IQVIAジャパン トップライン市場データ <2020年暦年および2020年第4四半期>
2020年暦年の日本医療用医薬品市場は、前年比2.4%減で 10兆3,717億33百万円。6年連続の10兆円超
2021年2月22日
報道関係者各位
IQVIAジャパン トップライン市場データ <2020年暦年および2020年第4四半期> 2020年暦年の日本医療用医薬品市場は、前年比2.4%減で 10兆3,717億33百万円。6年連続の10兆円超
● 2020年暦年(20年1月-12月): 10兆3,717億円(前年比2.4%減)
● 2020年第4四半期 (20年10月-12月): 2兆7,658億円(前年比1.9%減)
◎ 2020年暦年では薬価ベースで10兆3,717億33百万円(2.4%減)、6年連続で10兆円を超えた
◎ 2020年暦年の市場別では「病院」(0.8%減)「開業医」(5.8%減)「薬局その他」(2.5%減)で、3市場ともすべて前年度を下回るのは2017年以来
◎ 2020年暦年の販促会社レベルでは、20年11月ファイザーから分社化したヴィアトリス製薬が、売上上位13位でランクイン(2,523億32百万円)
◎ 2020年第4四半期では薬価ベースで2兆7,657億89百万円(1.9%減)、四半期毎の推移では、2020年第2四半期から3四半期連続のマイナス成長
◎ 2020年第4四半期の市場別では「病院」(0.3%減)「開業医」(5.1%減)「薬局その他」(2.1%減)。3四半期連続で全3市場が前年度を下回るのは、トップライン市場データリリース開始以降初
IQVIAジャパン グループ(本社:東京都港区、会長:湊方彦)は、2020年暦年(20年1月-12月)と、2020年第4四半期(20年10月-12月)の日本医療用医薬品市場(薬価ベース)を、「IQVIAジャパン トップライン市場データ」として2021年2月22日に発表しました。
IQVIAジャパン グループでは、日本のヘルスケア産業の発展と透明性の創造、および社会の皆様に日本のヘルスケア市場についての理解を深めていただくため、市場規模や薬効、製薬企業および医薬品の売上、処方、疾病に関するトップラインデータをメディアや医療・医学の研究に携わっている学術研究機関に提供しています。当社はトップラインデータを開示により皆様と情報の共有化を図ることで、日本のヘルスケアの発展への貢献を目指しています。
【2020年暦年(20年1月-20年12月)】日本医療用医薬品市場トピックは以下の通りです。
● 当該期間の日本医療用医薬品市場は、薬価ベースで前年を率で2.4%、額で2,530億円余下回る10兆3,717億33百万円で、6年連続の10兆円超となった
● 病院市場(病床100床以上):4兆7,103億46百万円(前年比0.8%減)。開業医市場(病床100床未満):2兆146億63百万円(同5.8%減)。薬局その他市場(主に調剤薬局):3兆6,467億24百万円(同2.5%減)。3市場ともすべて前年度を下回るのは2017年以来
● 売上げ上位10薬効内で最も高い前年比の伸び率は、2017年以降1兆円超の「L01抗腫瘍剤」(5.6%増)で、2012年以降年間トップを維持。2位の「A10糖尿病治療剤」(4.9%増)、3位の「L04 免疫抑制剤」(3.1%増)のトップを含む3薬効のみ前年増
● 売上げ上位10薬効中、トップ「L01抗腫瘍剤」を含む上位3薬効以外の7薬効全てで前年減の伸び率。10位「R03 喘息及びCOPD治療剤」(10.4%減)、9位「C10 脂質調整剤及び動脈硬化用剤」(8.7%減)、7位「C09 レニン-アンジオテンシン系作用薬」(7.3%減)の順に減少率が大きかった
● 売上げ上位20社(販促会社レベル)では、20年11月ファイザーから分社化したヴィアトリス製薬が13位でランクイン(2,523億32百万円)。ファイザーは11位(2,698億17百万円)
● 売上げ上位10製品では、トップに立ったキイトルーダをはじめ、抗腫瘍剤が4製品を占める。前年比は4位のタケキャブ(979億04百万円)が(15.8%増)で最も高く、3位のアバスチン(1,029億25百万円)が(12.8%減)で最も低い
【2020年第4四半期(10月-12月)】日本医療用医薬品市場トピックは以下の通りです。
