オランダの建設会社「デ・コーニング社」と インプラント工法の採用拡大に向けた協働契約を締結

技研製作所

株式会社技研製作所のグループ企業であるGiken Europe B.V.(本社:オランダ アルメーレ、社長:Anthony Bertrams)は、10月31日、オランダの「Gebr. De Koning B.V. (以下:デ・コーニング社)」とインプラント工法の採用拡大に向けた協働契約を締結いたしました。

2018年11月16日

株式会社技研製作所

オランダの建設会社「デ・コーニング社」とインプラント工法の採用拡大に向けた協働契約を締結

 株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長:北村精男)のグループ企業であるGiken Europe B.V.(本社:オランダ アルメーレ、社長:Anthony Bertrams)は、「海外売上比率を全体の7割とする」長期目標の達成に向けたグローバル展開を加速するべく、9月のGiken America Corporationと米国のMRCE社との協働契約に続き、10月31日、オランダの「Gebr. De Koning B.V. (以下:デ・コーニング社)」とインプラント工法の採用拡大に向けた協働契約を締結いたしました。

 デ・コーニング社は、オランダの南ホラント州パーペンドレヒトに本社を置く土木・基礎工事の専門会社です。自社内にエンジニアリング部門を持ち、堤防・護岸の補強、港湾の改修工事等の案件に設計段階から積極的に取り組んでいます。

 本年2月には最新鋭のサイレントパイラーF301-700を導入し、様々な工事案件で運用する中で圧入原理の優位性に強い感心を示していました。

 特にオランダでは、気候変動に伴い今後数十年間に直面する主要な水の課題に対し、持続可能な洪水リスク管理および淡水確保を目的とする「デルタプログラム」の実施のために、2019年~2032年の期間で年間平均約13億ユーロのインフラ投資が予定されています。このプログラムに基づき、都市部での老朽化した運河護岸の改修や沿岸部での堤防補強、港湾の岸壁改修などの長期的な改修工事が計画されています。デ・コーニング社はこれらのプロジェクトへの参画に向け、オランダの有力なエンジニアリング企業、元請企業等とコンソーシアム(企業共同体)を結成し、解決策の提案を進めています。

 これらのプロジェクトでは環境負荷の低減、工期の短縮、コストの削減が最も重要視されており、これに最適な工法として、当社グループのインプラント工法をパッケージとして提案していく方針です。 

 今回の協働契約により、Giken Europe B.V.とデ・コーニング社は、発注者に対して案件形成のための積極的な提案活動を協働で行います。また、実施工の際は当社グループが圧入機および周辺機器の販売・レンタル・オペレーターの派遣等を行い、円滑な工事の進捗をサポートします。

 これに平行して、Giken Europe B.V.は1992年に開設したオランダ アルメーレ本社の工場を拡張・再整備する計画を進めており、オランダを基点とした欧州での工法普及、販売機・レンタル機の保守・管理を行う基盤強化を迅速に進めることとしています。

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プレスリリース添付画像

10月31日、高知本社にて(右から3番目がデ・コーニング社取締役のDirk-Jan Teeuw氏)

オランダでの運河護岸改修工事イメージ

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