100周年記念科学都市がスタート:科学技術イノベーション要因が南沙区で勢いを増す

The People's Government of Nansha District, Guangzhou

AsiaNet 88928 (0754)

 

【広州(中国)2021年4月9日新華社=共同通信JBN】南沙区人民政府によると、最近、広州市南沙区でハイレベルの「科学中心」会議が開催された。Nansha Science City(南沙科学都市)を広東・香港・マカオ大湾区の主要な総合的国立科学センターへの転換を支援するための16の科学技術イノベーション政策(略して、16の科学技術イノベーション政策)の報告書の中で南沙区政府が最近導入した政策について議論することが目的。この会議はまた、南沙区との協力が人類の文明の進歩に推進力を注入する世界的な科学技術イノベーション(STI)の専門家や企業への招待でもあった。

 

99平方キロの面積をカバーする計画の南沙科学都市は、広州市政府と中国科学院(CAS)が共同で設立し、科学と教育を統合している。大湾区におけるフロンティア研究、基礎研究、ハイテクイノベーションのための重要プラットフォームとしての役割を果たす見込みである。南沙科学都市は、広州市が2021年初めに設定した「Centenary Science City(100周年記念科学都市)」を設立するという目的に基づき構築されている。

 

広州市南沙区のLu Yixian書記によると、南沙科学都市は、科学的発見、技術的発明、産業開発、専門家による支援、生態学的最適化など、あらゆる面でイノベーション開発を保証すると同時に、イノベーションリソースの集中、アクティブなイノベーション案件、効率的なイノベーションメカニズムを備えた理想的環境を促進する必要がある。

 

Xie Ming常務委員会委員兼南沙区執行副区長は「中国科学院と広州市政府により建設された南沙科学都市は、国際的な一流科学都市かつ、独自のイノベーションの重要ソースとなることを目指している。南沙区は独自のイノベーションを新しい血として、航空宇宙産業や海洋経済などの戦略的重要性を持つますます多くの新興産業を目の当たりにしている」と語った。

 

16の科学技術イノベーション政策は、南沙区における主要な技術インフラストラクチャーの集積と構築を促進し、同地域の工業開発の方向性と一致するだけでなく、STIに不可欠な科学研究プラットフォームの確立を促進する。

 

Southern Marine Science and Engineering Guangdong Laboratory (Guangzhou)(南部海洋科学工学広東研究所(広州))は、南沙区政府、中国科学院(CAS)、広州市政府が共同で設立した重要な科学研究プラットフォームである。それは、海洋島やサンゴ礁の持続可能な開発、資源の持続可能な利用、生態学的に持続可能な開発などの主要な科学技術的課題に焦点を当てている。中国工程院会員で研究所長のZhang Si氏は会議で、研究所は冷水湧出帯生態系の主要な科学施設に取り組んでおり、これは長期的な観察とプロセス全体を通してリアルタイムの早期警告により天然ガスハイドレートの開発を支援し、ハイドレート資源の安全かつ清潔で、経済的に持続可能な利用を確実にすることになると語った。

 

冷水湧出帯生態系研究装置と動的広域極超音速風洞など3つの主要な科学技術インフラストラクチャーの事前研究プロジェクトが昨年8月に開始されたと報告されている。ソフトファンデーション処理とファンデーションピットは今年上半期までに完了の見込み。

 

企業はSTIの本拠地であるが、ハイエンドの専門家はこれらのイノベーションの鍵となる。Guangdong Medical Valley Investment Management Co., Ltd.(GDMV)のXie Jiasheng最高経営責任者(CEO)によると、南沙区政府はSTIの企業や専門家に実質的支援を提供し、企業に人材を引き寄せるインセンティブを与えている。16の科学技術イノベーション政策は、招かれた専門家の子供たちに質の高い教育を提供し、Guangzhou Talent Green Card(広州人材グリーンカード)の申請資格と出身地を変えることなく地元市民と同等の市民権を与えることによって、人材誘致の取り組みを強化したと伝えられている。

 

会議では、技術的成果の変革にも焦点が当てられた。16の科学技術イノベーション政策は、地元企業が大学や科学研究機関から科学的成果を調達および工業化する際に資金支援を提供し、サンプルから製品への科学的成果の変換を加速する。中国科学院会員のChen Xinzi中山大学教授は、中山大学の南沙研究所は9年前に南沙区に設立されて以来、中核的競争力を備えた一群の企業を育成してきたと述べた。それは関連産業の発展を促進し、小規模な研究開発、試験、サンプル製造、工業化を特徴とする製薬産業における科学技術の成果を変革するためのサービスシステムを形成した。

 

Covid-19パンデミック以来、企業は大打撃を受けており、南沙区の企業も例外ではない。 APT Electronics Co., Ltd.のリーダー兼創設者であるXiao Guowei博士は、APTは短期間ながらも深刻な影響を受けた後、研究開発へのインプットを断固として拡大し、製品と産業のアップグレードを加速し、貿易戦争とパンデミックによってもたらされた市場の不利な状況を逆転させたと語った。これまでのところ、同社の受注は2021年第3四半期まで予定が入っている。APTの開発は、ハイエンドの製造業チェーンにおける大湾区の利点も示している。Xiao Guowei氏は同社の業績を振り返り、南沙区政府の支援に感謝した。同氏は、南沙区のビジネス環境の重要な競争力は、柔軟で効率的な政府サービスとともに、企業中心の政府と企業の関係にあると述べた。

 

Lu Yixian氏によると、南沙区は地区の将来におけるイノベーションの中核的地位をさらに強化し、南沙科学都市の質の高い開発を促進し、成長のための新しい青写真を創出し、国際的な科学イノベーションセンター建設および大湾区のイノベーション開発に貢献する。

 

ソース:The People's Government of Nansha District, Guangzhou

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