ioneerが韓国のEcoPro Innovationとのリチウム・オフテイク契約を発表

ioneer

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【リノ(米ネバダ州)、シドニー2021年6月30日PR Newswire=共同通信JBN】

ハイライト:

 

*拘束力のあるリチウム・オフテイク供給契約(「契約」)がEcoPro Group of Companiesの子会社である韓国のEcoPro Innovation Co. Ltd(「EcoPro」)と調印された。契約の前提条件はioneerの最終投資決定(FID)である。

 

*EcoPro Groupは世界第2位のNCAカソード材料メーカーで、世界のバッテリーメーカー向けの主要なカソードサプライヤーである。

 

*3年契約は、ネバダ州でのioneerのRhyolite Ridge Lithium-Boron事業の年間7000トン(tpa)の炭酸リチウム向けであり、初期・確定の2000 tpa(ioneerのFIDに基づく)と、追加・随時の5000 tpa(2022年第1四半期以前の双方の合意に基づく)から成る。

 

*契約はioneer初のリチウム・オフテイク契約であり、最初の3年間の産出はioneerの年間炭酸リチウム産出量の最大34%に相当する。

 

*Rhyolite Ridgeは米国で最先端のリチウム開発プロジェクトであり、ioneerは期待されるバッテリー材料の需要の急加速によって恩恵を受けることができる好位置にある。

 

ioneerのBernard Roweマネジングディレクターは以下のように語った。

 

「今回のEcoProとの契約はioneerにとって重要なマイルストーンであり、貴重なパートナーシップである。これは当社初のリチウム・オフテイク契約であり、カソード材料製造で定評のあるワールドリーダーとの提携は当社の炭酸リチウムの品質の証しである。2019年半ばのパイロットプラントツアーと、当社の製品サンプルの詳細なテストを経て、EcoProが当社の材料がEcoProの厳格な基準に合致すると判断し、ioneerがバッテリーグレードの水酸化リチウムの製造に向けたEcoProの戦略をサポートする適切なパートナーであると決定したことをうれしく思う」

 

「同様に重要なことは、ioneerとEcoProが持続可能性への目標を共有していることである。EcoProは、排出物を減らすテクノロジーの生産にコミットしており、ioneerは極めて低いカーボンフットプリントを備えるこの重要な材料の産出を通じてEcoProを支援する」

 

EcoPro InnovationのAnthony Kim社長は以下のように語った。

 

「人類の生活の質の向上を目指す信頼され尊敬される企業として、われわれは同様のビジョンを共有するioneerと提携できることをうれしく思う。Ioneerの炭酸リチウムは、最小の環境フットプリントでの高純度の水酸化リチウムへの変換に最適である。Rhyolite Ridgeが米国にあり、EV(電気自動車)セクターの重要性が増していることも相まって、両社は米国の輸送手段の電化で重要な役割を果たすことができる」

 

リチウムおよびホウ素の新興プライヤーであるioneer Ltd(ioneerないしは同社)(ASX: INR)は30日、EcoPro Innovation Co Ltd(「EcoPro」)と3年間の拘束力のあるオフテイク供給契約(契約)に調印し、ioneerはネバダ州のRhyolite Ridge Lithium-Boron Project(「Rhyolite Ridge」)の炭酸リチウムをEcoProに供給すると発表した。契約の前提条件はioneerの最終投資決定(FID)である。

 

同契約によると、ioneerは3年間、最大年間7000トン(tpa)の炭酸リチウムをEcoProに提供する。7000 tpaは初期・確定の2000 tpa(ioneerのFIDに基づく)と追加・随時の5000 tpa(2022年第1四半期以前の双方の合意に基づく)から成る。EcoProは、同社のカソードプラントでioneerの炭酸リチウムを高純度の水酸化リチウムに変換し、同社の顧客の要望に応える。

 

ioneerは、今後26年間のマインライフで年間約17万4400トンのホウ酸とともに、年間平均約2万600トンの炭酸リチウム、ないしは約2万2000トンの水酸化リチウムを産出すると期待されている(注1)。リチウムとホウ酸の両方を産出することによって、ioneerは米国でリチウムを産出するだけでなく、グローバルな費用曲線の最低水準で産出することが可能になる。ioneerは2023年後半に産出を開始できると期待している。

 

今回の契約は、ホウ酸産出のための初期オフテイク契約および2つの販売・代理店契約(注2)の調印に続くもので、1年目の100%のオフテイクと2年目および3年目の85%以上のホウ酸産出を示している。

 

EcoProとの契約の主要条項は以下の通り。

 

*産出物:炭酸リチウム

*契約期間:3年

*産出量:最低年間2000トン(ioneerのFIDに基づく)、2022年第1四半期(あるいは当事者の双方が合意したそれ以後の期日)以前の双方の合意による追加の量(年間5000トン)によって最大年間7000トン

*価格条件:韓国釜山までのCIF(運賃保険料込み価格)

*価格:合意された価格フォーミュラに基づいて四半期ごとに調整

*通貨:メートルトン当たりの米ドル

*前提条件:ioneerの最終投資決定

 

このASXリリースは、ioneerのBernard Roweマネジングディレクターによって承認されている。

 

▽問い合わせ先

Bernard Rowe

ioneer Ltd

Managing Director

T: +61 419 447 280

browe@ioneer.com

 

Jane Munday

FTI Consulting

Investor & Media Relations

(Australia)

T: +61 488 400 248

jane.munday@fticonsulting.com

 

Grace Altman

FTI Consulting

Investor & Media Relations

(USA)

T: +1 917 208 9352

grace.altman@fticonsulting.com

 

▽IONEERについて

ioneer Ltdは米国ネバダ州にあるRhyolite Ridge Lithium-Boron Projectの100%施工主である。同所は北米唯一の既知のリチウム・ホウ素鉱床であり、世界でも2つしかない同鉱床の1つである。最終フィージビリティースタディー(DFS)(注3)は2020年4月に完了し、Rhyolite Ridgeを世界クラスのリチウムおよびホウ素プロジェクトとして確認し、持続可能な未来にとって不可欠な世界的に重要かつロングライフ、ローコストのリチウムおよびホウ素の供給源になると期待されている。

 

▽ECOPRO INNOVATION CO. LTDについて

EcoPro Innovation Co Ltdは、EcoPro BM、EcoPro Gem、EcoPro Innovationを含むEcoPro Co., Ltd Group of Companiesの子会社である。EcoPro Innovationはリチウムイオン・バッテリーとフィルターフレームを専門にしている。EcoPro Innovationは、リチウム電池のコア材料であるリチウム化合物の開発・製造・加工技術によってリチウム電池のバリューチェーンを確保してきた。

 

(注1)2020年4月30日発表の「ioneer Delivers Definitive Feasibility Study that Confirms Rhyolite Ridge as a World-Class Lithium and Boron Project」と題するASXのリリースを参照

(注2)2020年5月21日リリースの「ioneer Substantially Completes Asian Boric Acid Distribution and Sales Network」と題するASXの発表を参照

(注3)2020年4月30日発表の「ioneer Delivers Definitive Feasibility Study that Confirms Rhyolite Ridge as a World-Class Lithium and Boron Project」と題するASXのリリースを参照

 

ソース:ioneer

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