オービックが関学大下して7年ぶり8度目のライスボウル制覇
1月3日、アメフト日本選手権、オービックが関西学院大学に勝利。7年ぶり8度目の制覇となった。
2021年1月3日
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2021年1月3日(日)
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報道関係各位
-オービックが関学大下して7年ぶり8度目のライスボウル制覇-
1月3日(日)、アメリカンフットボール日本選手権『プルデンシャル生命杯 第74回ライスボウル』が東京ドームで行われ、オービックシーガルズが35対18で関西学院大学ファイターズに勝利。オービックは2014年以来7年ぶり8度目のライスボウル制覇となった。
ライスボウルで4度目の顔合わせとなったこの日の試合。関学大のキック、オービックのレシーブで開始した。関学大は奇襲攻撃のオンサイドキックが成功して攻撃権を得ると、主将RB鶴留輝斗のランなどでゴール前10ヤードまで前進。ここでワイルドキャット体系からダイレクトスナップを受けたRB前田公昭が左サイドのオープンを走り先制のタッチダウンを決めた。しかし、エクストラポイントのキックはブロックされてしまう。
社会人王者もすかさず反撃する。いきなり6点のビハインドを負ったオービックは、QBジミー・ロックレイのパスやRB李卓のランを効果的に織り交ぜ、相手陣まで侵攻。ゴール前8ヤードでは、ピッチを受けたRB望月麻樹がエンドゾーン中央へ持ち込むタッチダウンラン。キックも成功して7対6と逆転に成功した。
なおもオービックは、関学大のパントをDL平澤徹がブロックして敵陣14ヤードで攻撃権を奪うと、この好機でQBロックレイがTEホールデン・ハフへのタッチダウンパスに繋げて加点した。
第2Qに入るとお互いに攻め手を欠きこう着状態が続いたが、8点を追う関学大は自陣16ヤードでワイルドキャットフォーメーションからRB三宅昂輝が左サイドを独走する84ヤードタッチダウンランを決めた。しかし、同点を狙った2点コンバージョンは失敗に終わり、14対12とオービックの2点リードで前半を折り返した。
後半に入ると、地力の差が出始めた。関学大のファーストドライブをスリーアンドアウトにおさえたオービックは、QBロックレイからWR野崎貴宏へ53ヤードのロングボムがヒットして追加点を挙げる。続く関学大のオフェンスを止めて勢いに乗るオービックは、WR西村有斗の49ヤードランでリードを広げる。
攻撃の手を緩めないXリーグ王者は、DBブロンソン・ビーティのインターセプトで攻撃権を奪取すると、QBロックレイがこの日自身3つ目となるタッチダウンパスをTEホールデン・ハフに通して、勝機をぐっと引き寄せる。
23点差を追う関学大は、11回のプレーでRB前田のタッチダウンランで食い下がるが、反撃も時すでに遅し。オービックがそのまま逃げ切り、自らの記録を更新する社会人最多の8度目の美酒を味わった。
なお、大会最優秀選手にはパス捕球2回、77ヤード、1TDを記録したオービックのWR野崎貴宏が選ばれた。
オービックHC 大橋誠
心底ほっとした。社会人チャンピオンとして学生王者と戦うので勝たないといけないという使命を持って戦っている。ジャパンエックスボウルと高揚感が違うことを実感した。
(先制点を奪われたことについて)さすが関学さんだな、と思いました。なかなか思い切ったことをしないと勝機を見出せないとは誰もが考えるが、オンサイドキックを含めてやり切ることに関しては、これだけ長い間学生チャンピオンに君臨している地力を感じた。
関西学院大学監督 大村和輝
前半はキックオフも当たったらラッキーと思って蹴ったら当たり、非常にラッキーな入りができた。オフェンスもワイルドキャットでボールコントロールしながらなんとかロースコアのワンポゼッションくらいで後半を迎えたいと考えていたら、それがうまくいっていたので上出来だった。後半はシーガルズさんの目が慣れてきてディフェンスがアジャストしてきて、地力の差が出た。後半はもう少しパスを我慢してもよかった。ディフェンスはほぼランプレーを止めていたので頑張っていた。やはり、1対1の実力差と自分たちのアジャストミスで失点していたので、その辺がシーズンを通して詰め切れなかったと思う。
以上
試合記録別紙
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