第56回 (2025年度)「博報賞」受賞者決定

博報堂教育財団

2025年10月10日

公益財団法人博報堂教育財団は、第56回「博報賞」の受賞者を決定し、本日発表いたしましたのでお知らせいたします。

本年度は、博報賞12件、功労賞8件、奨励賞15件が選出されました。なお、第56回「博報賞」贈呈式は、本年11月14日(金)、日本工業倶楽部(東京都千代田区)にて、実施予定です。

 

「博報賞」とは

「博報賞」は、児童教育現場の活性化と支援を目的として、財団創立とともにつくられました。「ことばの力を育むことで、子どもたちの成長に寄与したい」そんな想いを核として、日々教育現場で尽力されている学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰しています。

また、その成果の共有、地道な活動の継続と拡大の支援も行っています。

 

賞の内容

日本国内在住の6~15歳(特別支援教育は4~18歳)の子どもたちに対する「国語・日本語・ことばの育成に関わる教育実践」と、「特別な配慮や多様なニーズのある子どものコミュニケーション活動を支援する教育実践」を軸に、「国語教育」「日本語教育」「特別支援教育」「日本文化・ふるさと共創教育」「国際文化・多文化共生教育」「独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動」の6領域に関連する活動を贈賞対象としています。

推薦資格を有する第三者(各自治体の教育長、学識経験者など)により推薦を受けた候補者の中から、審査委員会(委員長:滝川 国芳 京都女子大学教授)において選考・決定されます。

博報賞は、子どもたちの主体性を引き出し、すばらしい成果をあげている先駆性・独自性のある教育実践で、波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献に贈られます。さらに、博報賞受賞者の中で特にすぐれた実践がある場合には、「文部科学大臣賞」も併せて授与されます。

また、博報賞には及ばないものの、一定以上の功績をあげている長年の貢献には功労賞を、今後の活躍に期待ができる活動には奨励賞を設けております。

受賞者には、正賞(賞状)と副賞金をお贈りします。各受賞者への副賞金は、博報賞100万円、功労賞50万円、奨励賞30万円としています。

 

本年度(2025年度)の受賞者

博報賞12件(うち3件は、文部科学大臣賞も併せて受賞)、功労賞8件、奨励賞15件

受賞者および活動タイトルは、以下のとおりです。

 

 

 

第56回 (2025年度)「博報賞」受賞者一覧

 

博報賞・文部科学大臣賞 3件

都道府県 受賞者名 活動タイトル

宮城県

早坂 和枝

(大崎市立古川第五小学校 講師)

正しく発音できる喜びを実感し、喜んで話す児童を育てることばの教室

静岡県

磯部 真代

(浜松市立蒲小学校 教頭)

つながる学校

~社会に開かれた学びの実現へ~

宮崎県

西都銀上学園

西都市立銀上小学校・銀鏡中学校

銀上地域の自然・文化が紡ぐ教育の再生

~山村留学制度と共に歩んできた30年の取組~

 

博報賞 9件

秋田県

小林 陽介

(北秋田市立義務教育学校阿仁学園 校長)

郷土資料集「きらり☆きたあきた」の作成・推進・活用によるふるさと教育の充実

千葉県

柏市立大津ケ丘第一小学校

創造力で地域を変える

~未来社会を担う子どもたちの挑戦~

神奈川県

特定非営利活動法人 心魂プロジェクト

難病児に届ける“心が動く体験”

~子どもたちの成長と命の輝きを引き出す~

新潟県

岩舩 尚貴

(柏崎市立南中学校 教頭)

ふるさとをことばで継ぐ子どもたち

~郷土作家を起点とした物語創作と文学交流~

長野県

大鹿村立大鹿中学校

生徒と地域で紡ぐ中学校歌舞伎公演会

~50年の軌跡と未来へつなぐバトン~

静岡県

学校法人 ムンド・デ・アレグリア学校

母語教育で「豊かな心」と「考える力」を、日本語教育で「生きる力」を

兵庫県

三木市国際交流協会

多文化多言語の子どもとの居場所づくりを通して共生を学ぶ

岡山県

倉敷市立旭丘小学校

豊かな読書生活の推進

~ことばの力をもとに豊かな人間形成を図る~

岡山県

津山市立西小学校

100年後も豊かな津山城西へ!