● 当該期間の日本医療用医薬品市場は、薬価ベースで率で1.9%、額にして540億円余り下回る2兆7,657億89百万円
● 病院市場(病床100床以上):1兆2,587億28百万円(前年比0.3%減)、開業医市場(病床100床未満):5,528億94百万円(同5.1%減)、薬局その他市場:9,541億67百万円(同2.1%減)。3市場すべてが 3四半期連続でマイナス成長となったのは、トップライン市場データリリース開始以降初
● 売上げ上位10薬効のうち、トップ「L01 抗腫瘍剤」、2位「A10 糖尿病治療剤」は前年と変わらなかったが「L04免疫抑制剤」が2つ順位を上げて3位に。特に「L01 抗腫瘍剤」は、6.9%増と最も高い伸びで、最も低い伸びは10位「R03 喘息及びCOPD治療剤」で10.8%減
● 売上げ上位10製品の前年比は7製品が二桁台の伸び率を示した。9位のアジルバ(215億65百万円)が13.6%増で最も高く、8位のリリカ(221億07百万円)が17.0%減で最も低い
* IQVIAジャパン 「日本医薬品市場統計」における「薬効」はATC分類に準拠しています。
本項の 「ATC 分類(Anatomical Therapeutic Chemical Classification)は、EphMRA(European Pharmaceutical Market Research Association : 欧州医薬品市場調査協会)により管理されている、アナトミカル薬効分類(作用部位別薬効分類)に準じており、日本医薬品市場統計作成にあたっては、定期的に最新最適な状態に見直しを図っています。
**IQVIAジャパン 「日本医薬品市場統計」における「販売会社レベル」と「販促会社レベル」の定義は以下の通りです。
販売会社レベル:卸店に対して製品を販売し、その代金を回収する機能を持つ製薬企業
販促会社レベル:MRによる情報提供活動を通じて販促活動を行なっている製薬企業
IQVIA について
IQVIA (NYSE:IQV)は、先進的かつ高度な分析力と機能、革新的テクノロジー、および臨床試験サービスをライフサイエンス業界の皆さまへ提供する世界的なリーディング企業です。IMS HealthとQuintilesの統合により誕生したIQVIA は、ヒューマン・データ・サイエンス(分析の精緻さとデータサイエンスの明晰さを、拡大し続けるヒューマンサイエンスの領域に対し活用すること)を用いることにより、ヘルスケア企業の皆さまが臨床開発とコマーシャル領域におけるこれまでに無いアプローチを、新たなイマジネーションの下で発展させ、イノベーションを速め、ヘルスケア・アウトカムの改善をより一層加速させることを支援します。私たちの原動力である「IQVIA CORE™」によって、IQVIAは実務実行力を伴いながら、大規模な分析、革新的なテクノロジー、そしてスペシャリストによる幅広い専門知識、これらが交差する地点に、実用的且つ唯一無二のインサイトを提供しています。私たちIQVIAは現在、およそ6万8,000人が、世界100以上の国と地域で活動しています。
IQVIA は、患者の皆さまの個人情報保護の分野においても、世界をリードしています。医療関係者の皆さまが、疾患のパターンを特定し、より良いアウトカムの実現のために必要である明確な治療方針や治療法の関連づけに資する規模での情報を収集・分析すると同時に、様々なプライバシー保護のための技術や安全対策に取り組んでおります。IQVIAが持つインサイトや実務の実行力は、治療・治癒の実現に向かい尽力するバイオテクノロジー企業、医療機器メーカー、製薬企業、医学研究機関、政府機関、保険者やその他様々な医療関係者の皆さまによる疾患そのものや人間の行動、サイエンスの進歩に対する更なる理解の深耕を支援します。IQVIAの詳しい情報はこちら(www.iqvia.com). をご覧ください。日本向けのURLはこちら(www.iqvia.co.jp)
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 IQVIAジャパン グループ
- 所在地 東京都
- 業種 情報サービス・コンテンツ
- URL https://www.iqvia.com/ja-jp/locations/japan
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