脳梗塞に対する画期的治療薬を発見
新潟大学の研究者グループは,脳梗塞治療で最も有効とされる血栓溶解療法の弱点とされる合併症(脳出血・脳浮腫)を引き起こすタンパク質を特定し治療法を開発しました。
2015年4月2日
新潟大学
脳梗塞に対する画期的治療薬を発見
新潟大学脳研究所(所長・西澤 正豊教授)神経内科の下畑 享良(しもはた たかよし)准教授を中心とする研究グループ(金澤雅人助教,川村邦雄医師,高橋哲哉助教ら)は,脳梗塞の治療で,最も有効とされる血栓溶解療法の弱点とされる合併症(脳出血,脳浮腫)を抑制し,かつ脳の神経細胞を保護し,炎症を抑える画期的治療薬を世界ではじめて明らかにしました。
この薬剤が実用化されると,現在,4.5時間までの治療可能時間を8時間程度まで延長する可能性がありtPA治療の恩恵を受ける患者数も3倍以上に増加することが想定されます。さらに脳梗塞自体の症状も軽くなる可能性を明かにしました。
これらの研究成果は、平成27年4月2日のBrain誌(Brain : A Jornal of Neurology, 5YEAR IMPACT FACTOR 10.846)に掲載されました。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 国立大学法人新潟大学
- 所在地 新潟県
- 業種 大学
- URL http://www.niigata-u.ac.jp/
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