「シスメックス・エコビジョン2033」を策定

~環境と健康の関わりを認識し、循環型社会の実現に新たな常識を協創する~

シスメックス

2023年5月11日

 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:浅野 薫)は、シスメックスグループが持続可能な社会の実現に向けた環境保全をさらに推進するために、2033年を最終年度とする「シスメックス・エコビジョン2033」を策定しました。

 

 気候変動への適応・緩和をはじめ、水資源や生物多様性の保全など、環境問題は世界全体が抱える大きな課題の一つです。ヘルスケア市場においても、気温上昇による熱帯病の流行地域拡大や大気汚染による呼吸器疾患の増加など、医療費の増加、医療インフラの圧迫に影響を与えることが懸念されています。

 

 シスメックスは、グループ企業理念である「Sysmex Way」の実践を通じてステークホルダーの皆さまに「安心」をお届けするという考えのもと、医療の発展と人々の健やかな暮らしの実現への貢献はもとより、社会のさまざまな課題解決にも取り組んでいます。その課題の一つである「環境への負荷低減」では、製品ライフサイクルにおける資源循環と事業活動における環境負荷低減に積極的に取り組んできました。

 

 このたび、シスメックスグループ長期経営戦略の策定に合わせて、新たに「シスメックス・エコビジョン2033」を制定しました。これは、シスメックスグループが2033年に向けて目指す長期環境ビジョンであり、ステークホルダーと共にグリーンイノベーションに挑戦し、シスメックスならではの強みを生かし、循環型社会の実現に向けた新たな常識を協創することを目指します。そして、2040年のカーボンニュートラル達成に向けた温室効果ガス排出量削減に加え、水消費量の削減、廃棄物量の削減、リサイクル率向上などの目標を設定しました。

 

 シスメックスは、持続可能な社会の実現に貢献するために、グループ一丸となり、この「シスメックス・エコビジョン2033」の達成に向けた取り組みを確実に実行していきます。

 

【シスメックス・エコビジョン2033の概要】

長期環境ビジョン

環境と健康の関わりを認識し、循環型社会の実現に新たな常識を協創する。

 

1.機器と診断薬の両方を保有する強みを生かし、バリューチェーンを資源循環型に変革します。

2.環境負荷を低減する製品・サービス・ソリューションを開発し、提供します。

3.ステークホルダーと協創し、グリーンイノベーションに挑戦します。プロダクトロスのゼロ化とリサイクル・環境配慮材料への大幅な代替を進めます。

4.2040年カーボンニュートラル達成※1に向け、CO₂削減を進めます。ユニークな方法で資源循環と生物多様性の保全に取り組み、水使用の大幅な効率化や脱動物由来原料を拡大します。

5.地域の環境保全活動を奨励し、グループ全体で循環型社会に貢献します。

 

 

 

長期環境目標

一人あたりのエネルギー使用量の削減や再生可能エネルギー比率を90%以上にすることで、自社温室効果ガス排出量(スコープ1, 2)を55%削減※2します。

製品の省エネ化・小型化やサプライチェーンマネジメントの革新等を通じて、サプライチェーンの温室効果ガス排出量(スコープ3)を35%削減※2します。

水使用の効率化により主要な試薬生産拠点の試薬生産量あたり水消費量を90pt(パーセントポイント) 削減※2します。また、機器使用時の水消費量についても削減します。

未使用自社製品の廃棄ゼロを目指します。また、売上高あたり総廃棄物量を15%削減※2します。

容器と包装材のリサイクル・環境配慮材料の使用率100%を目指します。また、製品梱包の工夫や代替原材料の活用によりプラスチック消費量を削減します。

脱動物由来原料製品のラインアップを拡充します。

温室効果ガス排出量 スコープ1: 企業の施設や工場、社用車から直接排出される温室効果ガス

温室効果ガス排出量 スコープ2: エネルギーの使用に伴う、企業から間接排出される温室効果ガス

温室効果ガス排出量 スコープ3: 商品・サービスに関わる企業群(サプライチェーン)全体から排出される温室効果ガス

 

 

【参考】

シスメックスの環境への取り組み

https://www.sysmex.co.jp/csr/environment/index.html

 

【注釈】

※1 対象:スコープ1,2

 

※2 基準年度:2022年度

 

 

 

以上

 

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