アトナープが分子センシング・デジタル診断検査プラットフォーム拡張のための5000万ドルのシリーズD資金調達を発表
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【東京2021年5月18日PR Newswire=共同通信JBN】
*WRVI CapitalのMichael Marks創設パートナーがアトナープ取締役会に加わり、Berkeley LightsのShaun Holt元最高財務責任者(CFO)がアトナープの最高執行責任者(COO)に就任
ヘルスケア、製薬、半導体産業向け分子センシング・診断製品の大手メーカー、アトナープ(Atonarp)(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3166980-1&h=1279909881&u=https%3A%2F%2Fatonarp.com%2F&a=Atonarp )は18日、WRVI Capitalが主導するシリーズD資金調達で5000万ドルを調達したと発表した。新規資金調達により、同社は現在の市場で増大する顧客需要に応えるために事業を拡大し、分子診断製品の開発と商用化を促進することが可能となる。同社はShaun Holt氏を最高執行責任者(COO)に任命したと発表した。
WRVI Capitalの創設マネジングパートナーでアナトープ取締役会会長のNicholas Brathwaite氏は「アトナープは未来のポイントオブケア(診療現場)分子診断検査を開発している。われわれはアトナープの初期投資家の1社として、同社の画期的な分子センサー技術が業界全体のイノベーションに拍車を掛ける可能性があることを早い段階で認識した。アトナープは、経験豊富な技術者チームと共に、クラス最高の実績のある革新的な分子センサー技術プラットフォームを新しい業界に拡大し続ける」と語った。
WRVI Capitalの創設パートナーであるMichael Marks氏は主要投資家としてアトナープの取締役に任命され、取締役会会長に留まるNicholas Brathwaite氏と合流する。アナトープのシリーズDに参加しているのは、古河電気工業、JPインベストメント、Boscolo Intervest、ATI Korea、Banner Industriesである。アナトープは現在までに1億1100万ドルの資金を調達した。
古川電気工業の枡谷義雄副社長は「アトナープの目標は当社と同じである。われわれは、技術に無数のアプリケーションがある企業をサポートできることをうれしく思っているが、最も重要なのは、その技術がアトナープの非侵襲診断検査プラットフォームを通じて人々が予防的な健康上の意思決定を下すのを支援できることである」と語った。
▽新しいプラットフォーム技術は化学の使用なしにラボ品質の結果を提供
アトナープは、製薬、半導体製造、産業プロセス制御、そして、現在はライフサイエンス分野における分子診断のデジタルトランスフォーメーションのパイオニアである。同社は独自の分光技術を使用し、分子情報を検出、分析、定量化している。アトナープは、光学センサーを使用してラボ品質の結果を可能にするエンドツーエンドのプラットフォームであるATON-360(TM)を含む一連の分子診断製品を提供している。化学に依存し、処理に大量の生体サンプルを必要とする従来の診断および血液検査方法とは異なり、アナトープは独自のレーザーベースのセンシングおよびプロファイリング技術を使用し、化学や高価な試薬の使用なしに小さなサンプルサイズを分析し、デジタル分子スナップショットを生成する 。
スタンフォード大学教授のPhyllis Gardner博士は「ポイントオブケア検査は未来の医療診断だが、同業界は、処理のために大量のサンプルと中央に拠点を置く研究所を必要とする高価な化学重視のパネルによって妨げられてきた。アトナープの分子センサーは、信じられないほど少量のサンプルからデジタルデータセット全体をスキャンして保存する。この技術は、予測的・予防的な医療行為を実現するのに不可欠な分散型のポイントオブケア診断をサポートすることができ、患者にとってより良い診断、治療、結果につながる」と付言した。
アトナープのPrakash Murthy社長兼最高経営責任者(CEO)兼最高技術責任者(CTO)兼創設者は「当社は、化学プロセスをリアルタイムでこれまでになく詳細に定量的に分析する業界最小かつ最もスマートでクラウド接続のプラグアンドプレー分子診断プラットフォームを開発しており、当社のディスラプティブなプラットフォームを多数の業界や市場セグメントで広く展開する準備ができている。当社は、世界が分子データ分析を使用する方法に革命を起こすための当社のビジョンとアプローチを信頼しているWRVI Capitalおよびその他の投資家に感謝している。産業およびライフサイエンス・アプリケーション向けの製品提供を拡大する中で、当社の次の段階の成長をサポートするためにShaun Holt氏がCOOとして加わることをうれしく思っている」と語った。
アトナープが現在販売している分子センシング・プラットフォームである半導体・プロセス監視用のAston(TM)、および製薬用のLyoSentinel(TM)は、顧客がプロセス制御を管理・最適化する方法を変革した。ライフサイエンスでは、ATON-360が透析患者の体験、細胞ベースの製品の発見・開発プロセス、および体外診断を再構築する。今日、同社のデジタル分子技術は、高速で痛みがなく費用対効果の高い体外診断ソリューションを提供しており、これは瀉血(しゃけつ)専門医を必要とせず、数秒で定量的なリポートと分析を作成する。同社の製品開発のロードマップはまた、体内診断プラットフォームの開発努力により、血液診断の新たなフロンティアを開拓することになっている。アトナープは、体液中の被検物質を定量化できる初の非接触光学診断プラットフォームを開発しており、これは2022年にリリースされる予定である。分子診断における同社の究極のビジョンは、レーザーベースのセンシングとプロファイリング技術を使用し、皮膚を通じて直接、血管を光学的に精査することにより、低侵襲から非侵襲の血液検査に移行することである。
▽経験豊富なライフサイエンスのリーダーがCOOとして加わる
Shaun Holt氏がCOOとしてアナトープに加わり、アトナープの世界的な事業で卓越した業務を推進することに注力する。Holt氏は、アトナープ入社前はBerkeley Lights, Inc.の最高財務責任者であり、2億500万ドルの新規株式公開(IPO)を通じてこのデジタル細胞生物学企業を主導した。同氏は、財務、会計、営業、製造、サプライチェーン、製品開発プロセス、顧客成功の職務をリードしてきた20年以上の経験を新興企業から大企業に至るさまざまな技術・ライフサイエンス企業にもたらす。
▽アトナープについて
アトナープ(Atonarp)は、リアルタイムの実用的データを生成し、ヘルスケアおよび産業用半導体プロセスで大幅に優れた結果を達成するため、センシング・診断デバイスを適用する方法を再構築する分子診断企業である。アトナープは、高感度診断機器の設計、開発、製品化の専門家から成る世界クラスのチームによって率いられている。同社は2010年に設立され、日本、インド、米国で事業展開している。詳細はhttps://www.atonarp.com を参照。
ソース:Atonarp
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