EY、ミドルマーケットに関する新しい調査結果 「EYグロース・バロメーター」を発表

EY Japan

2018/10/23

EY Japan

EY、ミドルマーケットに関する新しい調査結果 「EYグロース・バロメーター」を発表

EYは、このたび、ミドルマーケットに関する新しい調査結果「EY グロース・バロメーター」のグローバル版およびグローバル版から日本の調査結果を抜粋した日本語版を発表しました。本調査結果は、世界横断的な調査から得られたもので、全企業数の99%を占め、世界のGDPのほぼ半分を創出するミドルマーケット企業を対象に実施しました。グローバルのミドルマーケット企業のリーダー2,340名(全世界での売上高100万~30億米ドル規模の企業や設立から5年以内の限られた高成長企業のリーダーが対象)に対し、成長目標、戦略、課題、グローバルレベルのリスク、さらに不確実性への対応を調査し分析しています。

日本のミドルマーケットにおける調査結果では、92%の企業が不確実性を成長の機会と捉えており、その半数以上(55%)が、今年の成長の見通しは、世界国内総生産(GDP)について世界銀行が予測した2.7%を上回る6~25%としています。日本のミドルマーケット企業リーダーの回答者の36%が来年度の成長率を6~10%と見通しており、16%は11~15%の成長を予想しています。地政学的な不確実性、人口動態の変化、急激で破壊的な技術革新といった要因があるにもかかわらず、日本のミドルマーケット企業の景況観は底堅さを示しています。

日本のミドルマーケットにおける主なハイライトは以下の通りです。

-回答者の37%が、日本のミドルマーケット企業に最も大きな影響を及ぼすメガトレンドは、人口動態の変化であると回答

-最も効果的な成長戦略はM&A、次に新たな地域への市場参入であると回答

-回答企業の97%が、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)を未導入ですが、7%が今後2年から5年の間に導入する予定と回答。これは世界(15%)と比較して少し遅れている

-回答者の86%が、企業の成長は社内の能力だけでなく外部ネットワークとの強固な関係性構築に懸かっていると回答

EY Japan グロース・マーケッツリーダーの高木健治は次のように述べています。

「企業を取り巻く環境の不確実性が高まる中で、日本のミドルマーケット企業もその不確実性をむしろ成長の機会ととらえています。また、長時間労働と残業の文化に決別しようと、国を挙げての取組みが進行しています。積極的なテクノロジーの活用とイノベーション促進によって効率化と生産性の向上を図ることは、日本企業が人口動態の変化を主要因とする労働市場縮小の影響をカバーし、競争の激しい世界市場で持続的成長を達成する上で必要な戦略です。これがミドルマーケット企業の今後の大きなトレンドとなり、改革のスピードは加速していくと予想されます。」

詳細は以下ウェブサイトよりご覧ください。

https://www.eyjapan.jp/newsroom/2017/2017-10-23.html

〈EYについて〉

EYは、アシュアランス、税務、トランザクションおよびアドバイザリーなどの分野における世界的なリーダーです。私たちの深い洞察と高品質なサービスは、世界中の資本市場や経済活動に信頼をもたらします。私たちはさまざまなステークホルダーの期待に応えるチームを率いるリーダーを生み出していきます。そうすることで、構成員、クライアント、そして地域社会のために、より良い社会の構築に貢献します。

EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバル・ネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。詳しくは、ey.com をご覧ください。

〈EY Japanについて〉

EY Japanは、EYの日本におけるメンバーファームの総称です。新日本有限責任監査法人、EY税理士法人、EYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社(2017年1月19日より)などから構成されており、各メンバーファームは法的に独立した法人です。

〈EYグロース・バロメーターについて〉

EYグロース・バロメーターは、EYがEuromoney Institutional Investorに委託して行った調査です。世界30カ国の年間売上げ100万~30億米ドル規模の企業経営幹部(うち60%はCEO、創業者またはマネージング・ディレクター)を対象に、2017年3月31日から2017年5月12日にかけ、オンラインで実施されました。GDPの分布(世界銀行の2016年度のデータに基づく)に応じて世界の国や地域から選ばれた2,340名に加え、高成長を遂げている6カ国の発展途上国からも調査に参加していただきました。また、EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(EY Entrepreneur Of The Year™ )受賞者のグローバル・ネットワークにもご協力いただいています。本調査は、英語をはじめとする6カ国語で行われました。さらに具体的な洞察を得るため、2017年5月に詳細なフォローアップ調査がインタビュー形式で行われました。その内容の一部が報告書にまとめられています。

〈EYグロース・マーケッツ・ネットワークについて〉

全世界に広がるEYのグロース・マーケッツ・ネットワークは、急成長企業の変化するニーズに応えることに貢献しています。30年以上にわたって、世界中のダイナミックで野心的な企業の多くをサポートし、マーケットリーダーへの成長を後押ししてきました。世界的なミドルマーケット企業からベンチャーキャピタルが支援する起業間もない企業まで、私たちプロフェッショナルは、その幅広い経験、知見、世界的なリソースを活用して事業成功のお手伝いをいたします。

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