有機酒類や有機畜産物が輸出可能になります!

~EU加盟国との有機同等性の範囲が拡大~

農林水産省

2025年5月18日(日曜日)から、有機JAS認証を受けた有機酒類、有機畜産物及び有機畜産物を原料とした有機加工食品について、有機(organic)と表示して、EU加盟国へ輸出できるようになります。これにより、有機日本酒等が日本から輸出されることが期待されます。

また、EUの制度による認証を受けた有機酒類等の輸入については、2025年5月16日(金曜日)から、JAS制度に基づき「有機」等と表示することができます。

 

1.経緯

これまで、有機農産物及び有機農産物加工食品については、日本とEU加盟国との間において有機JAS制度に基づく輸出入がなされていました。2020年7月から日本において有機畜産物の表示規制が開始されたこと、2022年10月から有機酒類が有機JASの対象になったことから、農林水産省及び国税庁がEUと協議を行ってきた結果、有機酒類、有機畜産物及び有機畜産物を原料とした有機加工食品についても、有機JAS制度に基づき輸出入できるようになりました。これにより、有機食品の輸出入に係る手数料や手間が軽減され、輸出の増大等が期待されます。

 

2.日本とEU加盟国の輸出入について

有機酒類、有機畜産物及び有機畜産物を原料とした有機加工食品に関し、EUと合意した相互承認の内容は以下のとおりです。

 

(1)日本からEU加盟国への輸出について

 

1.対象範囲

有機JAS制度に基づき、最終的に日本国内で生産、加工され、格付された有機酒類、有機畜産物及び有機畜産物を原料とした有機加工食品

 

2.生産基準

有機加工食品の日本農林規格(令和4年9月1日財務省・農林水産省告示第18号)

有機畜産物の日本農林規格(平成17年10月27日農林水産省告示第1608号)

 

3.発効日

2025年5月18日(日曜日)

 

(2)EU加盟国から日本への輸入について

 

1.対象範囲

EUの有機基準に基づき、最終的にEU加盟国内で生産、加工され、認証された有機酒類、有機畜産物及び有機畜産物を原料とした有機加工食品(有機JASの適用範囲に限る。)

 

2.生産基準

Regulation(EU)2018/848

 

3.発効日

2025年5月16日(金曜日)

 

3.参考

有機農産物等の輸出入に関する情報については、以下農林水産省ホームページをご覧ください。https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html

 

添付資料

有機JAS制度について(PDF : 417KB)有機食品の同等性について(PDF : 323KB)EU加盟国との有機同等性の範囲が拡大します!(PDF : 1,176KB)

 

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