ベジタブルコンクリートの原料としてカカオハスクを提供することで、大阪・関西万博 会場整備参加に協賛

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 株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、2025年4月13日(日)~10月13日(月)に開催される「2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)」の会場内施設の屋根面を構成する材料に使われるベジタブルコンクリートの原料として、チョコレートの製造過程で取り除かれる「カカオハスク」を提供することで、大阪・関西万博 会場整備参加に協賛します。

 

■協賛の目的

 一般に、博覧会では多くの建造物が造られ、終了後はその大半が解体されています。今回の万博において、会場内の建造物の一部に廃棄食品・規格外野菜などの未活用原料を使用した新建材「ベジタブルコンクリート」が採用されることは、環境負荷低減に貢献する取り組みと捉えております。本協賛を通じて、サステナブルな社会の実現に向けたカカオの新たな価値の創造と、環境負荷低減の取り組みを推進してまいります。

 

■協賛内容

 当社が提供する「カカオハスク」は、fabula 株式会社※1の技術により板状のベジタブルコンクリートに成形され、teco※2の設計に基づき、会場内施設であるギャラリーwestの屋根面を構成する材料として活用されます。

 

 

※1 fabula 株式会社 https://fabulajp.com/

規格外の野菜や加工食品の端材など食品廃棄物を、100%天然素材で熱圧縮成形して素材化する技術を有する。

※2 teco https://teco.studio

 

■カカオハスクについて

 カカオハスクとはカカオ豆の種皮のことです。繊維質で硬く、口当たりや風味が悪くなるため、チョコレート製造の途中で取り除かれます。これまで飼料や肥料、燃料などに使用されてきましたが、当社はカカオハスクの新たな可能性を広げたいという思いから、非食品領域における活用方法の検討を行い、業種を超えた共創によりアップサイクル商品の開発に取り組んでいます※3

※3 fabula 株式会社との取り組み事例:https://www.meiji.com/stories/24.html

 

■「ひらけ、カカオ。」の取り組み

 当社は、2022年3月より「ひらけ、カカオ。」をスローガンに、カカオの新しい価値創造に挑戦してきました。チョコレートの原料であるカカオは、発酵に使われる果肉の部分を含めても、3割ほどしか「価値」に変えられていません。カカオをフルーツとして捉え直し、カカオを丸ごと使い切ることで、カカオの価値を高め、カカオ産地への還元につなげていく取り組みです。従来のチョコレートとは異なるカカオの新素材を活用した食品の開発や、2023年6月には非食品領域の新ブランド「CACAO STYLE」を立ち上げ、外部との協業により食品以外の商品化にも取り組んでいます。

 

 

 


     「ひらけ、カカオ。」URL:https://www.meiji.co.jp/sustainability/newaction/cacao/

 

 

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プレスリリース添付画像

カカオハスク、ギャラリーイメージ

ひらけ、カカオロゴ

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