青島:「新しい」製造業を前進させる

青島市人民政府新聞弁公室

 

CES 2024で披露されたハイセンスのオンボードモニター

 

AsiaNet 0200039(0539)

 

【青島(中国)2024年3月5日新華社=共同通信JBN】今年の初めにあたり、青島市の製造業は複数の成果に沸いています。ハイセンスのテレビ出荷台数は2023年に世界第2位になり、前年比で6.4%増加し、世界トップ5ブランドの中で、2年連続で最速の成長を記録しました。Sirui Smartは、エネルギーが8MeV(メガ電子ボルト)に達する中国初の高エネルギーイオン注入装置の開発に成功し、大規模生産と組み立てへの取り組みを加速させています。山東省初のPerovskite Photovoltaic Technology Innovation Center(ペロブスカイト太陽光発電技術イノベーションセンター)が青島に開設されました。これらの企業事例は、青島の製造業のダイナミックな状況を表しています。優位性のあるセクターが着実に「世界トップ」に近づきつつある一方、新興産業は「量」から「質」へと極めて首尾よく移行しつつあります。

 

製造業は青島市の経済の基盤になっています。長年にわたり、青島は、都市の経済成長が製造業の目覚ましい発展によって先導されるという物語を見せてきました。青島は現在、ハイアール、ハイセンス、Tsingtao Beer(青島ビール)、Double Star、Aucma、サイルン(Sailun)、TELDなど、業界をリードする企業を多数擁しています。青島市人民政府新聞弁公室(Information Office of Qingdao Municipal People's Government)によると、家電製品、ゴムタイヤ、新エネルギー充電などのセクターの卓越性は、産業イノベーションでのこれら企業の極めて重要な役割を強調しており、青島市の産業能力強化に大きな優位性をもたらしています。

 

一方、青島はスマート家電とバーチャルリアリティーの2つの国家級製造イノベーションセンターも建設しました。スマート家電と鉄道交通設備に重点を置いた2つの国家先進製造業クラスターに加え、6つの国家新産業化実証基地と31の国家製造業チャンピオン企業を誇ります。工業企業の研究開発(R&D)機関がセクターの85%を占めている青島は、イノベーションのブレークスルーの基礎を築き、さらなる前進への準備を整えています。

 

長年の戦略計画を経て、青島市はCOSMOPlatとLemon Beanという2つの全国的な業界横断型インターネットプラットフォームと、40を超す垂直産業インターネット プラットフォームを育成しました。製造分野での革新的な応用で先頭に立っている青島は、国家AIイノベーション応用試験区に指定され、「Chinese Software City(中国のソフトウエア都市)」として認められており、産業用ソフトウエアへの特化を強調しています。

 

Chery(奇瑞)の青島ギガファクトリーでは、自動車産業向けにCOSMOPlatとCheryの協業による初の大規模カスタム化産業用インターネットプラットフォームが設置され、工場の運営を強化しました。注目すべきことに、ここでは1.5分ごとに1台の新車両が生産ラインを離れます。世界で最も堅牢なAI品質管理システムにサポートされたこの施設は、インテリジェントな接続性と高密度で柔軟な組み立てを実現し、さまざまな車両モデルを生産するための迅速な移行を可能にします。

 

次のステップでは、青島はサービス指向製造モデルの推進を加速し、製造企業の「製造+サービス」および「製品+サービス」パラダイムへの移行を推進します。

 

ソース:Information Office of Qingdao Municipal People's Government

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プレスリリース添付画像

CES 2024で披露されたハイセンスのオンボードモニター

Aucmaのインテリジェント製造工場

Cheryの青島ギガファクトリー

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