<みてねコールドクター通信> アデノウイルス流行の兆し!
対処法や家庭内感染の防ぎ方について 日本赤十字社医療センター小児科専門医 風間先生が解説
NEWS LETTER
2023年5月19日
株式会社コールドクター
<みてねコールドクター通信>
アデノウイルス流行の兆し! 対処法や家庭内感染の防ぎ方について
日本赤十字社医療センター小児科専門医 風間先生が解説
往診・オンライン診療アプリ「みてね コールドクター」を提供する株式会社コールドクター(東京都渋谷区、代表取締役社長:合田武広、以下コールドクター)は、子育てに奮闘するすべての親御さまに向け、様々なお役立ち情報をお届けしています。
インフルエンザが落ち着き、アデノウイルス流行の兆しがみられるようになりました。そこで今回は「アデノウイルスとは?」「もし、感染したら……」など「アデノウイルス」に関してご紹介します。
アデノウイルスとは
アデノウイルスは多様な型があり、感染する体の場所により様々な症状を引き起こします。
プールで感染しやすいことからプール熱(咽頭結膜熱)とよく呼ばれていますが、プール以外でも感染することが多くあります。また、夏に多いウイルス性の感染症ですが、1年中かかるおそれがあります。子どもに多い感染症で、発病すると通学や通園が禁止となる学校感染症に当たります。
どんな症状が出るの?
主な症状としては、高熱や喉の痛み、目の充血です。 38℃~40℃位の発熱と共に、頭痛や悪寒、食欲不振、だるさ、扁桃腺のはれが出ることもあります。喉の痛みについては、食事がとれないほどの痛みを伴うことも。
また、両方または片方の目の結膜(白目の部分)やまぶたが充血(結膜炎)し、目やにや目のかゆみ、痛みが現れる場合もあります。 他にも、下痢や嘔吐といった胃腸炎の症状が見られることもあります。
これらの症状は3~5日間ほど続くことがありますが、ほとんどの場合、症状は1週間程度で自然に治ります。ただし、症状が強い場合や、症状が急変した場合は、医療機関を受診するのが良いでしょう。
子どもが感染したら?
アデノウイルス(プール熱・咽頭結膜熱)を根本的に治療する薬はないため、子どもの自己免疫力で自然に治るのをサポートします。
発熱は5日ほど続くことがあるため、脱水を起こさないよう、経口補水液などによる水分補給や、高熱による不快感を和らげるために解熱剤を使用しながら、子どもの免疫力で治るのを待ちましょう。
目の症状が酷いときは眼科を受診し、「抗菌薬」や「ステロイド薬」、「抗ヒスタミン薬」の点眼薬を使用し対処します。感染した子どもの目やにや涙を拭き取るときは、ティッシュペーパーや清浄綿を使い、手で直接目に触れないように気をつけましょう。
症状がなくなって二日後から登校できるようになります。
家庭での感染を防ぐには?
アデノウイルスは、感染力が非常に強く、あっという間に周囲に感染を広げてしまいます。手による接触感染、感染した人の咳やくしゃみなどによる飛沫感染、ウイルスが手や指を介して口に入る経口感染があります。以下のような予防策を行い、感染を広げないようにしましょう。
●こまめにせっけんと流水による手洗いをする
● 感染した人が触った「ドアノブ」「スイッチ」「おもちゃ」「トイレ」などを使い捨ての手袋を装着して、こまめに消毒する(プール熱のウイルスに有効な消毒剤:一部の消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムなど)
● 消毒や掃除をした後は必ず手を洗う
● 便にウイルスが含まれているので、おむつ交換をするときにはマスクや使い捨ての手袋を使用、おむつを交換した後は手洗いと手指の消毒をする
●タオルや食器は共用しない
日赤医療センター小児科 風間先生
長引く発熱や咽頭炎の原因になるアデノウイルス感染症の流行が久々にみられています。直接アデノウイルスに効果のある薬剤はなく、症状が辛い際には症状を和らげるお薬を使って様子を見ることになります。喉が痛くて水分が取れない、熱が長引いてぐったりしている場合は小児科受診をしましょう。また目やにや目の赤みが強い場合には特殊な治療が必要になりますので眼科を受診しましょう。
監修医師 風間先生のご紹介
みてねコールドクター所属 小児科専門医 風間尚子
東邦大学医学部卒業。
神奈川県立こども医療センターを経て、日赤医療センター小児科勤務。
AHA PALS(小児二次救命処置)インストラクター資格保持。
病院が開いていない“夜間・休日”の子どもの急な発熱には…?
「みてねコールドクター」は、最短30分で自宅に医師を呼ぶことができる、健康保険が適用可能な夜間・休日の往診アプリ※1です。アプリから簡単に依頼でき、医師がご自宅に伺い診察※2、その場でお薬をお渡しします※3。また、「夜間・休日に限らず相談したい」というご要望にお応えして、24時間365日対応※4のオンライン診療や医療相談も提供しています。医療相談は無料でご利用いただけ、相談後に往診やオンライン診療をご依頼いただくことも可能です。あらかじめアプリをインストールし、ご自身やご家族の情報を登録しておくと、急な体調不良時も慌てず安心。経験豊富な約400名の医師が、あなたとご家族の健康をいつでもサポートします。
※1 電話やWebからもご依頼いただけます。
※2 医師の判断により、ご自宅へ伺わずに医療機関を紹介する場合もあります。
※3 薬の種類によっては、その場で処方できない場合もあります。
※4 状況によっては、対応までにお時間をいただくことがあります。
ダウンロードURL
【iOS】https://apps.apple.com/jp/app/id1516410571
【Android】https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.calldoctor.app
株式会社コールドクター
「みてねコールドクター」は、受診できる医療機関が限られている・診察まで長時間待たされてしまう・受診を断られてしまうこともある、といった夜間休日の診療を取り巻く課題を解決する医療サービスを目指しています。2021年12月末より、喉の痛みや倦怠感など軽微な症状があった際に無料でご利用いただける「医療相談」や24時間受診することのできる「オンライン診療」の提供も開始しました。今後も急な体調不良時に患者さまやそのご家族に寄り添うサービスとして、さらなる向上に努めてまいります。
■会社概要
社名:株式会社コールドクター
本社:東京都渋谷区神泉町9-1Daiwa渋谷神泉ビル7F
代表者:合田 武広、丸山 浩司(医師)、中原 毅
事業内容:「みてねコールドクター」の管理・運営
電話番号:0120-897-146
“みてねコールドクター“は株式会社コールドクター及び株式会社MIXIの商標です。
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社コールドクター
- 所在地 東京都
- 業種 医療サービス
- URL https://calldoctor.co.jp/
過去に配信したプレスリリース
<みてねコールドクター通信> RSウイルス感染症に要注意!
2023/6/15
<みてねコールドクター通信> アデノウイルス流行の兆し!
2023/5/19
<みてねコールドクター通信> 感染性胃腸炎にご注意を!
2023/4/27