バングラデシュ国内初！ 公立中等教育学校でのデジタル学習の1つとして公文式が採用されました！ ～バングラデシュ政府・BRACと協働でのパイロット導入を開始～

株式会社公文教育研究会〔代表取締役社長：池上秀徳／以下、KUMON〕は、世界最大級のNGOであるBRAC、および、BRACがバングラデシュにおける公文式の普及のために設立した子会社BRAC Kumon Limited〔以下、BKL〕と、三者間ライセンス契約を締結しています。この度、BKLはバングラデシュ政府／ICT省と覚書を締結し、公立の中等教育学校６校にタブレットを用いたデジタル形式での公文式学習プログラムをパイロット導入することになりました。

バングラデシュにおいては、公立の学校に公文式を提供する初めてのケースとなります。

バングラデシュ政府／ICT省は、“デジタル・バングラデシュ”というスローガンを掲げ、全国の中等教育学校へのPCルーム設置（※1）やデジタル学習コンテンツの開発などを進めています。

この度、ICT省がKUMONのタブレットでの学習（以下、KUMON CONNECT）に関心を寄せてくださり、BKLとの協働で公立の中等教育学校へKUMON CONNECTをパイロット導入することになりました。２月には導入１校目となる学校にて発足式を執り行い、翌３月から学習を開始しました。

■パイロット導入の概要

目的：公立中等教育学校の生徒の学力向上に貢献すると共に、その後の正式導入や大規模展開スキーム等について検証する。

対象：公立中等教育学校６校の６年生～10年生

（学習者数規模は、バングラデシュ政府と協議し決定）

期間：2023年１月から2024年12月の２年間

教科：算数・数学

■発足式での関係者のコメント

＜バングラデシュ政府／ICT省大臣 Palak氏＞

“デジタル・バングラデシュ”の政策を推進する上で、グローバルな教育機関であるKUMONのタブレット学習を導入できることを誇りに思う。バングラデシュでは算数・数学の学習に苦手意識をもつ生徒も多く、だからこそKUMONで理数系の学力を強化し、国の発展をささえる人材を育成していきたい。また、今回のパイロット導入を経て、ICT省としてもより多くの学校にKUMONを導入できる方法を検討していきたい。

 ＜BKL／事業責任者　Nehal氏＞

現在はダッカのみで公文教室を展開しているが、今回の政府との協業によりダッカ郊外の生徒にもKUMONを提供できるようになる。住んでいる地域や家庭の所得等に制限されず、より多くの子どもたちに学習機会を提供し、エンパワーメントできることは、正にBRAC・BKLの理念の実現にもつながる。その記念すべき導入１校目の生徒の皆さんには、ぜひKUMONで学力や能力を大いに高めてほしいと期待している。

＜日本貿易振興機構（JETRO）／ダッカ事務所所長　安藤 裕二氏＞

KUMONは自学自習形式で生徒の皆さんのスキルを高められるメソッドです。生徒の皆さんは、今、どんな夢をもっていますか？その夢を実現できる力をKUMONで身につけていきましょう。

また、日バ友好関係において、日本生まれの教育法がバングラデシュの人材育成や国の発展につながることは大変素晴らしいことです。JETROとしてもこのパイロットを応援して参ります。

■今後の展望

KUMONは、BKL、バングラデシュ政府と協業での本パイロット導入を通して、学習効果の検証と共に、より広く、多くの子どもたちに公文式学習を提供する可能性を探ってまいります。

また、そうした事業で得られる利益や知見をもとに、BRACが貧困層の子どもたち向けに無償で運営しているノンフォーマルスクールにもKUMONを導入することを目指します。

（※1）ICT省が設置を進めるPCルームとは

一定数のラップトップやWi-Fi環境を備えており、各校に１部屋ずつ設置されている。全国約２万の中等教育学校では、2,600校以上にPCルームが導入されており、その内の６校が本パイロット導入の対象校。

【BRACとの協働に関する過去のプレスリリース】

・バングラデシュにBRACによる公文式教室開設 　

https://www.kumon.ne.jp/press/9478

・BRACと「BRAC Kumon Limited」との三者間ライセンス契約締結　https://www.kumon.ne.jp/press/10732/

・バングラデシュにおける初めての施設への公文式学習導入

https://www.kumon.ne.jp/press/12910/