「長時間労働につながる商慣習の見直し」シンポジウム開催のご報告

損保労連

2021年4月19日(月)

損害保険労働組合連合会

損害保険労働組合連合会(損保労連)では、総労働時間の短縮に向けた取り組みの一環として、2017年より「長時間労働につながる商慣習※の見直し」を重点課題に掲げ、産別、単組一体となって取り組みをすすめてまいりました。

※「時間外の電話」「至急の対応依頼」など相手の労働時間の長時間化につながる行動をいいます。

しかしながら、商慣習は、過去から当たり前のように行ってきた対応が習慣化したものであり、一朝一夕で見直しを図ることが難しく、また、損保グループ産業のみならず社会全体に根強く存在することから、産業の枠を超えて解消を図っていく必要もあり、課題の解消に向けては、道半ばにあると考えています。

 損保労連としては、商慣習が根強く存在している背景には、お互いに「相手の働き方に配慮する」との認識が乏しいことにあると考えており、こうした考えの社会全体への浸透を目的として、2021年4月14日(水)に「長時間労働につながる商慣習の見直し」シンポジウムを都内で開催いたしました。

 当日はウェビナー形式によるオンライン配信も行い、政労使学から200名を超える方々に参加いただきました。

 

 

【開会挨拶】

損害保険労働組合連合会 中央執行委員長 境田 道正

 

【来賓挨拶】

日本労働組合総連合会 事務局長 相原 康伸 様

 

 

【取組紹介(これまでの取り組みと課題認識)】

損害保険労働組合連合会 中央執行副委員長 落合 賢人

損保労連が「長時間労働につながる商慣習の見直し」に取り組むに至った経緯や、これまでの主な取り組み内容などを紹介しました。また、コロナ禍を経て、商慣習が、長時間労働につながるだけでなく、柔軟な働き方の妨げにもなっているとの課題認識を示したうえで、「長時間労働の是正」と「柔軟な働き方の推進」の観点で、産業の枠を超え社会全体で商慣習の見直しをすすめていくには、お互いに「相手の働き方に配慮する」との考えを広めていくことが重要であると訴えました。

 

【基調講演】

独立行政法人 労働政策研究・研修機構 理事長

慶應義塾大学大学院商学研究科 名誉教授  樋口 美雄 様 

 

「長時間労働につながる商慣習の見直しの実現に向けて」と題し、長時間労働につながる商慣習の見直しの必要性や、コロナ禍が働き方に及ぼす影響などをご説明いただいたのち、どのようにすれば商慣習の見直しを実現できるのかといった観点で問題提起をいただきました。

 

 

【パネルディスカッション】

●モデレーター

独立行政法人 労働政策研究・研修機構 理事長

慶應義塾大学大学院商学研究科 名誉教授  樋口 美雄 様

●パネリスト

厚生労働省 雇用環境・均等局 職業生活両立課 課長補佐 髙橋 嘉寿満 様

日本労働組合総連合会 総合政策推進局 総合局長 仁平 章 様

全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟 総合サービス部門 事務局長 原田 光康 様

全日本自動車産業労働組合総連合会 副事務局長 藤田 清憲 様

損害保険労働組合連合会 中央執行副委員長 落合 賢人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基調講演をいただいた樋口様をモデレーターとして、パネリスト5名によるパネルディスカッションを行いました。本シンポジウムのテーマに関する各組織のこれまでの取り組みや課題認識などをそれぞれプレゼンしたのち、商慣習の見直しに向け産業の枠を超えて連携できることや、お互いに「相手の働き方に配慮する」との考えをどのように社会に浸透させていくか、などの観点で意見交換を実施しました。

 

【閉会挨拶】

損害保険労働組合連合会 事務局長 串田 晃一

 

本シンポジウムの詳細については、今後損保労連ホームページでもご紹介していきます。

https://shoukansyuminaoshi.fniu.or.jp/

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