森林鉄道が中国東北部の観光に新たな道を切り開く

Heilongjiang Yichun Forest Industry Group Co., Ltd.

 

森林鉄道が中国東北部の観光に新たな道を切り開く

 

AsiaNet 100174 (0481)

 

【ハルビン(中国)2023年6月26日新華社=共同通信JBN】新たに運行を開始した観光列車が、中国東北部の黒竜江省を訪れる旅行者に同省の特徴であるエメラルド色の森林風景を楽しむ新しい体験を提供しています。

 

15両編成の列車の乗客たちは、ゆったりと座席にもたれて、淹れたてのお茶を一口飲むと小興安嶺山脈の壮大な眺めに目を見張りました。

 

「林都号」と呼ばれる列車の乗客、Zhang Weiさんは「美しい景色と、きめ細やかなサービスを同時に楽しむことができます」と語りました。

 

6月18日、列車は省都のハルビンから伊春市までの最初の旅を開始し、200人以上の乗客に自然の驚異を体験する8時間を提供しました。

 

列車には、赤松や山の石、雪の結晶などをあしらった外装デザインに加え、列車のスローガン「A home heading for the forest(森へ向かう家)」も掲げられています。

 

「この列車の設備とサービスにはかなり満足しています。まるで線路上にあるホテルのようです!」とZhangさんは付言しました。

 

同列車の乗務員Lin Hongyuさんは「この列車では乗客に個別の食事を提供し、寝台車ではコンパートメントごとにコンシェルジュサービスや、景勝地の紹介などを提供します。乗車する観光客のために、林の中に『第2の家』を作りたいと思っています」と述べました。

 

「林都号」は、Heilongjiang Yichun Forest Industry Group Co., Ltd.,の子会社であるYichun Tourism Development GroupとHarbin railway culture and tourism groupが共同で運行しています。

 

同列車は18日のデビューから試験運行中であり、最終的にはより多くの観光客を誘致するために黒竜江省の東部、中部、西部で3つの新しいルートを開設する計画であると運行企業は述べています。

 

Yichun Tourism Development GroupのWang Rongjiang会長補佐は、この列車の運行により伊春市と他の都市との交流と協力がさらに拡大すると語り、この列車がより多くの投資家を伊春に誘致し、小興安嶺山脈地域の観光に新たな勢いをもたらすことを期待しています。

 

「この列車旅行に使用する鉄道の一部は1941年から運行されています。今、『林都号』が新たな命を吹き込んだのです。」とWang氏は語りました。

 

 

ソース:Heilongjiang Yichun Forest Industry Group Co., Ltd.

 

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