「早稲田アスリートプログラム (WAP) 」の実施について
2014-04-10
早稲田大学広報室広報課
「早稲田アスリートプログラム (WAP) 」の実施について
学業と部活動を両立し、社会性と豊かな人間性を兼ね備えた人格形成を目指す
早稲田大学競技スポーツセンターは、学生アスリートが学業と部活動を両立し、社会性と豊かな人間性を兼ね備えた人格形成を目指す「早稲田アスリートプログラム(WAP)」を、すべての体育各部部員(44部・約2400 名)を対象に2014年度より実施します。
◆ 早稲田アスリートプログラム(WAP)」
「早稲田アスリートプログラム(WAP)」とは、早稲田スポーツの体現者であるすべての体育各部部員(44部・約2,400名)を対象に、競技スポーツセンターが中心となり提供する”学生アスリートの育成プログラム”です。WAPでは組織的かつ統合的な教育プログラムを提供し、標準修業年限(4年間)での卒業を促すとともに、体育各部部員の「文武両道」を高いレベルで実現します。
◆ プログラムの2本の柱
WAPは、学生アスリートの「人格陶冶のための教育プログラム」と、各学期ごとに取得すべき基準単位を設定し、標準修業年限(4年間)で卒業できるようサポートする「修学支援」の2本の柱から成り立っています。
◆1.人格陶冶のための教育プログラム
単に優れた競技成績を収めることにとどまらず、文武両道を実践し社会の様々な分野でリーダーとして活躍出来る人材となるための基礎を学びます。すべての体育各部部員にオリジナルテキストを配布し、学生アスリートとしての教養やスキルを学びます。また競技スポーツセンターは、学内外から講師を迎え、学年に応じた講演会・セミナーを開催します。また、CourseN@vi等によりオンデマンドコンテンツを配信し、時間的制約のある学生アスリートも学びやすい環境を整備します。
【アスリートとしての教養プログラム】
早稲田大学を代表して戦うアスリートとして相応しい基本的な心構え、知識を学びながら、学生アスリートに必要な特別なスキルを学ぶ。
【キャリア形成支援プログラム】
在学中から卒業後(競技引退後)の自身の姿について深く考える機会を作ります。早稲田大学が提供するキャリア形成支援プログラムに加えて、競技スポーツセンター主催のインターンシッププログラムや就職支援行事などを通じて、キャリア形成を支援します。
【ボランティア・地域貢献活動支援プログラム】
体育各部部員としての自負を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。
【国際交流支援プログラム】
韓国・高麗大学との定期戦(野球・ラグビー・サッカー・アイスホッケー・バスケットボール)をはじめとした海外の大学・研究所との交流を通して、競技力の向上を図るとともに、学内外の国際交流の場を通じて国際感覚と広い視野を養います。
◆2.修学支援
競技スポーツセンターが全部員の学業情報(登録科目・単位取得状況・GPAなど)を学期ごとに把握し、所属する学部・体育各部部長と連携して、部員が学業成績不良者となることを未然に防ぎ、標準修業年限(4年間)で卒業できるようサポートします。
【すべての体育各部部員の学業情報の把握】
各学年・各学期末毎に取得すべき最低基準単位数を定め、標準修業年限(4年間)での卒業をサポートすることで、文武両道を高いレベルで実現します。学業成績が所定の基準に満たない場合には、練習時間の制限や対外試合の出場停止を含む指導を行います。
【アカデミックアドバイザーの設置】
部員の修学支援を行うために、単位取得のアドバイスや学習面のサポートを行う「アカデミックアドバイザー」を配置します。
【褒賞】
・最優秀学業成績団体賞
毎年度、部員の平均GPAが最も高い部を団体賞として表彰します。
・最優秀学業成績個人賞・優秀学業成績個人賞
学年毎に平均GPAが高い部員上位10%を優秀学業成績個人賞として表彰し、さらにその中から最優秀賞を個別に表彰します。
◆ 年次目標
1年生
・学業と部活動を両立する生活習慣を確立する。
・早稲田大学と早稲田スポーツの歴史を理解し、大学を代表してプレーする誇りと自覚を持つ。
2年生
・上級生としての自覚と責任を持って後輩を指導するとともに、自立したアスリートになる。
・社会を構成する一員としての高いモラルを持ち、早稲田アスリートにふさわしい言動ができる。
3年生
・課題解決についての明確なビジョンを持ち、チームの中で自分を活かす。
・社会において自ら率先して行動できる能力を身につける。
4年生
・最上級生としてのリーダーシップを発揮し、チームを目標達成に導く。
・文武両道の実践により培われた人間力で社会に貢献できる人材となる。
◆ WAPの目標
WAPは、文武両道を体現する学生アスリートを育成し、社会を支えるグローバルリーダーを輩出することを目標としています。2014年度より開始したWAPは、毎年度の実績を積み上げると同時に、改良を継続していく予定です。
今回の取り組みが、我が国の大学スポーツの新たなモデルとなり、スポーツ界のみならず、社会全体の発展に寄与することをめざします。
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