤の併用戦略の一環として開発を継続することができる。

 

CStoneの会長兼最高経営責任者(CEO)であるFrank Jiang医学博士は、以下のように語った。

「バイオテクノロジー企業の設立と同企業への投資の実績があり、業界の頂点でリーダーとしての役割を果たしてきた卓越した経営陣が率いる優れた企業であるEQRxと提携できることをうれしく思う。彼らは、この合意を実行し、当社の2つの主要な腫瘍免疫療法アセットのグローバルな潜在力を最大化するため、専門知識を独自に融合させている」

「このパートナーシップは、スゲマリマブとCS1003の臨床的、商業的潜在力を示すものだ。どちらもさまざまな併用療法のバックボーン分子に非常に適しており、EQRxもこれら薬剤にはそうした利用法もあると考えている。併用療法を開発する幅広い可能性があることで、中国でCS1003のコンボ戦略を追求する当社の能力はさらに強化される。さらに、この取引を通じて生み出される資本収益は、当社の戦略的開発イニシアチブへの投資能力を高め、完全統合型バイオ医薬品企業への移行を促進してくれるだろう」

 

EQRxのAlexis Borisy会長兼創業者兼最高経営責任者は、以下のように語った。

「CStoneは、優れた医薬品開発で世界的に認められており、これら2つの後期段階の革新的免疫療法へのアクセス拡大のため、彼らの基礎的業績を前進させられるのは楽しみだ。拡大しつつある当社の臨床パイプラインにPD-L1とPD-1が候補薬として加われば、EQRxと当社の戦略的パートナーに、幅広いがんに対する高品質で低コストの治療計画を提供する際の選択肢が増えることになるはずだ。このユニークなクラス最高の免疫療法剤の組み合わせを加えることで、最終的に世界中の患者、支払者、医療システムのコストを引き下げつつ、革新的な医薬品への平等なアクセスを提供するという当社の使命も前進する」

 

スゲマリマブは、最先端の非小細胞肺がん、胃がん、食道がんなど中国で発生率の高いがんの諸症状向けに開発中のクラス最高のPD-L1抗体となる可能性がある。この薬剤は最近、米食品医薬品局(「FDA」)から、成人の再発または難治性の節外性ナチュラルキラー/T細胞リンパ腫(「R/R ENKTL」)の画期的治療薬指定(「BTD」)と、T細胞リンパ腫の希少疾病用医薬品指定(「ODD」)を受けた。CS1003は現在、初発肝細胞がんのグローバル登録試験を含む、進行性固形腫瘍の治療薬として研究が行われている。FDAはこの適応症に対しODDを与えている。

 

契約の締結は、ハート・スコット・ロディノ法に基づく待機期間の満了または終了が条件となる。

 

投資家向け説明会情報

CStoneは、2020年10月27日午前11:00(香港時間)にライブウェブキャストを開催する。アクセス情報は以下の通り。

 

他の全ての地域:

https://event.webcasts.com/starthere.jsp?ei=1390413&tp_key=e37a82bd34

中国本土:

https://event.gmwebcasts.cn/starthere.jsp?ei=1390413&tp_key=e37a82bd34

パスワード(大文字と小文字を区別):CStone

 

▽スゲマリマブ(PD-L1)について

スゲマリマブは、CStoneが発見した治験中の抗PD-L1モノクローナル抗体である。米国に拠点を置く企業Ligand Pharmaceuticals Inc.(NASDAQ:LGND)の認可を得ているスゲマリマブは、OmniRat(R)トランスジェニック動物プラットフォームを使用して開発され、完全ヒト抗体をワンストップで生成できる。完全ヒト・完全長抗PD-L1モノクローナル抗体であるスゲマリマブは、患者の免疫原性と毒性のリスクを低減させる可能性のある天然の免疫グロブリンG4(「IgG4」)ヒト抗体の類似体で、これは類似医薬品に対する他にはない強みとなる可能性がある。

 

スゲマリマブは、中国で第I相用量漸増試験を完了している。第1a、1b相臨床試験でスゲマリマブは、複数種の腫瘍で抗腫瘍活性を示し、忍容性は良好だった。

 

スゲマリマブは現在、多くの進行中の臨床試験で研究が行われている。米国での第I相ブリッジング試験に加え、中国での臨床プログラムには複数の腫瘍種を対象とするマルチアーム第Ib相試験が1件、リンパ腫を対象とする第II相登録臨床試験が1件、ステージIIIとIVの非小細胞肺がん、胃がん、食道がんを対象とする第III相登録臨床試験が各1件ずつ計4件含まれている。ステージIVの非小細胞肺がん患者を対象とするスゲマリマブの第III相臨床試験は、主要評価項目に到達した。CStoneは近く、中国国家薬品監督管理局に新薬承認申請を行う予定である。

 

▽CS1003(PD-1)について

CS1003は、様々な腫瘍の免疫療法のために開発中のヒトプログラム細胞死タンパク質1(PD-1)を標的とするヒト化組換えIgG4モノクローナル抗体である。ヒトおよびサルのPD-1に結合するほとんどのモノクローナル抗体(既に承認されているか、臨床段階にある)と比較して、CS1003はヒト、カニクイザル、マウスのPD-1に対して種を超えて同等の高い結合親和性を示し、 PD-1とそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2との相互作用を阻害するために開発された。

 

▽CStoneについて

CStoneは、中国および世界中のがん患者の満たされていない医療ニーズに合う、革新的な腫瘍免疫療法と精密医療の開発、商品化に力を注ぐバイオ医薬品企業である。2015年末に設立されたCStoneは、革新的医薬品の開発、臨床研究、商品化の経験が豊富なワールドクラスの経営チームを編成した。同社は腫瘍の併用免疫療法に戦略的重点を置き、主試験あるいは登録段階にある5つの後期候補薬を含め、腫瘍に焦点を絞った15の薬剤候補パイプラインをつくり上げた。経験豊富なチーム、豊富なパイプライン、強力な臨床開発主導のビジネスモデル、そして十分な資金のあるCStoneのビジョンは、革新的な腫瘍治療を世界中のがん患者に届けることで、中国の大手バイオ医薬品企業として世界的に認知されるようになることである。CStoneの詳細については、www.cstonepharma.com を参照。

 

▽EQRxについて

EQRx(TM)は、人々と社会の利益のために、革新的な医薬品を劇的な低価格で製造することに取り組んでいる。ヘルスケアシステム全体の利害関係者を集め、最先端の科学技術を利用することで、同社は、効率と費用効果がかつてなく高く、高品質で特許保護された医薬品の発見、開発、提供を目指している。マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置く同社は、GV、ARCH Venture Partners、Andreessen Horowitz、Casdin Capital、Section 32、Nextech、およびArboretum Venturesの支援を受けている。詳細については、www.eqrx.com を参照。

 

▽CSTONE投資家問い合わせ先

ir@cstonepharma.com

 

ソース:CStone Pharmaceuticals

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