物流フォーラム 2030 年の物流 -未来をつくる協力と革新-

第一線の経営者、実務家らが新しいモデル構築で議論　10 月 30 日、都内で開催

2024/10/1 14:00

2024年10月1日

「物流フォーラム 2030 年の物流 -未来をつくる協力と革新-」　 第一線の経営者、実務家らが新しいモデル構築で議論 10 月 30 日、都内で開催

　共同通信グループの株式会社共同通信社（所在地：東京都港区、代表取締役社長 : 三土正司）は、2030 年以降の最適なサプライチェーンを考えるため、関係省庁である国土交通省、物流を研究している大学教授、グローバル経営を進める業界大手3社で構成される物流フォーラムを10月30日午後、都内で開催します。

　人々の日常生活に欠かせない「物」の流れを支え、経済の血液ともいわれる物流は、今や社会インフラの重要な一つです。一方で、物流業界は「2024年問題」と言われる、働き方改革関連法の施行によるドライバーの時間外労働の上限規制などを背景に、深刻な人手不足の恐れや、それに伴う物流の停滞が懸念されます。

　2030年以降、労働生産人口の減少が確実視される中、社会の物流機能の持続可能性を維持、発展させるためには、SDGs（持続可能な開発目標）への取り組みに加え、働き手の労働条件・労働環境の一層の改善、DX（デジタルトランスフォーメーション）などを活用した物流の効率化・最適化、他社との連携（共同物流）など、新しい物流のモデル構築が不可欠であり、今回、第一線で活躍している経営者、実務家らが一堂に介し、「解」へのヒントにつながる議論を展開します。

　みなさまのご参加をお待ちしております。

開催概要

日時：2024年10月30日(水)　13：00～17：00

会場：汐留メディアタワー

主催：株式会社共同通信社

後援：国土交通省、一般社団法人共同通信社

企画：株式会社矢野経済研究所

プログラム

・基調講演　国土交通省　物流・自動車局　物流政策課長　紺野博行氏

・講演　　　流通経済大学　流通情報学部　教授　矢野裕児氏

・講演　　　味の素冷凍食品株式会社　執行役員　コーポレート本部　ロジスティクス部長　飯島賢次氏

・講演　　　SGホールディングス株式会社　執行役員　経営企画担当　兼　経営企画部長　吉田貴行氏

・講演　　　三井倉庫株式会社　代表取締役会長　久保高伸氏

・講演　　　株式会社矢野経済研究所　生活・環境・サービス産業ユニット　物流担当　

　　　　　　主任研究員　田中里奈氏／研究員　熊谷悠紀氏

・パネルディスカッション

　　　　　　モデレーター：一般社団法人共同通信社　論説委員長　永井利治氏

登壇者プロフィール

国土交通省

物流・自動車局　物流政策課長　紺野博行氏

1999（平成11）年、運輸省（現国土交通省）入省。海事、航空、港湾、海上保安、物流（国際物流、倉庫・利用運送・トラックターミナル等）分野に関する政策の企画立案のほか、沖縄における地域公共交通・観光振興、東日本大震災からの復興、警察分野の国際協力、重要インフラのサイバーセキュリティ等を担当。本年７月、現職に就任。

流通経済大学
流通情報学部　教授　矢野裕児氏

横浜国立大学工学部、大学院、日本大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。工学博士。日通総合研究所、富士総合研究所を経て、現在に至る。専門分野はロジスティクス、物流。主な著書「物流論」「現代ロジスティクス論」中央経済社。

味の素冷凍食品株式会社　
執行役員　コーポレート本部　ロジスティクス部長　飯島賢次氏

1989年、日本酸素（現大陽日酸）入社。2003年味の素冷凍食品に転籍。2009年、マーケティング本部業務用商品開発、2014年タイ味の素冷凍食品に出向などを経て、2017年、執行役員関西フードサービス営業部長。2019年、執行役員首都圏フードサービス営業部長。2023年より執行役員コーポレート本部ロジスティクス部長。

SG ホールディングス株式会社
執行役員　経営企画担当兼経営企画部長　吉田貴行氏

1991 年、北陸佐川急便(当時)入社。2014 年 SG エキスパート(当時)取締役、2016 年 SG ホールディングス事業推進部ゼネラルマネージャーなどを経て、2021 年 SG リアルティ代表取締役社長、2023 年佐川急便取締役兼経営企画部長。2024 年より、SG ホールディングス執行役員経営企画担当兼経営企画部長。SGH グローバル・ジャパン取締役、SG アセットマックス取締役、SG モータース取締役を兼任。

三井倉庫株式会社
代表取締役会長　久保高伸氏

1982年、トヨタ自動車入社。1995年、Toyota Motor Manufacturing（現 Toyota Motor Manufacturing,Kentucky）、1996年、Toyota Motor Manufacturing North Americaに出向。2004年、トヨタ自動車調達部第3調達室室長などを経て、2007年、生産部品物流部部長。2010年、Toyota Motor Europe副社長。2013年、トヨタ自動車車両物流部部長。2015年、三井倉庫エクスプレス代表取締役社長。2021年4月、三井倉庫代表取締役社長最高経営責任者兼営業部門長。2024年4月、三井倉庫代表取締役会長取締役会議長。

株式会社矢野経済研究所

生活・環境・サービス産業ユニット物流担当主任研究員　田中里奈氏

大手総合物流企業を経て、2018年に矢野経済研究所へ入社。生活・環境・サービス産業ユニット内で物流分野を立ち上げる。2021年にMBAを取得。主な発刊レポートは「物流ロボティクス市場の現状と将来展望」、「ラストワンマイル物流市場の実態と展望」、「2030年の物流業界の展望」等。

株式会社矢野経済研究所

生活・環境・サービス産業ユニット物流担当研究員　熊谷悠紀氏

大手物流会社勤務を経て、2021年に矢野経済研究所へ入社。物流分野の研究員として、調査レポートの発刊や民間企業等からの依頼調査を手がける。

主な発刊レポートは「低温物流市場の現状と将来展望」、「国内外の事例研究からみるCLO戦略」等。

一般社団法人共同通信社　
論説委員長　永井利治氏

1988年、共同通信社に入社。経済部、名古屋支社経済部などを経て1995年から

ワシントン支局。1998年に経済部に戻り、2010年、ニュースセンター整理部長、2012年に経済部長。特別報道室長兼編集局企画委員、2015年にｵﾘﾝﾋﾟｯｸ･ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸ室次長兼編集局企画委員、2019年に編集局次長兼ｵﾘﾝﾋﾟｯｸ･ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸ室次長、論説副委員長を経て2022年9月から論説委員長。