「型枠一本締め工法」が 第54回 日本産業技術大賞(審査委員会特別賞)を受賞

岡部

2025年4月9日

 建設関連製品事業や海洋事業等を展開する岡部株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役 社長執行役員:河瀬博英 以下「当社」)は、鹿島建設株式会社、株式会社丸久、株式会社楠工務店、と共同開発した「型枠一本締め工法」について、第54回日本産業技術大賞(審査委員会特別賞)を受賞いたしました。なお、当社が日本産業技術大賞を受賞するのは今回が初となります。

 

<審査委員会特別賞を受賞した「型枠一本締め工法」関係者> 

 

 

 

 型枠一本締め工法は、コンクリート造の建物・土木構造物に欠かせない型枠工事における約70年ぶりの新工法です。1951年来採用され続けてきた在来工法(丸セパ・フォームタイ・特殊座金を組合せた型枠保持工法「フォームタイ工法」)を開発した当社、および共同開発各社とともに、型枠一本締め工法の開発に挑み、高齢化が進む熟練技能者や、経験の浅い建設技能者の作業負担を軽減させています。また、パイプの切れ目および端部を支持するパイプジョイント、新型の型枠緊結金具「ネクスタイ」も併せて開発するなど、軽量化・簡素化による生産性の向上、安全性の担保など、現場の課題を具体的に解決するに至る技術開発事例とし、社会貢献につながるとして高く評価されたものです。

 

 型枠一本締め工法については2024年5月末に鹿島建設が発表会を行い、同年8月に当社より発売を開始しております。発売後は展示会ブースなどでレンタル要望の声を受け、2025年4月1日に、当社からレンタル開始も公表いたしました。

 当社は今後も建設業界の安全性・利便性の向上に対し、さらなるカスタマー・セントリックならびに「創造力」×「つなぐ力」×「人の力」をもって、一層の技術革新を進めてまいります。

 

在来工法と新工法の比較データ

 

在来工法(1951年~) 型枠一本締め工法(2024年~)
使用部材

鉄製パイプ2本を専用金具で緊結

アルミ製パイプ1本を専用金具で緊結


重 量 (35平米あたり)

パイプ本数:3.5M×50本

重 量 :約459kg

パイプ本数:3.5M×25本

重 量 :約141kg(在来工法対比70%減)

※仕様ならびに効果は機能向上により更新される場合があります。(2025年4月2日時点)

 

関連サイト

 ▶「型枠一本締め工法」紹介映像(鹿島建設株式会社)

   https://youtu.be/j0M3WOtcO7g?feature=shared

 ▶「型枠一本締め工法」発売のお知らせ(岡部/202481日)

  https://www.okabe.co.jp/news/2024/08/01/20240801-2.pdf

 ▶「型枠一本締め工法」レンタル開始のお知らせ(岡部/202541日) 

  https://www.okabe.co.jp/news/2025/04/01/20250401.pdf

 

日本産業技術大賞とは

1972(昭和47)年に創設され、日本の産業技術発展に貢献する技術成果を開発・実用化した企業やグループを表彰しており、今回で54回目。贈賞式は2025年4月2日(水)、経団連会館(東京・大手町)で開催された。岡部株式会社の同賞受賞は初。

 

岡部株式会社(証券コード:5959) 会社概要

1917年(大正6年)、東京・押上の地に創業。「安全・安心の提供を通じて社会に貢献する」を企業理念に、耐震・免震製品などの建設関連製品事業のほか、海洋事業も展開。技術開発により被害を減らすことでの防災・減災・国土強靭化への貢献や、環境に配慮した製品開発・製造など、日本発、世界に照準を合わせて展開。建設関連製品事業等を通じて人・社会・地球との共存共栄をはかり豊かな社会づくりに貢献します。

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プレスリリース添付画像

審査委員会特別賞を受賞した「型枠一本締め工法」関係者

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