Wibu-Systemsは、難読化技術で著作権侵害やリバースエンジニアリングに対する顧客のソフトウェア保護を強化
新しい難読化技術は、C/C++アプリケーションのコード構造を事実上認識不可能に
※こちらは、2023 年 10月 26 日にドイツ本社で発表されたプレスリリースの翻訳です。
Wibu-Systemsは、AxProtector CTPにより著作権侵害やリバースエンジニアリングに対する顧客のソフトウェア保護を強化
・Wibu-Systemsのソフトウェア保護メカニズムは、新しい難読化技術を開発 ・新たなメカニズム、コンパイルタイム・プロテクション(CTP)テクノロジーは、LLVMコンパイラー・フレームワークを活用し、効率的なプロテクション目標を達成 ・AxProtector CTPは、ランタイムコードを変更することなく、プラットフォーム固有のガイドラインに準拠しながらアプリケーションのセキュリティを確保 ・AxProtector CTP はCodeMeter Protection Suiteに追加され、Windows、Linux、macOSシステムをサポート |
新しい難読化技術は、C/C++アプリケーションのコード構造を事実上認識不可能に
(ドイツ・カールスルーエ) – ソフトウェアライセンシングとプロテクション業界のグローバルリーダーであるWibu-Systems(ウイブシステムズ)は、著作権侵害やリバースエンジニアリングからソフトウェアを自動保護するツールCodeMeter Protection Suiteに新機能を導入したことを発表しました。新しいCompile Time Obfuscation(CTO)機能は、AxProtector Windows、AxProtector Linux、AxProtector macOSで利用可能です。この機能を使用するために、AxProtectorコンパイルタイムプロテクション(CTP)が新技術として導入されました。
この新技術は、コンパイルプロセス中にアプリケーションコードを難読化することで、ソフトウェア保護に全く新しいアプローチを統合させました。AxProtector CTPは難読化技術を暗号化ベースの保護ツールが提供するのと同じセキュリティレベルにまで高め、名前と制御フローの難読化・追加ブロックの挿入・コード内の論理リンクの隠蔽により、リバースエンジニアリングに対する保護レベルを高めます。CTP技術は、AxProtector Windows、AxProtector Linux、AxProtector macOSのオプション機能(CTO)で、使用にはAxProtectorの基本ライセンスに追加して専用のライセンス(有料)が必要です。またIntel、ARMHF、AARCH64の各プラットフォームをサポートしています。
サイバー攻撃者に対する適切な防御技術を見つけることは、極めて重要な課題です。AxProtector CTPが複数のオペレーティングシステム、アーキテクチャ、プラットフォームをサポートできるのは、LLVMの汎用性のおかげです。さらに重要なことは、このコンパイラインフラを活用することで、Wibu-Systemsは、効率的な難読化目標を達成するために、特定のアーキテクチャ向けにコードを解析、最適化、および低レベル化する能力を顧客に提供できることです。AxProtector CTPでは、様々なアプリケーションのセキュリティを強化するために、幅広い防御技術をシームレスに統合することができます。さらに、信頼できる暗号アルゴリズムによってサポートされる柔軟なライセンシングなど、AxProtector製品内ですでに利用可能であったすべての機能は、新しいCTPテクノロジーでも利用可能です。ライセンシング、暗号化、難読化の強力な連携により、アプリケーションの最適な保護が保証されます。
暗号化ベースの保護技術は、コンパイル後にアプリケーションを暗号化し、実行中に復号しますが、AxProtector CTPは、コンパイル時にアプリケーションへ保護技術を適応するため、実行中の保護作業は必要ありません。これにより、実行中のコード変更を防止するプラットフォーム固有のガイドライン(例:macOSのハード化されたランタイム)に準拠することが可能になり、保護されたアプリケーションを実行するためのライセンスにアクセスする可能性のある攻撃者に対して、より高いレベルの保護を提供します。
新しいAxProtector CTPが提供する保護機能を使用するためには、専用のClangコンパイラとWibu-Systems製の追加プラグインに対応した特別なビルド環境が必要です。コンパイラの最小限の調整のみで、ソフトウェア開発者は、Wibu-Systemsが提供するセットアップガイドを参照し使用することができます。Wibu-Systems はインストーラにビルド済みバージョンを同梱します。Clangコンパイラは、Visual StudioやXcodeのような一般的な開発環境でサポートされているため、標準のAxProtectorが提供するクロスプラットフォーム保護を含め、AxProtector CTPの機能をすぐに利用することができます。
「サイバー脅威が日々進化する世界では、暗号化だけに頼ることはもはや唯一の解決策ではありません。AxProtector CTPは、コンパイル時にコードを難読化することで、熟練したクラッカーでさえも事実上侵入できない謎のコードに変えることで、さらに一歩前進します」と、Wibu-Systemsのセールスディレクター 兼 キーアカウントマネージャーのステファン・バンバーグは述べています。 |
AxProtector CTPは、高度な難読化メカニズムを適用し、著作権侵害やリバースエンジニアリングに対するWindows、Linux、およびmacOSアプリケーションの保護を強化します。
WIBU-SYSTEMS(ウイブシステムズ) について
Wibu-Systemsは、最先端のサイバーセキュリティとソフトウェアライセンスライフサイクル管理におけるグローバルリーダーです。当社は、デジタル資産に組み込まれた知的財産を保護し、技術ノウハウの収益化の機会を拡大する、グローバルで特許取得済みのセキュリティ・ソリューションを提供することに尽力しています。ソフトウェアパブリッシャーやインテリジェントデバイスメーカーを対象に、当社の包括的な製品群の相互運用可能なハードウェアおよびソフトウェアモジュールは、主要なプラットフォームや多様な業界にわたって、海賊版、リバースエンジニアリング、改ざん、妨害行為、サイバー攻撃から保護します。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 WIBU-SYSTEMS株式会社
- 所在地 神奈川県
- 業種 ソフトウエア・SI
- URL https://www.wibu.com/jp.html
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