古⺠家・古⽊活⽤の⼭翠舎と空間づくりの丹⻘社、 古⽊の空間活⽤促進に向けて業務提携を締結

〜古材の魅⼒を活かした幅広い空間づくりで、SDGsや地域創⽣への貢献を推進〜

丹青社

2023年3月1日

 古⺠家・古⽊(こぼく)(※)の活⽤を事業の柱に掲げ、持続可能な社会づくりに取り組む株式会社⼭翠舎(本社:⻑野県⻑野市、代表取締役社⻑:⼭上浩明、以下「⼭翠舎」)と商業施設・⽂化施設などの空間づ

くりを⾏う株式会社丹⻘社(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:⾼橋貴志、以下「丹⻘社」)は、こ

のたび業務提携契約を締結しました。

 

 本締結により、さまざまな空間に良質な古⽊を取り⼊れるにあたり、⾼度な技術を必要とするデザイン

や施⼯においても古⽊を積極的に導⼊できるようになるほか、古⽊をより幅広く活⽤するための検証を

両社で⾏い、規模を問わず、古⽊の魅⼒を活かした空間づくりを求める事業者の期待に応えます。

 

 また、⼭翠舎は古⽊の販路拡⼤、古⽊の専⾨⼯事や古⺠家移築等の業務強化につなげ、丹⻘社はホテル、専⾨店、⼤型複合施設、⽂化施設、駅など多様な分野において古⽊の採⽤提案・導⼊を⾏い環境に配慮した空間づくりを推進することで、両社とも事業を通したサステナビリティへの貢献を進めてまいります。

 

※古⽊(こぼく):⼭翠舎の定義する古⽊とは、戦前に建てられた築80 年以上の古⺠家の解体から発⽣した柱、梁、桁、板の⽊材のこと。社内に在籍する古⽊スペシャリストが、⾍⾷いや⽔漏れのない状態を確認し、保管状態が良く、古⺠家の建てられた年代や場所、⽊材など⼊⼿ルーツが明確でトレーサビリティが確保されているものを定義している。

「古⽊/こぼく/KOBOKU」は⼭翠舎の登録商標です。

 

⼭翠舎 代表取締役社⻑ ⼭上浩明(左)、丹⻘社 取締役専務 ⼩林 統(右)

 

 

 

業務提携締結の背景

 ⼈⼝減少等に伴い、⽇本各地には使われなくなった古⺠家が点在・増加しています。そこから取り出される古材のリユースは、循環型社会の形成を推進するとともに、持続可能な⽣産と消費、気候変動への対策、経済成⻑と雇⽤など、SDGs(持続可能な開発⽬標)の達成にも幅広く寄与します。

 

 ⼭翠舎は従来廃棄されていた古材に、⼤⼯の⼿仕事の跡やトレーサビリティに基づくストーリー性を付加価値とし「古⽊」と定義することで、環境・社会・経済の全てが循環する仕組みを構築しています。丹⻘社は、建材・装飾材等の廃番品専⾨ECサイト『フォーアース(4earth)』の運営など、『サステナビリティアクション』として事業を通じた持続可能な取り組みを全社的に推進しています。

 

 古⽊のスペシャリストである⼭翠舎と空間創造のプロフェッショナルである丹⻘社が実際に空間づくりを⼿がけた実績から、本取り組みをより広く普及させるため、今回の提携に⾄りました。より幅広い空間に古⽊を取り⼊れることで、環境に配慮した空間づくりを可能にするほか、昨今増加しているサステナビリティ、SDGsを強く意識する事業者の要望にも対応します。

 

 

●2社で⼿がけたプロジェクト(2021 年)

                                          撮影:PIPS  『治⼀郎 エキュート東京店』(事業主:株式会社ヤタロー)

古⺠家で使われていた古⽊と普遍的な⾦属素材を⽤いることで、治⼀郎ブランドの変化する時代にあって変わらない味とものづくりへの想いに重ね、“時とともに変化するもの”と“変わらずそこにあり続けるもの”を表現しました。

