田口明彦・脳循環代謝研究部長ら日独英・国際研究グループの研究成果が米科学誌Stem Cellsに掲載

次世代細胞治療への期待 「幹細胞治療による再生促進・炎症制御メカニズム解明」

2021年3月10日

公益財団法人神戸医療産業都市推進機構

 

※報道解禁日時:2021年3月11日20時以降

 

記者資料提供:令和3(2021)年3月10日

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—— 次世代細胞治療への期待 ——

田口明彦・脳循環代謝研究部長ら日独英・国際研究グループの研究成果 「幹細胞治療による再生促進・炎症制御メカニズム解明」が米科学誌に掲載

 

神戸医療産業都市推進機構(神戸市中央区、理事長:本庶佑)は、田口明彦研究部長(先端医療研究センター脳循環代謝研究部)らの国際研究グループによる研究成果が、2021年3月11日(日本時間11日20時)、米科学誌電子版「Stem Cells」に掲載される予定ですのでお知らせいたします。

 

ポイント

間葉系幹細胞を使った幹細胞治療による脳神経機能再生および過剰炎症制御メカニズムを解明

全く想定されていなかった間葉系幹細胞のメカニズムが判明

作用メカニズムが判明したことにより、より効果的な次世代細胞治療開発が可能に

図:間葉系幹細胞から血管内皮細胞へのギャップ結合を介した蛍光物質の移動

脳梗塞モデルマウスの血管内に、蛍光物質を封入した間葉系幹細胞投与10分後の脳梗塞領域の蛍光顕微鏡写真。血管内皮細胞の細胞膜にギャップ結合の集積部位があり、その部位から蛍光物質が血管内皮細胞内に移動したことが観察された。なお、投与した幹細胞は、既に血流で流されておりこの部位では観察されない。

 

 同グループでは、昨年度に造血幹細胞の血管再生促進メカニズムを解明、発表1しており、今回の間葉系幹細胞での成果と合わせ、国内外の幹細胞を使った再生医療に汎用されている造血幹細胞および間葉系幹細胞の両者のメカニズムを解明しました。

 また間葉系幹細胞を使った幹細胞治療は、新型コロナウイルス感染症による致死性肺障害への有効性が期待されており、本研究の成果はその治療法開発にも貢献すると考えられています。

 

研究成果の具体的な内容は、添付資料をご参照ください。

 

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プレスリリース添付画像

図:間葉系幹細胞から血管内皮細胞への、ギャップ結合を介した蛍光物質の移動

ギャップ結合

田口 明彦 脳循環代謝研究部長

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