GSMAとSHIELDSが通信業界の環境・財務の持続可能性目標達成を支援する新たな商取引プラットフォームを発表
クラウドベースのプラットフォーム「GSMA Equipment Marketplace」は、世界中の通信事業者のネットワーク資産の再利用、再配置、リサイクルを支援
バルセロナ(スペイン), 2024年2月27日 /PRNewswire/ -- GSMAは27日、ソリューションプロバイダーのShields Environmental Group(Shields)と提携し、通信業界の財務および環境面の持続可能性目標達成を支援するネットワーク機器商取引プラットフォームを発表しました。
「GSMA Equipment Marketplace」と名付けられたクラウドベースのグローバルプラットフォームは、世界中の通信事業者のネットワーク資産の再利用、再配置、リサイクルを支援しつつ、ネットゼロ環境目標の達成と財務面の持続可能性確保にも一役買います。
GSMAは、会員となっている世界中の1000以上の携帯電話事業者や機器メーカーにこのサービスを提供することで、固定、携帯、専用を問わず、ネットワークの調達や廃止の方法を変革できると期待しています。これはひいては、二酸化炭素排出量を削減し、通信機器の製造に使用される環境に有害な原材料の抽出を最小限に抑えるという業界の目標達成を支援することにもなります。
GSMAは、ネットワーク機器の製造(材料の抽出・加工を含む)およびネットワーク施設やモバイルアンテナ塔の建設により、CO2換算で年間3000万トン以上が排出されていると推計しています。GSMA Equipment Marketplaceは、事業者がより多くの資産を再利用・リサイクルできるようにすることで、この数字を引き下げ、遅くとも2050年までにネットゼロにするという業界の目標達成を支援できます。
GSMA最高規制責任者兼気候変動対策スポンサーのJohn Giusti氏は「業界は、ネットゼロの公約を達成するため、強力かつ協調的な行動を続けています。より循環経済的なビジネスモデルへの移行は、炭素集約的な機器製造への依存度を下げることで、事業者の排出量をさらに削減するのに役立ちます。GSMAとShieldsが提供するこの新しいプラットフォームは、二酸化炭素排出量を削減し、原材料抽出への依存を抑える通信ネットワーク事業者の取り組みを支援できると確信しています」と語っています。
GSMA Equipment Marketplaceプラットフォームは、既にVodafone Groupによって上手に利用されており、GSMAとShieldsは27日、業界全体が利用できるようにする計画を発表しました。
VodafoneのNinian Wilsonグローバルサプライチェーン部長兼Vodafone Procurement Company最高経営責任者(CEO)は「このプラットフォームは、Vodafoneが2021年に使用を開始して以来、廃止されたネットワーク機器の再利用、再販売、リサイクルを成功裏にサポートしてきました。新たな収益とコスト削減の機会をもたらすと同時に、二酸化炭素排出量の削減にも貢献しています。このプラットフォームが業界全体の企業に開放され、役立てられ、より大規模なネットワーク機器の循環型経済が実現されることをうれしく思います」と語っています。
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(日本語リリース:クライアント提供)
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