国際シンポジウム「東アジア文化圏と村上春樹 -越境する文学、危機の中の可能性-」
2013年12月04日
早稲田大学広報室広報課
国際シンポジウム
「東アジア文化圏と村上春樹-越境する文学、危機の中の可能性-」
早稲田大学総合人文科学センターでは、国際シンポジウム「東アジア文化圏と村上春樹-
越境する文学、危機の中の可能性-」を開催いたします。
尖閣諸島の国有化をきっかけに日中間の紛争が過熱したとき、村上春樹は自ら投稿し
「魂が行き来する道筋を塞いでしまってはならない」と述べて読者の強い共感を呼び
ました。現在文学をはじめ音楽、映画など東アジア共通の文化圏が生まれていますが、
「魂が行き来する道筋」の存在が危ぶまれる今、それぞれの地域でどのような様相を
見せているのか、そして未来に向けてどのような展望があるのか、村上春樹の文学を
例に踏み込んで探究していきます。
【日時】 2013年12月14日(土)13:00~
【会場】 総合学術情報センター1F国際会議場「井深大記念ホール」
東京都新宿区西早稲田1丁目20-14
【その他】司会 十重田裕一(早稲田大学文学学術院教授)
挨拶 李成市(早稲田大学文学学術院長・文学学術院教授)
同時通訳あり(日本語・中国語)
<第1部・基調講演>
13:05~13:35 「東アジア文化圏とは何か?―若者の見る村上春樹とサブカルチャー 」
千野拓政(早稲田大学文学学術院教授) 使用言語・日本語
13:35~14:00 「中国で書くことの特殊性(在中国写作的特殊性)」
閻連科(中国人民大学文学院教授・作家) 使用言語・中国語
14:00~14:25 「インターネットで見る中国の若者における『1Q 84』受容」
施小イ(上海杉達大学教授・日本文化研究所所長) 使用言語・日本語
14:35~15:00 「六十九年後の村上春樹と東アジア」
加藤典洋(早稲田大学国際学術院教授・文芸評論家) 使用言語・日本語
15:00~15:25 「近現代日本文学と『東アジア』というトポグラフィ―夏目漱石と
村上春樹を視座として」尹相仁(ソウル大学校人文大学アジア言語文明学部教授)
使用言語・日本語
15:25~15:50 「村上春樹、東アジア、世界文学 」
マイケル・エメリック(カリフォルニア大学ロスアンゼルス校
アジア言語文化学部上級准教授 ) 使用言語・日本語
<第2部 パネルディスカッション>
16:00~17:30 モデレーター:松家仁之(慶応義塾大学総合政策学部特別招聘教授)
松永美穂(早稲田大学文学学術院教授)
問題提起:「あらたな村上春樹」 松家仁之
パネリスト:千野拓政、閻連科、施小イ、加藤典洋、尹相仁、マイケル・エメリック
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- 所在地 東京都
- 業種 大学
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