エジプトの病院施設建設工事で 技研の「ゼロクリアランス工法」が採用
2019年7月30日
株式会社技研製作所
エジプトの病院施設建設工事で技研の「ゼロクリアランス工法」が採用
株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長:北村精男)のグループ企業である株式会社技研施工(本社:高知市、代表取締役社長:大平厚)は、エジプト・アラブ共和国の首都カイロにおいて日本政府開発援助(ODA)による病院施設建設のための土留め工事を受注、当社の「ゼロクリアランス工法」で8月下旬に着工する予定です。
中東最大の都市のひとつであるカイロでは、慢性的な公的医療機関での専門医、医療機器および設備の不足が問題となっています。本工事をおこなうカイロ大学小児病院は、貧困層に対する小児医療サービスを中核的に担う存在で、1982年に日本の支援によって設立されたことから、地元市民の間では「日本病院」として知られています。しかし、建物の老朽化やスペース不足等の問題を抱えており、今回新たに内科系診療棟を新設することで、外来サービスの改善と共に大学病院としての教育機能の強化を図ることにしています。
今回の新設工事での地下掘削に伴う土留め工事は、当初、他の工法で行う予定でしたが、隣接するレンガ造りの構造物への影響や地下水位が高いことを理由に、鋼矢板を用いた圧入工法への変更が検討されました。その中でも周囲の施設を供用しながら敷地を有効利用するために、隣接する構造物との隙間(デッドスペース)を「ゼロ」の状態で施工可能なゼロ矢板(NS-SP-J)を用いる当社の「ゼロクリアランス工法」が、日本国内での豊富な施工実績を基に採用されました。
本工事では、約30m×19mの敷地内に杭長7.5mのゼロ矢板46枚と杭長10.5mのゼロ矢板100枚を圧入します。硬質地盤に対応した「ゼロパイラー®」を用いて、安全かつ迅速な施工を実現します。
今回の新設工事は、中東・北アフリカをはじめとする世界の過密化した都市において効率的で環境に配慮した圧入工法の優位性と有用性を証明し、その認知度を高める機会となります。
カイロ大学小児病院 内科系外来診療施設 完成予想図
硬質地盤対応ゼロパイラーによる施工イメージ図
「ゼロクリアランス工法」の実績事例
隣接構造物との隙間(デッドスペース)をゼロに抑え、敷地を最大限有効活用する工事を行った。
(東京都墨田区でのビル新築工事)
■ 事業概要
• 事業名 : カイロ大学小児病院外来診療施設建設計画
• ODAの種類 : 無償資金協力
• 工事場所 : エジプト・アラブ共和国カイロ県カイロ市
• 発注者 : カイロ大学 (Cairo University)
• コンサルタント : (株)日本設計・ビンコーインターナショナル(株)
コンソーシアム
• 元請業者 : 大日本土木株式会社
• 施工者 : 株式会社技研施工
• 圧入工工期 : 2019年8月下旬~9月下旬(1ヵ月間)
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社技研製作所
- 所在地 高知県
- 業種 機械
- URL https://www.giken.com
過去に配信したプレスリリース
超小型電気自動車専用の機械式駐車場「EV エコパークⓇ」を開発
2022/4/20
アクティオとレンタル業務提携契約
2022/3/24
セネガル・ダカール港ODA案件 「ジャイロプレス工法®」による岸壁改修を完工
2021/5/13
新型機「CLW100」「CLP200A」発売
2021/3/11
インプラント工法®による初の地すべり抑止杭を完工
2020/8/18
世界遺産の運河護岸改修で技術開発連携協定
2020/5/20
当社代表取締役社長 北村精男著 『国土崩壊-「土堤原則」の大罪』加筆版を発売
2020/5/20
「ジャイロパイラー®」が日本機械学会優秀製品賞
2020/4/15
神奈川県川崎市で「エコサイクル®」 2基が採用
2019/8/6
エジプトの病院施設建設工事で 技研の「ゼロクリアランス工法」が採用
2019/7/30