第19回蒙頂山茶文化観光祭が中国の雅安で開催へ
AsiaNet 99819 (0278)
【雅安(中国)2023年3月23日新華社=共同通信JBN】雅安市人民政府(Ya'an Municipal People's Government)とその他の部門が共催する第19回Mengding Mountain Tea Culture Tourism Festival(蒙頂山茶文化観光祭)は、3月27日に中国の雅安で開催される予定です。茶文化の地域ブランドイベントとして、Mengding Mountain Tea Culture Tourism Festivalは18年連続で開催されてきました。今年のイベントは、規模が拡大してYa'an Tea Expo(雅安茶博覧会)と組み合わさり、お茶の展覧会、お茶に関する美術品の展示、販売・調達などに関わる豊かで多彩な体験とビジネスの機会を来場者に提供します。
今年のイベントは、「Mengding Mountain in China - The Origin of World Tea(中国の蒙頂山-世界の茶の起源)」をテーマとし、雅安の茶文化の長い歴史を紹介します。清王朝の「The Great Mengshan Mountain in the World(世界で最も偉大な蒙頂山)」という碑文によると、紀元前53年、Wu Lizhenという雅安の住民が蒙頂山に7本の茶の木を植えました。これは中国最古の茶の人工栽培の文書記録で、雅安の茶文化起源の歴史的証拠でもあります。2004年には、China International Tea Culture Institute(中国国際茶文化研究会)が招集した第8回International Symposium on Tea Culture(茶文化に関する国際シンポジウム)が、茶文化は雅安の蒙頂山で生まれたと宣言しました。
今日、雅安で生産されたお茶は、中国全域と世界33カ国で販売されており、年間販売量は約10万トンに上ります。雅安の茶園エリアは2022年に100万畝に達し、お茶の生産量は11万4800トン、総合的な産出額は220億人民元以上となりました。
2022年に雅安は、高水準の茶園基盤を構築し、現代的生産規格を向上させ、よく知られた地域の茶ブランドを築き、マーケットシェアを伸ばすことにより、地域の茶産業の発展を促すことを目標とするSichuan Yacha Holding Group Co., Ltd.も設立しました。
茶産業の発展は、雅安の茶文化観光の繁栄につながり、茶摘み、お茶のテイスティング、お茶に関する芸術パフォーマンス観覧、製茶技術学習に興味のある国内外のビジターを引き寄せました。その中でも、製茶技術は雅安の茶文化のハイライトです。2022年11月、「中国の伝統的な製茶技術および関連習俗(Chinese Traditional Tea-making Skills and Related Customs)」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の人類無形文化遺産の代表的な一覧表に登録されました。雅安の緑茶の製茶技術(伝統的な蒙頂の製茶技術)と黒茶の製茶技術(南路辺の製茶技術)はいずれも一覧表に含まれています。
第19回Mengding Mountain Tea Culture Tourism Festivalは、文化を完全に体験してその価値を理解できるようゲストを招き、茶文化観光ルート研究活動も立ち上げました。これが独自の茶文化観光ルートに発展し、雅安により多くの国内外の観光客を引き寄せ、地域の文化観光の発展を促すことが期待されています。
ソース:Ya'an Municipal People's Government
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。