日本人・アジア人の骨格形状と骨の質感をリアルに再現した「TANACBONE(タナックボーン)」販売開始!

~整形外科領域を中心とした医療教育に/動物実験の低減に貢献~

タナック

2022年11月10日

株式会社タナック

日本人・アジア人の骨格形状と骨の質感をリアルに再現

岐阜から世界に発信「TANACBONE(タナックボーン)」販売開始!

~整形外科領域を中心とした医療教育に/動物実験の低減に貢献~

 

株式会社 タナック (本社:岐阜県岐阜市、代表取締役:棚橋一成、以下 タナック)は、日本人・アジア人の骨格形状と骨の質感をリアルに再現した模擬骨(名称:TANACBONE)の販売を11月10日より開始いたします。従来の模擬骨は形状・硬さともにヒトの骨と大きな相違があり、医療従事者が納得のいく使用感を得ることが難しい状況でした。この課題に対して当社では、国立研究開発法人産業技術総合研究所との力学試験や山口大学・岐阜大学との共同研究を経て製品化に成功いたしました。本製品は医療教育への貢献のみでなく、インプラントの評価、医療トレーニングやシミュレーション、手術器具の開発などへの大幅な活用が期待できます。

 

【製品の特長】

従来の模擬骨は海外製が多く「サイズが大きい」、「質感が硬い」といった問題がありました。当社は日本人・アジア人のデータから形状を忠実に再現し、大学での製品評価を得てこれらの問題を解決し、ニーズが高い脊椎や大腿骨を中心に製品ラインナップを揃えました。

 

【開発の背景】

世界のヘルスケア・医療部門向けシミュレーションの市場規模は予測期間中15.1%の年間平均成長率で推移し、2021年の17億米ドルから、2026年には34億米ドルの規模に成長すると予測されています。

出典元:グローバルインフォメーション

 

当社は1996年に創業し岐阜県内の工場で医療機器部品、美容ヘルスケア製品を主に製造しています。医療トレーニング事業は新たな事業の柱として2010年より事業開始しました。当初は臓器や皮膚、血管モデルを製作していましたが、2014年より販売していた獣医練習用模擬骨の質感が好評でヒト骨への転用を求める声が高まったことから、2018年より産業技術総合研究所と医療分野における手術練習や力学試験での普及を目指した研究を開始しました。その結果、2022年3月に、JIS T0311『金属製骨ねじの機械的試験方法』において力学試験用模擬骨の力学特性とその評価試験方法が掲載されました。

 

 

【今後の販売戦略】

当社ECサイト内で専用ページ「TANACTRAINING(タナックトレーニング)」を開設し、医療機器メーカーや医療施設等への納入を順次開始します。また、TANACBONEと併行して学会や医療セミナーで多くの実績がある縫合用皮膚モデルや血管、臓器の自社製品販売を行います。今後、日本国内のみでなく成長が見込まれるアジア圏への輸出も進めていきます。

 

【販売先】

販売開始日 : 2022年11月10日

販売先 : タナックホームページ 自社ECサイト 医療トレーニングモデル

TANACTRAINING(タナックトレーニング)  

URL : https://www.tanactraining.com

 

販売先 : タナックホームページ 自社ECサイト 模擬骨モデル

TANACBONE(タナックボーン)

URL : https://www.tanacbone.com

 

 

【会社概要】

商号   : 株式会社 タナック

代表者  : 代表取締役 棚橋一成

所在地  : 〒500-8185 岐阜市元町4丁目24番地

事業内容 : シリコーン・ゲル素材の加工および販売

資本金  : 3,000万円

URL  : https://www.k-tanac.co.jp

 

【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】

株式会社タナック お客様問い合わせ窓口

Tel:058-263-6381

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

アジア人のCTデータを忠実に再現

出典元:グローバルインフォメーション

山口大学医学部での実習の様子

大腿骨用プレートの評価試験

密度の異なる2層構造

レントゲン撮影可能

岐阜県各務原市内の工場

産業技術総合研究所(つくば)での試験の様子①

産業技術総合研究所(つくば)での試験の様子②

産業技術総合研究所(つくば)での試験の様子③

皮膚縫合モデル

血管拍動モデル

透明人体モデル

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