無線侵入防止システム AirTight Networks「SpectraGuard Enterprise」販売開始

丸紅情報システムズは、米AirTight Networksと国内販売代理店契約を締結し、無線侵入防止システム「SpectraGuard Enterprise」の販売を開始。管理用マネージャと不正な無線通信を検知・防御するセンサー兼無線アクセスポイントの組み合わせからなる無線LANセキュリティに特化したWIPS製品。

2013/12/18

丸紅情報システムズ株式会社

無線侵入防止システム AirTight Networks

「SpectraGuard Enterprise」販売開始

丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS 本社:渋谷区渋谷3-12-18 社長:小川 和夫)は、米エアータイトネットワークス(AirTight Networks, Inc. 社長兼CEO:デビット・キング/David King 本社:カリフォルニア州マウンテンビュー 以下、AirTight Networks)と国内販売代理店契約を締結し、無線侵入防止システム「SpectraGuard Enterprise(スペクトラガード エンタープライズ)」の販売を開始します。

AirTight Networksが開発・販売する「SpectraGuard Enterprise」は、アプライアンスサーバまたはVMWare用のバーチャルサーバで提供される管理用のSpectraGuard Enterpriseマネージャと、不正な無線通信を検知・防御するセンサー兼無線アクセスポイント(以下、AP)の組み合わせからなる無線LANセキュリティに特化したWIPS(*1)製品です。社内LANに接続された不正APを検知して通信を遮断します。また、社内LANに接続されたPC等の正規端末と外部APとの通信も検知し、通信を遮断することができます。

独自技術であるMarker Packets(マーカーパケット)を用い、同一のネットワークセグメント時には、署名付きのARP(*2)リクエストを定期的にLAN側から送信し、無線側に通信がフォワードされた場合、社内に接続されたAPとして検知します。セグメント越え通信では、署名付きのUDPパケットを無線経由で送信し、SpectraGuard Enterpriseマネージャのサーバに到達した場合、社内に接続されたAPとして検知します。他無線LANシステムのセキュリティ機能で一般的に用いられる、無線端末とAPのMACアドレスの情報を関連付けて検知する方式に比べ、検知にかかる時間が早く、誤検知も少ない特長があります。

誤検知率の低さとソフトウェアAP(*3)を検知可能な点が評価され、米Gartner(ガートナー)の無線LANセキュリティ製品リポートでは、2011年から2年連続で最高評価の“Strong Positive”を獲得した唯一のベンダーとなりました。

昨今、企業ネットワークにおける無線端末(個人PC、個人スマートデバイス、会社支給PC、会社支給スマートデバイス)の接続が急増しており、無線に関するセキュリティリスクは無視できない状況にあります。外部からの不正侵入はもとより、社内から社外への情報漏えい対策も必要ですが、既存のユーザー/パスワードやMACアドレスによる認証だけではこれらのリスクに対処することができません。防御内ネットワーク環境下へのAP接続、ソフトウェアAP、USB接続のAP、BYOD端末からの外部接続など、無線LANセキュリティには多くの脅威が存在しています。

エムシスは、無線の脅威に対して高いレベルのセキュリティ対策を望む政府機関・官公庁、金融業、製造業、情報通信業、医療など、企業・団体に向けて「SpectraGuard Enterprise」を提供していきます。「SpectraGuard Enterprise」は標準価格200万円(税別)から。取り扱い開始初年度の売り上げで2億円を目指します。

【製品ラインナップ】

■マネージャ

<SA 360>

・提供形態:アプライアンス

・センサー/AP 管理可能数:1000台

・付属ライセンス数:10

・HDD:RAID-1

・電源:冗長

<SA 250>

・提供形態:アプライアンス

・センサー/AP 管理可能数:250台

・付属ライセンス数:10

・HDD:シングル

・電源:シングル

<Virtual Server>

・提供形態:バーチャル(VMWare用)*4

・センサー/AP 管理可能数:600台

・付属ライセンス数:50

■センサー/AP

<SS-300-AT-C-10>

・無線通信の仕様:2 x デュアルバンド 802.11n

・オペレーションモード (ソフトウェア設定):センサーのみ

・POE + AC 電源:802.3af または AC

・MIMO<マルチ入力、マルチ出力>:2 x 2, 2 x 2

・アンテナ:内外<ソフトで切替可能>

・動作環境:0°C-40°C

・主要ターゲット:政府機関

<SS-300-AT-C-50>

・無線通信の仕様:1 x デュアルバンド 802.11n

・オペレーションモード (ソフトウェア設定):AP、AP + スキャン、センサー

・POE + AC 電源:802.3af または AC

・MIMO<マルチ入力、マルチ出力>:2 x 3

・アンテナ:内外<ソフトで切替可能>

・動作環境:0°C-40°C

・主要ターゲット:小売(Wi-Fi + PCI DSS)、大規模 WIPS オーバーレイ

<SS-300-AT-C-55>

・無線通信の仕様:2 x デュアルバンド 802.11n

・オペレーションモード (ソフトウェア設定):両方のラジオが、AP、AP + スキャン、センサーとして動作

・POE + AC 電源:802.3af または AC

・MIMO<マルチ入力、マルチ出力>:2 x 2, 2 x 2

・アンテナ:内部

・動作環境:0°C-40°C

・主要ターゲット:小売(Wi-Fi + PCI DSS)、大規模 WIPS オーバーレイ

<SS-300-AT-C-60>

・無線通信の仕様:2 x デュアルバンド 802.11n

・オペレーションモード (ソフトウェア設定):各ラジオが独立して、AP、AP + スキャン、センサーとして動作

・POE + AC 電源:802.3af または AC

・MIMO<マルチ入力、マルチ出力>:3 x 3, 2 x 2

・アンテナ:内外<ソフトで切替可能>

・動作環境:0°C-40°C

・主要ターゲット:大規模向け(Wi-Fi + WIPS)

※上記以外に屋外用センサーもご用意しています。

(*1)Wireless Intrusion Prevention System:無線侵入防止システム。

(*2)Address Resolution Protocol:アドレス解決プロトコル。イーサネット環境において、IPアドレスからそれに対応するMACアドレスを動的に得るために用いられるプロトコル。

(*3)無線LAN機能を搭載したWindows7/8端末などがAPとして動作する機能。

(*4)VMWare ESXは別途必要。

■AirTight「SpectraGuard Enterprise」製品紹介ホームページ: http://www.marubeni-sys.com/sec/airtight/

【AirTight Networksについて】

AirTight Networksは、2004年に米国カリフォルニア州マウンテンビューに設立されました。無線LANのセキュリティに特化した製品を開発し、29個の特許を取得、9個の特許を申請中です。Gartnerの無線LANセキュリティ製品リポートで2011年から2年連続最高評価を唯一1社獲得しました。

AirTight Networksホームページ: http://www.airtightnetworks.com/

【丸紅情報システムズについて】

丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力、コンサルティングからシステム設計・構築、運用・保守サービスまでをワンストップで提供する総合力、そして、グローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術が私たちの強みです。エンタープライズソリューション、製造ソリューション、プラットフォームソリューション、コールセンターソリューションとデータセンターを軸とするビジネスサービスの5つの事業展開でお客様のビジネスを支援します。

<製品に関するお問い合わせ>

丸紅情報システムズ株式会社

プラットフォームソリューション事業本部 NSソリューション部

電話:03-5778-8611

URL: http://www.marubeni-sys.com/ 

〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル

*文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。

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