【ドバイ（アラブ首長国連邦）2023年12月12日PR Newswire＝共同通信JBN】Global Alliance of Universities on Climate（GAUC、気候に関する世界大学連合）のGlobal Youth Ambassadors（世界青年大使）は12日、2023年の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議（COP28）で、世界の指導者らに繫栄するネットゼロで回復力のある未来に向けた行動への団結と実行を促す声明を発表しました。

GAUC representatives at the press conference. From left to right: XIE Zongxu, BAO Rong, Alice HO, Stephen Davison, LI Zheng, ZHENG Yuhan, Rounok Jahan Khan, XIAO Zhihan, Camila Bertranou.

GAUC事務局長のLI Zheng教授は次のように述べました：「若者はネットゼロの未来の主力です。彼らを気候に関する知識の学習者から気候変動対策の実行者に転換させるため、GAUCは『Climate x（気候ｘ）』キャンペーンを開始しました。私たちはキャンペーンを通じた彼らの成長と成果が誇りであり、世界中の多様な利害関係者と継続的に協力して、彼らが気候変動対策に取り組む将来のリーダーとしての歴史的な役割に備えさせたいと思います」

この声明は、国際レベルでの「Climate x」キャンペーンの旗艦プロジェクトであるGAUC COP28 Youth Delegation（青年代表団）の旅の集大成となります。COP28の開始以来、10カ国22人の代表で構成されるGAUC代表団はCOP28のブルーゾーンでGAUCパビリオンを主催、12月3日にはブルーゾーンでGAUCデーを主導し、100を超える関連イベントを企画し発言、約500件の交渉、関連イベント、外部共同事業に積極的に取り組みました。

GAUC代表団のリーダーでもあるAlice HO最高青年責任者（Chief Youth Officer）は、「世界の協力者の揺るぎない支援により、世界的な気候ガバナンスのプロセスに立ち会い、寄与できたことが光栄です。我々はCOP28の成功裏の閉幕を期待しており、ネットゼロの未来に向けた若者主導の協力や共同行動をさらに進めるのに有利な立場にあります」と述べました。

「Climate x」キャンペーンでは、「Climate x」Leadership Training Program（「気候x」リーダーシップトレーニングプログラム）も実施されており、青年代表団の新たな指導者らがGAUC Global Youth Ambassadorsの第2期生に選ばれ、認定されています。6月に開始されたこの研修プログラムには、78カ国・地域の約400の大学から約1000人の学生が登録され、その80％以上がグローバルサウス出身です。GAUCの加入大学とその協力者の専門家が約50件のオンライン講義やワークショップを開催しました。

若い世代の気候行動を伝え、COP28の成功に寄与するため、学生らは地元地域社会で3つのイベントを開催する必要があり、3つ目はGlobal Youth Climate Week（世界青年気候週間）中に開催されます。2022年2月にGAUCが国連気候変動枠組み条約（UNFCCC）に提案したこの国際メカニズムは、各COPの1週間前に予定されています。COP28の開幕までに、学生主導のイベントが300件開催され、世界中で3万人近くが参加しました。

バングラデシュのRounok Jahan Khan青年代表は「研修プログラムは、特に相乗効果の観点から、気候変動に関する私たちの知識を広げました。このような洞察のおかげで、私はCOP28にさらに深く関与することができました。持続可能性に向けた私たちの集団的な道程は単なる物語ではなく、展開される叙事詩です」と述べました。

研修プログラムの学生に加えて、GAUCは2022年のGlobal Youth Ambassadorsも代表団にYouth Mentor（青年指導者）としての参加を招請しました。代表団Youth Mentorの1人でイェール大学卒業生のBAO Rong氏は、「私たちのCOP28 Youth Delegationは、グローバルストックテイク（世界的な実績評価）、適応に関する世界目標、損失と損害、メタンと二酸化炭素（CO2）以外の温室効果ガス、長期的な気候変動対策資金に関する重要な交渉など、気候問題に多角的に焦点を当てています」と述べました。

代表団のYouth Mentorで清華大学博士号候補者のXIE Zongxu氏は気候変動に対処する世界的な協力の重要性を強調し、「代表団のYouth Mentorとして、チームの新たな指導者らの情熱と献身に刺激を受けています。私たちは協力して、ネットゼロの未来を達成し、気候変動の影響に対する回復力を構築する共通の目標に取り組んでいます。代表団内の多様な視点と専門知識により、気候変動対策への全体的かつ包括的な手法に寄与することができます」と述べました。

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