ジェイ・キャスト創業者が書いたメディアの課題 「デマ映えの民主主義」ネット社会をどう生き抜くか を出版

J-CAST

J-CASTニュース、東京バーゲンマニア、Jタウンネットなどをネットで展開する株式会社ジェイ・キャストの創業者蜷川真夫会長が2022年4月1日に「デマ映えの民主主義」(定価1980円)を「かもがわ出版」から出版した。書店、ネット書店などで販売される。

ネット、とりわけスマホの普及は社会変革、情報革命だが、人類にとって大きな利益をもたらした半面、様々な社会病理現象も指摘されている。トランプ大統領による米国社会の分断、戦争における情報・宣伝戦はSNSなど情報発信を簡単にできるようになった弊害ともいわれてきた。個人中傷も大きな社会問題となっている。

長らくメディアに関わり、独立系のネットメディアJ-CASTニュースの創刊、運用にもかかわってきた蜷川が、その体験からネットの利点と課題の源流を考えた。今回の著作は、ネット現場からの喝!だという。

新聞、雑誌書籍の課題、ネットでばら売りされるコンテンツの問題点、将来のメディア像を「自戒を込めて」まとめている。

「デジタル・ファシズム」「ルポ貧困大国アメリカ」などの著書で厳しく現代社会の問題をえぐる国際ジャーナリスト堤未果さんがあとがきで推薦している。

蜷川会長には「ネットの炎上力」(文春新書)「田中角栄は死なず」(徳間文庫)「インド人力宇宙船」(朝日新聞社)などの著作がある。

 


 

「デマ映えの民主主義」(蜷川真夫著、かもがわ出版刊、2022年4月1日発行)

目次

プロローグ ネットの進化は人間社会を分断したのか

1章 ネット情報の信頼が揺らいでいる

2章 新聞業界よ、座して死を待つな

3章 スマホに押される出版業の活路

4章 ネット型ニュースの落とし穴

5章 ネットで大衆化した「デマ」

6章 美術品は情報コンテンツである

7章 増幅する「有名」の経済価値

8章 フィルターバブルが現実となった

9章 再びメディアが役割を担うとき

寄稿 「見えない利益」が民主主義を支える 堤未果

エピローグ  個人の情報発信力を生かすためにhttp://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ta/1212.html

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  • 名称 株式会社ジェイ・キャスト
  • 所在地 東京都
  • 業種 情報サービス・コンテンツ
  • URL http://www.j-cast.co.jp
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