Drawbridge Healthがケンブリッジ大学の研究者と提携しCOVID-19やその他の臨床研究でOneDraw(TM)採血デバイスを使用

Drawbridge Health

AsiaNet 87011 (2328)

 

 

【メンローパーク(米カリフォルニア州)2020年12月3日PR Newswire=共同通信JBN】Drawbridge Healthとケンブリッジ大学(英国)医学研究会議(MRC)疫学ユニットは3日、COVID-19感染歴のある人の有病率を評価するため現在実施されている大規模な調査研究で、リモート採血にOneDraw(TM)採血デバイス(注1)を使用すると発表した。パンデミックにより研究者と研究ボランティア間の通常の接触が制限されているため、リモートでの非接触採血は安全かつ効率的な方法で臨床試験ラボに目的に合ったサンプルを届けるために重要である。

 

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2020年7月に開始され、4000人の参加者を募集した研究(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2997769-1&h=2303480019&u=https%3A%2F%2Fwww.mrc-epid.cam.ac.uk%2Fblog%2Flaunch-fenland-covid-19-study%2F&a=The+study )は、MRC疫学ユニットのディレクターでFenland COVID-19研究の主任研究員であるNick Wareham教授が主導している。同研究の主な目的は、イングランド東部の郡ケンブリッジシャーの人口を幅広く代表するFenland群の中で、以前COVID-19に感染したことがある人々の割合を定量化することである。

 

OneDraw採血デバイスは、9-12カ月間にわたって繰り返されるCOVID-19血清学的検査のため、参加者からリモートで血液サンプルを採取する研究で使用されている。OneDrawデバイスを使用すれば、研究参加者は自宅で血液サンプルを採取できる。血液サンプルは、研究チームのメンバーとの対面でのやり取りなしに分析をする臨床試験ラボに送ることができ(注2)、ウイルスへの暴露と拡散の可能性を最小限にできる。

 

この大規模な調査研究は、以前行われたCOVID-19血清学的検査の実現可能性調査で、実際の環境での臨床研究や臨床試験にOneDrawデバイスを使用することの適合性の実証という良好な結果を受け、開始された。OneDrawデバイスは、一般ユーザーによって正常に管理され、サンプルは通常の郵便システムで臨床試験ラボに郵送された。静脈穿刺や指先穿刺と比較して、OneDrawデバイスは痛みの報告が大幅に少なく、参加者の76%にとって好ましい採血方法だった。

 

Drawbridge Healthとケンブリッジ大学MRC疫学ユニットは、OneDrawデバイスの検査適合性と良好なユーザー体験が示されたのを受け、栄養バイオマーカーの評価を含む代謝健全性の共同研究を進めている。研究、臨床診療のいずれにおいても、心臓病、脳卒中、糖尿病の将来的リスクに関連する代謝健全性マーカーを頻繁にモニターする必要がある。代謝健全性の食生活決定要因の尺度となる、こうしたマーカーや栄養バイオマーカーの測定は、OneDrawデバイスを使用したリモート採血によって可能になる。

 

Nick Wareham教授は「Fenland COVID-19研究を通じて、OneDrawデバイスはリモート採血のための革新的かつ価値あるソリューションであることが証明された。Fenland研究は、幸運にも非常に熱心な研究参加者グループに恵まれた。通常のように対面できなくなっても、このテクノロジーで彼らと仕事を続けられるのは心強い。Drawbridgeと提携し、大規模な臨床および公衆衛生研究でリモートでの参加者モニターを可能にするOneDrawデバイスを採用することにより、代謝健全性および栄養バイオマーカーのコアな研究活動をサポートしてもらえるよう期待している」と語った。

 

Drawbridge HealthのLee McCracken最高経営責任者(CEO)は「Drawbridge Healthは、パンデミックの緩和ならびに切望されている代謝障害管理の進歩を支援するため、より優れた採血方法と質の高い検査結果が早急に必要とされていることを認識している。ケンブリッジ大学とのパートナーシップの前進、拡大を非常に喜んでいる」と語った。

 

編集者注

 

