日本コーンスターチ社、米澱粉製造工程の特許取得~独自の製造工程を確立~

総合澱粉メーカーの日本コーンスターチ株式会社(東京都港区 代表取締役社長 倉地聡一郎)はこの度、米澱粉について独自の製造工程を確立し、特許を取得致しました。

2014/4/10

日本コーンスターチ株式会社

日本コーンスターチ社、米澱粉製造工程の特許取得~独自の製造工程を確立~

総合澱粉メーカーの日本コーンスターチ株式会社(東京都港区 代表取締役社長 倉地聡一郎)はこの度、米澱粉について独自の製造工程を確立し、特許を取得致しました。

現在、米澱粉の製造にはアルカリ浸漬法が主流ですが、アルカリによる澱粉の損傷が起こりやすく、アルカリ溶液濃度を高くすることができず、米粒、特に米粒の外側に多い硬質の組織の軟化が不十分で、アルカリ浸漬後の摩砕工程で粗粒が残りやすかった。この米粒の外側に多い硬質の組織(粗粒)の中の澱粉を回収するために、高濃度のアルカリ溶液を使用したり、無理な摩砕を行ったりすることが考えられるが、澱粉の損傷が生じやすく、米澱粉の収率や品質の低下の原因となっていました。

弊社では上記のような問題点を解決するために、従来の摩砕工程の前に米粒をそのまま、又は、適宜、粉砕の前後若しくは同時に、酸、細胞壁溶解酵素、タンパク質分解酵素の各水溶液に浸漬し、粉砕します。その後、該米粒粉砕物(粒度:80meshパス80%以上)を、澱粉が糊化しない条件で、アルカリ溶液に浸漬します。

このような工程を踏むことで、澱粉の損傷率1%以下、流動指数70以上の米澱粉を製造することができます。

また原料には、全国農業協同組合連合会(JA全農)との契約栽培によって作られた国産のお米を使用しているため、「安心」「安全」に弊社製品をご使用いただくことができます。

以上のことより、弊社では高品質でコストが安い米澱粉の製造が可能となり、米澱粉の多様な食品への用途拡大、さらには、米の需要の増大が期待できることから、日本の自給率向上にも目指寄与できればと考えております。

【本件に関するお問い合わせ先】

日本コーンスターチ株式会社 広報担当:加藤、宮本

TEL:03-5570-7000/FAX:03-5570-7001

  

【日本コーンスターチ株式会社】

社 名:日本コーンスターチ株式会社

代表者:代表取締役社長 倉地 聡一郎

本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂一丁目11番44号 赤坂インターシティ3階

電 話:(03) 5570-7000(代)

創 業:慶応3年

設 立:昭和37年9月20日

資本金:1億円

売上高:610億円(2013年8月期)

従業員数:315名(2013年4月現在)

事業内容:コーンスターチ,糖化製品,化工澱粉,コーンサラダオイル,副産物およびその他関連製品の製造・販売

以  上

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