2027年4月 龍谷大学瀬田キャンパスの新展開「環境サステナビリティ学部」「情報学部」新設(設置構想中)
本件のポイント
● 2027年4月、龍谷大学瀬田キャンパスに、未来を切り拓く「環境サステナビリティ学部」と「情報学部」を新設予定。12学部を擁する大学へ
● 環境サステナビリティ学部は全国初。「体験」と「実践」を重視し、文理の枠を超えた次世代の環境人材を育成
● 情報学部は、「実践力」と「応用力」を備えた情報人材を育成。産業界や地域社会と連携し、理論と実践を融合した学びを提供
本件の概要
龍谷大学(学長:入澤崇、所在地:京都市伏見区、以下本学)は、創立400周年を迎える2039年度末までの長期計画「龍谷大学基本構想400」(以下、「構想400」)に基づく取組として、3つのキャンパスを特色化させ、機能・学びを充実させる「キャンパスブランド構想」(※)を推進しています。瀬田キャンパス(滋賀県大津市)の新展開として、2027年4月に瀬田キャンパスに新たに「環境サステナビリティ学部」(仮称)及び「情報学部」(仮称)を開設予定です(設置構想中)。これらの新学部は、先端理工学部の環境科学課程(旧:環境生態工学課程)と知能情報メディア課程の教学内容を基に、大きく発展させ実践的な学びを提供するものです。サステナブルな社会の実現に向けた「実践力」を有する人材を育成いたします。
環境サステナビリティ学部(仮称)は、サステナビリティをめぐる幅広い知識を身につけるとともに、都市環境工学、生物多様性科学及び経済・経営学に係る専門知、並びにそれらを統合した視点を獲得し、持続可能な社会の創造に向けて、実践的に課題解決に向き合える環境人材を育成します。
情報学部(仮称)は、情報技術と人、社会、自然との調和を重視し、幅広い教養と情報学の基礎知識・技能を修得することで、実践的な専門家として情報社会の発展に寄与し、新しい社会の創造にも積極的に携わることのできる情報人材を育成します。
1.新学部の基本情報
学部・学科(いずれも仮称) | 学位 | 入学定員 | 編入学定員 <3年次> | 収容定員 |
環境サステナビリティ学部 環境サステナビリティ学科 |
学士(環境サステナビリティ学) |
130名 |
2名 |
524名 |
情報学部 情報学科 |
学士(情報学) |
130名 |
3名 |
526名 |
設置時期:2027(令和9)年4月
設置場所:瀬田キャンパス
2.「環境サステナビリティ学部」(仮称)のポイント
実践的に課題解決に向き合える環境人材を育成
環境・サステナビリティに関する幅広い知識に加え、都市環境工学や生物多様性科学、経済・経営学に関する専門知識、さらに分野を架橋する統合的な視野を養い、持続可能な社会の創造に向けて、実践的に課題解決に向き合える環境人材を育成します。
5つの専門教育プログラムによる学びの深化
5つの「専門教育プログラム」を配置し、専門性を深めることのできる学びを提供します。
● 地域デザインプログラム:地域コミュニティに着目し、自然資本をベースとした地域の資本や地域経営について学び、持続的な発展に資する地域デザイン方策を考究
● ネイチャーポジティブ経営プログラム:企業などの組織に着目し、生物多様性の定量化方法や生物多様性喪失が組織経営に及ぼす影響などを学び、ネイチャーポジティブを組織経営に連接させる方策を考究
● 生物多様性回復プログラム:生態系とそれを支える生物多様性、さらには社会経済活動との相互作用について学び、生物多様性の保全・回復と社会経済活動との共存方策を考究
● 資源循環利用プログラム:社会経済活動に伴って排出される廃棄物に着目し、廃棄物廃棄の適正化や資源としての循環再利用について学び、循環経済の実現方策を考究
● 持続的水資源管理プログラム:すべての生命を支える水資源に着目し、水環境保全や水資源利用に係る技術的、社会経済的システムを学び、持続的な水資源管理のあり方を考究
4年間を通した体験・共創型PBL「クエスト科目群」(仮称)
主体的な学びやチームで協働する姿勢などを涵養するとともに、リアルな現場での体験や経験を通して知識・技能の定着を図ることを目的とする体験・共創型のPBL科目「クエスト科目群」を配置し、実践的な学びを提供します。
これらの科目は、学修の進度に合わせて1年次から4年次まで体系的に開講し、座学とクエスト科目群とを往還することで、実践的に課題解決に向き合うことのできる人材を育成します。
(クエスト科目群の例示)
1年次 | 「琵琶湖」など、身近な環境に係る原体験に触れながら課題発見力を養う |
2年次 | 企業・団体等と連携し、多種多様なフィールドのリアルな課題にチームで挑む |
3・4年次 | 専門性に応じたテーマを探求し、学びの集大成に繋げる |
環境サステナビリティ学部(仮称)特設サイトはこちら https://www.ryukoku.ac.jp/newf2/
3.「情報学部」(仮称)のポイント
「実践力」と「応用力」を兼ね備えた情報人材を育成
情報やデジタルなどの専門的な知識・技能のみならず、物事を深く考察するために必要な思考法や倫理・哲学などの普遍的な能力を育むとともに、企業・団体等と連携したPBL型科目などを通じて、共創力や課題発見・解決力を徹底して養うことで、「実践力」と「応用力」を併せ持つ情報人材を育成します。
3つの専攻による専門性の深化
専門性を深化させるための3つの専攻を設け、2年次からは専攻ごとの学びを深めます。なお、多様な領域の知見を修得できるよう、自身が所属する専攻以外の科目も履修可能とします。
● 情報メディア専攻:画像や音声、音響などのメディア処理技術やCG、VR、AR などのメ
ディアコンテンツについて体系的に学ぶ
● 情報システム専攻:データベースやネットワークシステム、ソフトウェア工学など情報
システムの基盤技術について体系的に学ぶ
● 実践データサイエンス専攻:オープンデータやWeb上に蓄積された膨大なデータを基に、データ駆動の課題発見力や課題解決力を修得するとともに、AIを駆使して新たなサービスの創出につなげるための知識や技術を体系的に学ぶ
なお、いずれの専攻においても、基盤的技術であるデータの扱いの基礎やデータ駆動的な考え方、AIに関する知識・技能等を修得するための科目を共通して提供します。これにより、データの収集・分析・活用の方法を学び、データに基づいた意思決定を行う能力や、情報社会の発展に貢献し、複雑な社会課題の解決に向けて革新的なアプローチを実践する力を養います。
より良い社会の創造を目指す「情報×〇〇」の学び
「情報」に様々な「テーマ」を掛け合わせた社会課題解決型の学びを展開します。企業や自治体等とも連携し、産業界や地域社会のリアルな現場で、理論と実践を融合させた学びを提供することで、情報技術を基盤としつつも、実社会で求められる幅広い知識や技能などの修得をはかります。
そして、こうした実践的かつ社会課題解決型の教育を通して、データや情報を活用し「より良い社会の創造」に繋げることのできる能力を育み、地域社会の発展や持続可能な社会の創造に貢献できる人材を育成します。
情報学部(仮称)特設サイトはこちら https://www.ryukoku.ac.jp/newf1/
参考
※ キャンパスブランド構想
「持続可能な社会の実現に向けた担い手育成を加速 3つのキャンパスを特色化、機能・学びを充実
キャンパスブランド構想を推進」(2022年2月9日付プレスリリース)
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-9973.html
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このプレスリリースを配信した企業・団体

- 名称 龍谷大学
- 所在地 京都府
- 業種 大学
- URL https://www.ryukoku.ac.jp/
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