シェフラー、医療技術の安全性と柔軟性の向上に貢献するコンポーネントを披露

シェフラーがMedtecLIVEに出展 (ホール3C、ブース番号415)

シェフラーは標準コンポーネントからカスタマイズ品まで幅広いポートフォリオを展開

画像処理、手術室、ラボオートメーションなどを支える転がり軸受および駆動技術

新たにグループ傘下に加わったEwellixが提供するリフティングコラムやリフト/チルトモジュールも展示

 

医療技術の分野でシェフラーは画像解析、手術室、ラボオートメーション等向けにカスタマイズ仕様のころ軸受を幅広く提供しています(画像はCアーム用アプリケーション)。(写真 シェフラー)

 

自動車および産業機械分野の世界的サプライヤーであるシェフラーは、MedtecLIVEに初出展します。ドイツ・ニュルンベルクで3日間にわたり開催される当見本市は、医療技術のバリューチェーン全体に焦点をあてたイベントです。シェフラーは標準コンポーネントからカスタマイズ品まで、当展示会にふさわしい多彩なポートフォリオをご紹介します。今年のMedtecLIVEのテーマは「Connecting the medical technology supply chain(医療技術サプライチェーンをつなぐ)」。当社は医療技術分野で求められる厳格な品質および安全基準を満足しながら、信頼性と柔軟性を向上させ、医療機器の幅広いアプリケーションに対応する新規開発品の数々を披露します。  

当社インダストリアルオートメーション部門責任者を務めるラルフ・モーゼベルグは次のように強調しています。「医療技術はシェフラーが高評を得ている技術分野の1つです。例えばCT(コンピュータ断層撮影)装置向けには、20年以上にわたり特殊仕様のベアリングおよびシステムを提供してきた実績があります。こうした経験を通じて、高速性や低騒音性、低摩擦性などに関する水準を築き上げています。ロボティクスと並び、医療技術は当社の未来を担う最も重要な市場の1つです。いずれも著しい技術革新と、安定的な成長が見込まれる分野です」。

 

画像解析、ハイブリッド手術室、ラボオートメーション向け転がり軸受

本見本市でシェフラーは100㎡超のブースに画像解析、手術室、ラボオートメーション向け特殊転がり軸受や駆動システムなどを展示します。その1例が、当社のベアリングとリニアガイドシステムを採用した外科用Cアーム(X線透視診断装置)です。当システムは、湾曲形精密シャフトに形状加工を施したトラックローラーを組み合わせています。動きは非常になめらかで、静粛性に優れ、ゼロクリアランスにも対応可能です。Cアームに使用されている旋回リング付き機械式・電気機械式制動装置は、手術室や集中治療室の天井マウントとしても利用することができます。

 

更に会場では、Cアームや患者用チェアの水平方向の動きを支持するモノレールガイドシステムも展示します。これらは長年にわたり機械ツールの一部として使用されてきた実績ある技術を流用したものです。

 

この他、当社航空宇宙部門「シェフラーエアロスペース」の技術を活用し、X線管内に使用される耐熱温度500℃、最高速度1万rpmの高性能ベアリングもご紹介します。

 

Cアームを支えるもう1つの技術である高さ調整についても、2023年年明けに手続きが完了したEwellixの買収で提供が可能になりました。Ewellixは電気機械式アクチュエータやリフティングコラムの世界的メーカーでありサプライヤーです。「2023年1月に買収手続きがすべて完了し、直動技術および電気機械式アクチュエータの世界的システムサプライヤーとなる基盤が整いました。広範な販売網とパートナー各社との強固なつながり、そして充実した製品ポートフォリオを擁するシェフラーが、世界中のお客さまに非常に魅力的なソリューションをお届けします」と、ラルフ・モーゼベルグは強く訴えました。手術台ベアリング用リフト/チルトモジュールもEwellixの技術です。

 

ハイブリッド手術室向け精密ギアボックス

シェフラーは、医療用ロボットや、高耐久型天井マウントおよび天井走行式Cアーム向けにPSCシリーズギアボックスおよびRT1/RT2シリーズ精密波動ギアを提供しています。

 

ラボオートメーション向けには、UPLplusリニアダイレクトドライブモータに新たなサイズをラインアップに加え、リニアガイドシステム、ドライブ、多軸システム等と共に展示いたします。

 

MedtecLIVEにご来場の際には、是非当社ブース(ホール3C、ブース番号415)へお越しください。

 

 

 

Cアームや患者用チェア等の水平方向の動きを支持するモノレールガイドシステムに用いられるシェフラーの潤滑油再循環型「KUVE-B」4条列リニアボールガイドシステム。(写真 シェフラー)

 

 

 

天井マウントなどに使用される、制動機能を備えたシェフラーのスラストアンギュラ玉軸受 (写真 シェフラー)

 

 

シェフラーは、医療用ロボットや、高耐久型天井マウントおよび天井走行式Cアーム向けにPSCシリーズギアボックスも提供しています。(写真 シェフラー

 

 

シェフラーグループ – We pioneer motion

シェフラーグループは自動車および産業機械分野における世界的なリーディングサプライヤーとして、75年以上にわたり、モーションとモビリティの分野において画期的な発明や開発を行ってきました。 電動モビリティ、CO₂効率に優れたドライブシステム、シャシーソリューション、インダストリー4.0、デジタル化、そして再生可能エネルギーなどのための革新的なテクノロジーや製品及びサービスの提供において、当社はライフサイクル全体でモーションとモビリティをより効率的でインテリジェントかつ持続可能なものにするための信頼されるパートナーです。また当社はパワートレインやシャシー用の高精度コンポーネントやシステム、多くの産業機械用の転がり軸受や滑り軸受のソリューションを開発・製造している技術会社です。シェフラーグループは2022年には約158億ユーロを売上げました。約84,000人の従業員を擁するシェフラーは世界最大級のファミリーカンパニーです。また、シェフラーは2022年には1,250件以上の特許出願を行っており、DPMA(ドイツ特許商標庁)によればドイツで4番目に革新的な企業です。

 

シェフラージャパン株式会社 

シェフラー、医療技術の安全性と柔軟性の向上に貢献するコンポーネントを披露 | プレスリリース | シェフラージャパン (schaeffler.co.jp)

 

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