日立と産総研が共同開発した新たな墨塗署名技術がISO/IECに採用
公的文書等のプライバシー保護と真正性を両立し、安全なデータ活用社会に貢献
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:小島 啓二/以下、日立)と国立研究開発法人産業技術総合研究所(理事長:石村 和彦/以下、産総研)が共同開発した墨塗署名技術(以下、墨塗署名)の2つの方式が、国際標準化機構(ISO)/国際電気標準会議(IEC) の第一合同技術委員会 (JTC 1)での最終承認を経て、このたびISO/IEC 23264-2として採用されました。これらの方式は、文書を部分的に開示する際に、その文書が改ざんされていないこと(真正性)を保証します。
墨塗署名は、文書の部分開示の手続きをデジタル技術で実現しつつ、不正な修正や改ざんを検出可能にする技術です。今回新たに採用された2方式により、公的文書の部分開示がさらに効率化されるとともに、医薬品、金融などの商品開発において、データ利活用の利便性を損なわずに匿名化処理(プライバシー保護)の正当性を保証することが可能となり、安全なデータ活用社会の実現への貢献が期待されます。
プレスリリースの詳細はこちら
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2024/pr20240826/pr20240826.html
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 所在地 茨城県
- 業種 政府・官公庁
- URL https://www.aist.go.jp/
過去に配信したプレスリリース
波として伝わる磁気振動の回転方向の制御と検出に成功
11/20 19:00
エポキシ樹脂のケミカルリサイクルに新たな道筋
11/18 14:00
磁気嵐起源の「下から上」へ伝わった地球大気最上部の変動を発見
11/15 16:00
「吊るさない点滴」が医療機器に
11/13 14:00
タンデム型太陽電池のトップセルとして有望な光吸収層を開発
11/13 14:00
高温高圧水環境で二酸化炭素の電気分解効率を向上
11/8 11:00
トンボの複眼から金型を作製
11/7 14:00
0.9 V以下の電解電圧で水から水素を製造する手法を実証
11/5 14:00
温暖期なのに昔の東京湾は冷たかった?
11/2 00:30
ネイチャーポジティブな循環型社会を創る!発電型のバイオ炭生産技術
10/31 14:00
極微量の放射性ヨウ素を測定する技術を開発
10/29 14:00
「便器のふたを閉めて流してください」は衛生的か?
10/28 14:00