▽問い合わせ先

Eddy Garcia

egarcia@dbhealth.com

 

▽Drawbridge Healthについて

2015年にGE VenturesとGE Healthcareによって設立されたDrawbridge Healthは、いつでもどこでも快適で簡便な血液サンプルの収集を可能にする新たな採血体験の考案に注力するヘルスケアテクノロジー企業である。Drawbridge Healthはエンジニアリング、化学、モジュール設計を統合することで、血液サンプルを収集、安定化するための人に優しいシステムを開発、重要な健康情報へのアクセスを可能にする新たな扉を開いた。詳細については、www.drawbridgehealth.com を参照。

 

▽ケンブリッジ大学MRC疫学ユニットについて

MRC疫学ユニットは、ケンブリッジ大学の学部である。英国および世界中の人々の健康の増進に取り組んでいる。

 

肥満、2型糖尿病、および関連する代謝障害は、世界的な公衆衛生上の大きな課題となっている。こうした障害は、生涯を通じて作用する遺伝的、発達的、行動的および環境的要因の間の複雑な相互作用から生じる。同ユニットの使命は、これらの要因の個々および複合的な影響を研究し、こうした疾患とその帰結を予防するための戦略を開発、評価することである。

www.mrc-epid.cam.ac.uk

 

▽問い合わせ先

Oliver Francis

Paul Browne

comms@mrc-epid.cam.ac.uk

 

Fenland COVID-19研究は、英国医学研究会議(MRC)の助成を受けている。結核に取り組むため1913年に設立されたMRCは、現在、あらゆる健康分野で世界最高の医学研究のいくつかに公的資金を投じている。MRCの助成を受けた33人の研究者が幅広い分野でノーベル賞を受賞しており、MRCの科学者は、ビタミン、DNAの構造、喫煙とがんの関係などの多様な発見、さらに無作為化対照試験の先駆的採用、MRIスキャンの発明、これまでに開発された中で最も成果を上げた医薬品のいくつかの製造で使用される抗体グループの開発といった業績を上げてきた。現在、MRCの助成を受けた科学者は、加齢に伴う慢性疾患の増加傾向から、急速に変異する微生物がもたらす脅威まで、21世紀に人類が直面している最大の健康問題のいくつかに取り組んでいる。医学研究会議は、英国研究・イノベーション機構の傘下組織である。https://mrc.ukri.org/

 

▽ケンブリッジ大学について

ケンブリッジ大学の使命は、最高の国際レベルでの教育、学習、研究の追求を通じて社会に貢献することである。現在までに、同大学の関係者109人がノーベル賞を受賞している。1209年に設立された同大学は、31の自立したカレッジと、150の学部、学科、機関で構成されている。ケンブリッジはグローバルな大学である。1万9000人の全学生のうち、3700人は120カ国からの留学生である。ケンブリッジの研究者は世界中の同僚と協力しており、大学はアジア、アフリカ、米州でより大規模なパートナーシップを確立している。同大学は「ケンブリッジクラスター」の中心に位置し、6万1000人以上を雇用、市内やその周辺の5000の知識集約型企業により年間150億ポンドを超える売上高を生み出している。市は住民10万人当たり316件の特許を公開している。www.cam.ac.uk

 

(注1) OneDraw A1C Test Systemは2019年8月にFDA認可を取得(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2997769-1&h=4228912036&u=https%3A%2F%2Fwww.drawbridgehealth.com%2Ffda-510k%2F&a=FDA+clearance )、2020年2月にCEマークの手続きを完了した(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2997769-1&h=4180850348&u=https%3A%2F%2Fwww.drawbridgehealth.com%2Fce-mark-approval%2F&a=CE+Mark )。ケンブリッジ大学は、医療従事者以外の参加者が家庭で採血できるようにするCE認証済みの同デバイスの使用方法の限定的変更を英国医薬品・医療製品規制庁(MHRA)から認められた。

 

(注2)https://www.mrc-epid.cam.ac.uk/blog/launch-fenland-covid-19-study/

 

ソース:Drawbridge Health

 

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