松井くにお研究室が開発する「コード化点字ブロック」を用いた音声案内情報システムの体験会を開催。
令和5年3月19日(日)12時から、金沢学生のまち市民交流館にて
金沢工業大学は、情報工学科・松井くにお研究室が開発する「コード化点字ブロック」を用いた音声案内情報システムの体験会「シン・コード化点字ブロック体験会 2023 in 金沢」を、3月19日(日)12~16時に開催します。
コード化点字ブロック
「コード化点字ブロック」は、通常の点字ブロックの25個ある点に色をつけたもので、これをスマートフォンのアプリで読み込むことで、音声情報を提供するものです。視覚障がい者の方に周囲の情報を提供できるほか、観光客や外国人に向けて観光情報を提供することができます。
開催日: 令和5年3月19日(日)
時間: 12時、13時、14時、15時(予約制)
場所: 金沢学生のまち市民交流館(金沢市片町2-5-17) 交流ホール
申込方法:下記メールアドレスに【体験される方の氏名/希望参加時間帯】をお送りください。
メールアドレス: nica.npo.2022@gmail.com (担当:本間)
今回は目の見えない方、見えにくい方に限らず、ガイドヘルパーの方やご興味のある方にも広くご体験いただきたいと思っております。参加者は、金沢学生のまち市民交流館に集合し、コード化点字ブロックの説明を聞いた後、国道157号線に移動し、コード化点字ブロックを体験します。場所は国道157号線の武蔵交差点から尾山交差点間で、歩道42か所に新たに敷設されたコード化点字ブロックを使用します。体験では、松井研究室の学生が説明を行います。
また、今回の体験会にあたり、コード化点字ブロックを読み取るスマートフォンアプリに、下記の3つの新たな機能を実装しています。
・詳細機能:視覚障がい者の方により丁寧に説明を行う
・緊急機能:災害等の緊急時に案内情報を避難情報等に切り替える機能
・プライベート:個人に特化した案内情報を提供する機能
新たな機能を加え、進化したコード化点字ブロックをぜひご体験ください。
コード化点字ブロックのこれまでの研究開発について
工学部情報工学科 松井くにお教授(専門:人工知能)の研究チームは、2018年からAI技術を使った視覚障がい者向け歩行サポートシステムの開発に取り組んできました。このシステムは、点字ブロックの25個ある点に色をつけた「コード化点字ブロック」をスマートフォンのアプリで読み込むことで、音声情報を提供するものです。視覚障がい者の方に誘導の情報を提供できるほか、観光客や外国人に向けて観光情報を提供することができます。コード化点字ブロックは、歩行者の進行方向によって異なる情報の提示が可能で、1枚の点字ブロックにつき、2の25乗×4方向、つまり1億3,421万7,728通りの情報の提示が可能です。
国立工芸館前に敷設されたコード化点字ブロック
開発は2018年10月から始まり、2019年1月12日に金沢駅東口地下広場でプロトタイプの検証実験を実施。その後、下記のように、コード化点字ブロックの敷設を進めてきました。
場所 | 敷設時期 | 数 |
金沢21世紀美術館周辺 | 2019年12月 | 24か所 |
国立工芸館周辺、柿木畠振興会加盟店舗敷地内など | 2021年1月 | 45か所 |
国道157号線の香林坊二丁目交差点~香林坊交差点間 | 2022年5月 | 25か所 |
国道157号線の武蔵交差点~尾山交差点間 | 2023年3月 | 42か所 |
Walk&Mobile -コード化点字ブロック認識アプリ
スマートフォンアプリ「Walk&Mobile -コード化点字ブロック認識アプリ」を使用すると、コード化点字ブロックから情報を読み取ることができます。下記URLからダウンロードできます。
App Store(iOS)版:
https://apps.apple.com/au/app/walk-mobile/id1535368125
Google Play(Android)版:
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.matuilab.walkandmobile
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 学校法人金沢工業大学
- 所在地 石川県
- 業種 大学
- URL https://www.kanazawa-it.ac.jp/
過去に配信したプレスリリース
第2回DXハイスクール応援プログラムを2月25日(火)に開催。申込受付2025年1月8日より
12/20 13:30
最大積載量50kgの大型試作ドローンの飛行実験を初めて実施。被災地での救援物資輸送等を念頭に開発
12/13 13:30
あめの俵屋「じろあめ」の米飴残渣に含まれる難消化性タンパク質を活用したグミ開発に産学連携で挑戦。
12/12 13:30
米麹から作る砂糖代替甘味料「オリゼソース」に難消化性タンパク質が高濃度に含有。
12/6 08:00
【金沢工業大学が未来のコンビニをロボット技術で実現する競技会で断トツ優勝】
11/19 13:30
しゃべる点字ブロック『コード化点字ブロック』を錦糸町の楽天地ビル1階に11月から約3ヶ月間、敷設
10/31 10:00
小学校1~4年生を対象に「未来の高峰譲吉博士は君だ!親子で実験教室!!」を開催
10/28 14:00
【AR(拡張現実)を使い訓練用マネキン上に心臓や血管、傷病者外観を再現】
10/21 13:30