テラデータ、ERPデータを使った業務分析の強化を支援

2015/3/27 11:02

テラデータ・コーポレーションは、SAP ERPアプリケーションからのニア・リアルタイムデータを、エンタープライズ用途の分析やレポーティング・アプリケーションに取り込むことを可能にするTeradata Analytics for SAP Solutionsを発表しました。

2015年3月27日

日本テラデータ株式会社

テラデータ、ERPデータを使った業務分析の強化を支援

― ニア・リアルタイムSAP ERPデータと幅広いTeradataの分析機能をインメモリスピードでのワンソリューションで提供 ―

[2015年3月17日にテラデータ・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です]

　米国カリフォルニア州サンディエゴ発 ― ビッグデータ分析とマーケティング・アプリケーションを扱う、テラデータ・コーポレーション（NYSE: TDC、以下テラデータ）は、SAP ERPアプリケーションからのニア・リアルタイムデータを、エンタープライズ用途の分析やレポーティング・アプリケーションに取り込むことを可能にするTeradata Analytics for SAP Solutionsを発表しました。この機能拡張は、企業が自社のERPアプリケーションに存在するビジネス価値の発見を支援するものです。

　Teradata Analytics for SAP Solutionsは、自動的にSAP ERPアプリケーションから最新のデータを収集、転送し、統合データウェアハウス（IDW: Integrated Data Warehouse）内に格納されたSAP以外のデータと結合します。これにより、幅広い層のユーザーが、インメモリスピードでのTeradataインデータベース処理のパワーを活用し、レポーティングやアドホック分析、高度な分析を実行できるようになります。

　すべてのデータがTeradata IDW内に統合されれば、ユーザーは追加設定することなく、150種類以上のTeradata Analytics for SAP Solutionsダッシュボードがすぐに利用でき、財務会計、支出分析、製造業務などの主要カテゴリに分類された標準のビジネス・レポートも活用できるようになります。また、インメモリスピードで実行される1,000種類以上のSAS Institute、Fuzzy Logix、Rのインデータベース分析関数へのアクセスも利用いただけます。さらに、ユーザーは、ウェアハウス内の詳細データすべてにセルフ・サービスでアクセスし、お気に入りのツールを使ったカスタム・レポートの作成や分析を適用することも可能になります。

　顧客事例として、オランダを拠点とし、日用品、玩具、園芸用品などを販売するチェーンストア、Blokker（ブロッカー）社を紹介します。同社は、12ヶ国で15種類のチェーンストアを展開し、様々なブランドを扱う約2,500の店舗を運営しています。同社が販売する各ブランドのビジネス・データは、それぞれ完全に独立したITシステムに格納されているため、グローバルの企業全体での支出と売上高を把握することは困難でした。Teradata Analytics for SAP Solutionsを導入することで、ブロッカー社は、一元化された企業戦略を導入し、15のERPシステムの全データを集結させ、他のビジネス・データと共に単一のデータウェアハウス内に統合する、反復可能なプロセスを迅速に設計することが可能になりました。ブロッカー社のグローバルなデータ主導型アプローチは、注文、収益、利益の可視化を改善し、売上と支出への大きな効果が期待されています。

　グローバルで展開するTeradata Consulting Services Center of Excellence for SAP Solutionsは、ブロッカー社を含む多くの顧客企業に対して、Teradata Analytics for SAP Solutionsの導入をサポートするコンサルティング・サービスを提供しています。弊社の経験豊富なコンサルタントは、SAPソリューションを基盤とした環境に通じており、顧客がSAPのERPアプリケーションのデータの能力を最大限に引き出せるように支援します。

　Teradata Analytics for SAP Solutionsは、全世界で提供が開始されており、Teradata Database 13.10以降と互換性があります。