 

 

今後の展開

 2社で空間への古⽊の利活⽤を推進することで、廃棄物の減少、CO2削減、廃棄コストの削減等、SDGsの達成に貢献する取り組みを進めるほか、古⽊の流通促進にも寄与します。

 また、⽇本各地で増加を続ける空き家の古⺠家を事業者とつなげることで新たな事業づくりをサポートし、古⺠家そのものの利活⽤により地域の活性化にも貢献してまいります。

 

 

両社コメント

⼭上 浩明(やまかみ ひろあき)/株式会社⼭翠舎 代表取締役社⻑

 丹⻘社様との連携により当社のスケーラビリティ向上が期待でき、当社の古⽊に関する多くのご相談への柔軟かつ幅広い対応が可能になります。また古⽊を活かした空間づくりを丹⻘社様と⾏うことで互いの専⾨⼒を発揮でき、当社は古⽊に関わる業務に特化し、より専⾨性を追求できます。更には、「⽇本古来の建築⽂化を世界に発信する」という私たちの想いの実現につなげてまいります。

 

⼩林 統(こばやし おさむ)/株式会社丹⻘社 取締役専務

 新材にはない耐久性を備えた質の良さ、資源の再活⽤に加え空き家問題解決にも貢献する⼈と環境への優しさ、所有者の想いが次代に受け継がれていくストーリー性、⼭翠舎様の扱う⽊材が空間づくりに与える影響は多⽅⾯にわたります。2 社の連携によって、古⽊の魅⼒を活かして空間の価値向上と社会課題の解決に取り組み、さまざまな分野において、より豊かな空間創造を⽬指してまいります。

 

 

⼭翠舎について

私たち⼭翠舎は、1930 年に建具職⼈の⼭上松治郎が創業した⽊⼯所が始まりです。現在は「古⺠家の⼭翠舎」として、古⺠家の再⽣・移築・解体をはじめ、古⽊(こぼく)を活かした商業施設内装の設計施⼯、及び古⽊プロダクトの製作・販売をしています。近年では古⺠家・古⽊の価値向上を⽬指し、海外向け古⽊ブランド展開や、古⺠家を活⽤したコワーキングスペースの運営も⾏っています。

 

 社名  : 株式会社 ⼭翠舎(さんすいしゃ)

 所在地 : ⻑野県⻑野市⼤字⼤⾖島4349-10 〒381-0022(本社)

     (東京オフィス:東京都渋⾕区広尾3-12-30 1F 〒150-0012)

 設⽴  : 1970年7⽉28⽇(創業 昭和5年)

 資本⾦ : 3,000万円

 URL  : https://sansui-sha.co.jp

 

 

丹⻘社について

「こころを動かす空間創造のプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館などの⽂化空間、展⽰会などのイベント空間等、⼈が⾏き交うさまざまな社会交流空間づくりの課題解決をおこなっています。調査・企画から、デザイン・設計、制作・施⼯、デジタル技術を活かした空間演出や運営まで、空間づくりのプロセスを⼀貫してサポートしています。

 

 社名  : 株式会社丹⻘社

 所在地 : 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス19F 〒108-8220(本社)

 設⽴  : 1959年12⽉25 ⽇

 資本⾦ : 40億2,675万657円(2022年1⽉31⽇現在)

 上場  : 東京証券取引所プライム市場(証券コード:9743/業種名:サービス業)

 URL  : https://www.tanseisha.co.jp

 

 

※ニュースリリースに掲載された内容は発表⽇現在のものです。

その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

⼭翠舎 ⼭上浩明社長(左)と丹⻘社 ⼩林統専務(右)

治⼀郎 エキュート東京店

⼭翠舎 ⼭上社長、丹⻘社 ⼩林専務 、ロゴマーク

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