シェフラー 水素技術で「CLEPA イノベーション・アワード」を受賞

シェフラーのEnertect PC+ コーティングシステムが「CLEPAイノベーション・アワード2022」の最終選考で受賞

Enertect PC+ は、最大20%のCO₂を削減し、更に持続可能な燃料電池用金属製バイポーラプレートの生産を実現

好評のコーティングモジュールにEnertect PC+ をラインナップに加え、サステイナブルな水素関連技術に新たな製品群を展開

 

授賞式 (左から、シェフラーAG物理コーティング開発スペシャリストのネイサン・クルップ博士、CLEPA会長のトーステン・ムシャール、シェフラーAGコーポレートリサーチ・イノベーション&セントラルテクノロジー部門上級副社長のティム・ホーゼンフェルト工学博士、シェフラーAGコーティングテクノロジー部門長のメフメット・オテ博士)

(写真:CLEPA/Schaeffler)

 

自動車および産業機械分野のサプライヤーであるシェフラーは、Enertect PC+ コーティングソリューションが「クリーン&サステナブル・モビリティ」部門で「CLEPA イノベーション・アワード2022」の最終選考に進み、2位を受賞しました。CLEPA(欧州自動車部品工業会)は、スマートでサステナブルなモビリティにつながる優れたイノベーションに対して賞を授与しています。「CLEPA イノベーション・アワード2022」には合計104件の応募があり、そのうち、最高技術を有する3社が最終候補に進み、ブリュッセルで開催される最終選考会に招待されました。シェフラーのEnertect PC+ は最新の高性能コーティングシステムで、燃料電池システムの主要部品である金属製バイポーラプレートの価格を抑えながら効率を上げ、さらには持続可能性の向上を実現しています。また、金属材料にスチールを用いることで、チタンやグラファイトよりも少ないカーボンフットプリントを可能にします。こうした革新的技術により、シェフラーは、未来のモビリティ社会に向け、断固たる決意をもって水素関連技術の確立に貢献しています。

 

シェフラーAG最高研究開発責任者のウーヴェ・ヴァーグナーは次のように述べています。「このような欧州の先進技術を競う機会において第2位を獲得でき、大変光栄です。当社の革新的なコーティングシステムは、サステナブルなモビリティの実現、例えば水素関連技術の開発において、重要な役割を果たすソリューションです。シェフラーは、この技術を量産に投入することをロードマップ2025の主要な要素としています。今回第2位を受賞したことは、シェフラーが水素関連技術の開発において正しい道を歩んでいることの証となります」。

 

シェフラーは、年間にして10億個以上の部品にコーティング加工を行っており、アプリケーション毎にモジュール化されたコーティング設計によって、厳格化する腐食・摩耗防止および摩擦低減の要求事項に正確に適合させています。こうしたノウハウは水素関連技術など、新たな事業分野にも常に活用されています。シェフラーは、燃料電池用バイポーラプレートの製造を目的として、2022年夏にシンビオとともに合弁会社「イノプレート」を設立し、2024年までの量産開始を計画しています。

 

効率的、経済的、そしてサステナブルなEnertect PC+

Enertect PC+ は、固体高分子形(PEM)燃料電池に使う金属製バイポーラプレート用の極薄で貴金属フリーの高性能なコーティングです。チタンやグラファイトの代わりに、スチールをコーティングする対象の基材に使用しており、大幅なコスト削減を実現しました。また、スチールは加工しやすいため、大規模な量産が容易です。さらには、貴金属を用いてコーティングする他の製品よりもEnertect PC+ のほうが、カーボンフットプリント量がおよそ99%少ないため、バイポーラプレート全体でのカーボンフットプリント量も従来品に比べておよそ20%削減できます。シェフラーは、好評のコーティングモジュールにEnertect PC+ をラインナップに加えて、サステイナブルな水素関連技術に新たな製品群を展開していきます。シェフラーAGコーポレートリサーチ・イノベーション&セントラルテクノロジー部門で上級副社長を務めるティム・ホーゼンフェルト工学博士は次のように述べています。

「Enertect PC+ は、ユニークな貴金属不使用のコーティングシステムであり、環境に優しい生産工程で大量生産が可能です。ナノスケール構造により、貴金属を使用するコーティングと遜色のない安定性と高性能を実現しています。そればかりでなく、よりサステナブルで、低価格を実現しています。今回「CLEPAイノベーション・アワード」の最終選考に残り、第2位を獲得したことは、シェフラーが決意をもって重点的に未来の技術のために引き続き取り組んでいくうえで、大きな励みとなります」。

 

発行者:Schaeffler AG / Schaeffler Japan Co., Ltd.

国:日本

 

 

燃料電池スタックの重要部品である金属製バイポーラプレート

写真:シェフラー(Bernd Kammerer)

 

シェフラーグループ – We pioneer motion シェフラーグループは自動車および産業機械分野における世界的なリーディングサプライヤーとして、75年以上にわたり、モーションとモビリティの分野において画期的な発明や開発を行ってきました。 電動モビリティ、CO₂効率に優れたドライブシステム、インダストリー4.0、デジタル化、そして再生可能エネルギーなどのための革新的なテクノロジーや製品及びサービスの提供において、当社はモーションとモビリティをより効率的でインテリジェントかつ持続可能なものにするための信頼されるパートナーです。また当社はパワートレインやシャシー用の高精度コンポーネントやシステム、多くの産業機械用の転がり軸受や滑り軸受のソリューションを開発・製造している技術会社です。シェフラーグループは2021年には約139億ユーロを売上げました。約83,000人の従業員を擁するシェフラーは世界最大級のファミリーカンパニーです。また、シェフラーは2021年には1,800件以上の特許出願を行っており、DPMA(ドイツ特許商標庁)によればドイツで3番目に革新的な企業です。

 

シェフラージャパンwebsite シェフラー 水素技術で「CLEPA イノベーション・アワード」を受賞 | プレスリリース | シェフラージャパン (schaeffler.co.jp) 

 

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