~学びの意義を高めるPBLの実践~

 

功労賞 8件

青森県

神田 昌彦

弘前市立南中学校 校長)

環境再生活動の普及と定着を目指したESDの展開

埼玉県

地球っ子グループ

外国ルーツの子どもたちの全人的成長を目指した地域での活動

千葉県

きみつ少年少女合唱団

被災地に「歌のちから」を届け続ける子どもたち

東京都

特定非営利活動法人 しゅわえもん

聞こえない大人(ろう者) がろう児に手話で自己表現する場を提供する

新潟県

上越市立谷浜小学校

地域連携による「ふるさとに愛着をもち、地域と共に歩む子ども」の育成

山口県

周南市立八代小学校

八代の自然を守り継承する八代っ子の育成

~ナベヅルの保護活動を通して~

熊本県

NPO法人 外国から来た子ども支援ネットくまもと

外国ルーツの子どもたちの日本語教育、学習支援 進路保障および居場所づくり

宮崎県

都農町立都農中学校

地域文化の継承と子どもの成長をつなぐ学び

~都農神社夏大祭を中心に据えた実践~

 

奨励賞 15件

群馬県

豊岡 大画

(太田市立城東中学校 教頭)

4コマ漫画指導案を活用した、授業改善につながる持続可能な研修の取組

千葉県

南房総三龍亭

キッズ落語プロジェクト

東京都

特定非営利活動法人 メタノイア

難民申請者の子どもと地域社会をつなぐ日本語教室「Mutluわらび」

神奈川県

湘南とアジアの若者による未来創造事業実行委員会

絵本で子どもたちの世界をひろげるプログラム

新潟県

樋口 大輔

(新潟市立浜浦小学校 教諭)

子どもの笑顔があふれる教室

~〈漫才〉を音読する国語の実践を通して~

福井県

あわら市金津中学校

「あわら考幸学」の推進

静岡県

裾野市東地区おやじの会

毎月開催の「何にもしない合宿」をベースとした日常の関係づくり

愛知県

北名古屋市立師北小学校 学校運営協議会

地域と共にある学校づくり

~互恵的な諸活動を通して~

京都府

京都市立下京小学校

幼少一体型の研究組織の構築 YMOプロジェクト

~ Yobai-Miyabi-organization ~

京都府

木津川市立泉川中学校

つなぐ平和の学び

~友情は国境を越えて姉妹校との半世紀ぶりの交流再会~

奈良県

安里 健志

(大和高田市立浮孔西小学校 教諭)

通級指導担当教員が実施する児童の障がい理解を深める教育活動

岡山県

井原市立県主小学校

ふるさとの未来を願い、児童の思いを実現する探究学習

岡山県

和気町立佐伯小学校

「ひと・こと・もの」とつながる佐伯小夢プロジェクト

広島県

広島県肢体不自由特別支援学校自立活動研究会

(福山特別支援学校、広島特別支援学校、西条特別支援学校)

3校の協働で積み上げる肢体不自由のある子どもの主体的な学びに向けた実践

宮崎県

西都市立妻南小学校

ふるさと西都を未来につなげよう

~SDGsプロジェクト in 妻南小~

 

(敬称略/各賞都道府県順)

詳細は下記、公益財団法人博報堂教育財団ホームページからご覧いただけます。

https://www.hakuhodofoundation.or.jp/prize/recipient/img/hakuhosho_56th_list.pdf

 

 

 

公益財団法人博報堂教育財団は、児童に対する国語教育と視覚・聴覚障がい者に対する教育を助成し、あわせてその活動に関する調査研究を行うことで、健全な人間形成に寄与することを目的に、1970年に設立されました。以降、「子ども」「ことば」「教育」を活動領域ととらえ、さまざまな活動を行っています。

財団設立時から続く優れた教育実践活動を顕彰する「博報賞」をはじめ「児童教育実践についての研究助成」「教職育成奨学金」「日本語交流プログラム」「社会啓発事業」「日本語教育プログラム」さらに「調査研究事業(こども研究所)」などの活動を行っています。

■博報堂教育財団ホームページ:https://www.hakuhodofoundation.or.jp

 

 

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